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 Mozart Toy Symphony 
リンク曲について
明日からいよいよ失業給付が途絶える。ハローワーク経由で応募した二社には期待しているが、やや焦りを感じているのが、昨今の私の偽らざる心境である。そんな時にはやはりモーツアルトのクラシックでも聞いて心を落ち着かせたい。すっかり気候の良くなった初秋の夕べにはToy Symphony(玩具のシンフォニー)とオンザロックのウイスキーがあればあとは何も要らないのである。
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セカンドライフ就職活動の難しさ
定年してから既に8箇月が経った。7月末にはついに念願かなって土木会社に就職し大型ダンプカーのハンドルを握ったが、我がドリームは一箇月で消え去った。やはり現実は厳しい。だが、今振り返ってみればその一箇月は苦しくもあり輝かしい一箇月でもあった。私はネガティブなものとは決別し、気を取り直して二度目の就職活動に入った。

もう一度ダンプカーのハンドルを握るか、はたまた同じ大型貨物でも運送業のほうのドライバーを目指すか、それとも以前のキャリアとスキルを生かして建築のほうで身を立てるか?その結論は未だに決着に至っていない。ここで感じるのは、職種にもよるが定年を過ぎての再就職はやはり厳しいということである。

60歳を過ぎると肉体労働を伴う職種は特に厳しい。実は昨日も鋼材の出荷における鋼管パイプの積荷作業(天井式クレーンによる)の求人の応募をハローワークで行ったが、タッチの差で既に四十代のかたに決まったとのことであった。この仕事は場内で大型車を移動するために大型免許が必要で、鋼材販売商社の下請けで、週休二日制を採用しており、比較的安定した仕事だったので残念な結果であった。

運送業では昨今ドライバーの深刻な人手不足が指摘されているが、その市場でさえも60歳以上で経験がないと就職は厳しい。雇う側としては事故を起こされるのが一番怖い。だから慎重にならざるを得ないのだろう。まして大型車による重大事故や、高齢者による交通事故が社会問題になりつつある昨今、大きな流れに逆らうことは難しい。

そんな運送業と比べて比較的門戸を広げているのが建設業のダンプ業界である。その背景には大震災の復興に伴う公共事業の発注が絡んでいる。福島県沿岸部の南相馬周辺では放射能に汚染された土の大規模な移動が発注される見込みで、これによってダンプカーの需要は大幅に増すものと踏んでいる。但し、はっきり言ってこの業界はハイリスクである。現場によっては崩れやすい路肩のある狭い道や崖っぷちを走らねばならないこともある。雨で路盤が悪化して鉄板から車輪を外せば這い上がれなくなることもある。悪路を走るため車への負担は尋常ではないし、運転が下手なドライバーは即お払い箱となる。

※UD大型ダンプカー


そういうリスクを考えるならば大型にこだわらず4トンダンプという手もあるのかも知れない。しかしながら、4トン車になるとリスクも減るが収入も少なくなる。ここが難しいところである。4トンにしばらく乗ってから大型にステップアップという手もあるのかも知れない。4トンの難しいのは解体現場が多く、解体作業も手伝わねばならないということである。ただ単に漫然とダンプに乗っていればいいというわけにはいかないのである。

※ISUZU4トンダンプカー


残る選択肢として考えられるのは建築技術関係の仕事である。今更現場の第一線に立つというつもりはないが、建設関係の中小企業で若手の教育をしたい、自社の社員に安全意識を植え付けたいという企業があれば、私の出番在りと思っている。ハローワークの紹介で本日履歴書と職務経歴書を送ったA社にはそんな雇用が生まれるのを期待している。
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著者挨拶

ここで仮に、A社の書類選考を通過して面接まで漕ぎ付けたと致しましょう。もし面接時に「横町さんのセールスポイントは何ですか?」と問われたならこう答えることでしょう。「現役時代において、人の心を掌握することを常に心がけて参りました。スキルとキャリアはもちろんですが、私は御社が求めるなら、仁徳をもって社員に品質管理、安全管理のノウハウを教育したい」と。本日も最後までご覧頂きありがとうございました。 

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