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東街道をゆく 宮城野界隈 鈴虫壇に遊んだ仙台城の姫君

本日は週の中休みを利して、文芸誌「みちのく春秋」への寄稿のための取材を行った。向かった場所は宮城野区の宮千代地区である。先ずは最初の目的地である鈴虫壇に着いた。仙台東ロータリークラブ発刊「詩歌の宿 心の宿 宮城野」によると、安永年間(1772~1780)の地誌『残月台本荒萩』に「榴か岡の東に広き野あり、これを宮城野原という」との記載があり、「東は海辺まで」とされる。往時は沖積でできた広大な荒野一帯... 続きを読む

熊谷万山が昭和初期に描いた宮城野原のおもかげと東街道

昨日、宮城野区図書館で「仙台市史 特別編7(城館)」を借りた。その中に興味深い絵図があったので紹介したい。実は宮城県の県名の由来は宮城野原にあると言ってよく、このあたりは貴族の詠んだ和歌の歌枕にもなっている。宮城野とは広義には陸奥国宮城郡の平野(広大な沖積平野)を指す。その昔は葦や葦の生い茂る原野であり、秋ともなれば鈴虫の鳴き声が聞こえる風流な地であった。宮城野にちなんだ和歌としては「宮城野の... 続きを読む