fc2ブログ

小説「現代版津軽」その3外ヶ浜

               小説「現代版津軽」          その3 外ヶ浜 列車が蟹田駅を出発したのは11時20分過ぎだった。「カタ・カタ・カタ・カタ…」ディーゼル列車は独特のエンジン音を鳴り響かせて走りだした。雪景色に覆われた津軽の原野に点在する小さな集落は寒村という表現が一番相応しいのかも知れない。それは日本文化独特のわびさびの観念に近いもので私の心をとらえ、一層本州最果ての地への旅情... 続きを読む