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陽明学者熊澤蕃山 身を挺して旧態依然の体制に抗う

前書き我が国は東アジアの小さな島国にあって儒教国家と言われる。我が国の武家社会に根付いた儒学を大きく二つに分けると朱子学と陽明学になる。今回紹介する熊澤蕃山(1619~1691)は師匠の中江藤樹の思想を継いだ反骨の陽明学者である。幕府の批判をしたがゆえに、晩年には幽閉されてしまうものの、死後は藤田東湖や山田方谷、吉田松陰などにも影響を与えたとも言われる。また、勝海舟は蕃山のことを「儒服を着た英雄」... 続きを読む

佐藤一斎『重職心得箇条』とは?

  [美しき日本] 岐阜 佐藤一斎  リンク動画について幕末の偉大な思想家である佐藤一斎のプロフィールである。私は去る2018年4月28日、自らのブログに「偉大な思想家・佐藤一斎への畏敬」と題した記事を書いた。その時は代表的著作である『言志四録』について触れた。 その中で元首相である小泉純一郎が、2001年の国会審議で引用して有名となったのが「少くして学べば壮にして為す有り……老いて学べば死して朽... 続きを読む