fc2ブログ

「お疲れ様」「ご苦労様」の美徳:他の言葉での代用は難しい

我が国の企業に於いて、主に使われる労いの言葉は大きく分けて二つある。一つ目が「お疲れ様」であり、もう一つが「ご苦労様」である。今日はこれについて話をしたい。実は或る大企業の二社(自分の知る限りでは)のTOPが揃って「お疲れ様」という挨拶を企業内で禁止としている。その理由は共通しており「疲れていては仕事が出来ないから」であると言う。自分はこれを曲解(語感から受ける印象を最優先してしまい、背後に潜む労い... 続きを読む

幕府のイデオロギーに使われた林羅山の朱子学

前書き 今回は徳川家康の指南役を始め、徳川四代に儒者として仕えた林羅山を紹介したい。羅山は前回紹介した藤原惺窩の弟子に当たる。羅山は朱子学を基本に講じているが林家はその後も徳川幕府の責任的な立場に置かれることになった。 参考にした文献は疋田啓佑著『儒者 日本人を啓蒙した知の巨人たち』である。藤原惺窩が日本における朱子学の魁ならば、羅山は惺窩の精神を受け継ぎこれを幕府に伝える役割を果たした人物と... 続きを読む

武家社会のイデオロギー確立に尽力した儒者・藤原惺窩

まえがき 拙ブログでは過去に日本の儒者(儒学者)のことを数人取りあげた。三浦梅園、佐藤一斎、吉田松陰らである。今回は疋田啓佑著『儒者』を参考に、我が国の著名な儒者を紹介したい。そのために、新たにカテゴリーとして「日本の儒者の研究」を本日追加した次第である。儒者の名は「近世儒学の祖」と言われる藤原惺窩(ふじわらせいか)である。藤原惺窩(1561~1619)は日本で最初に朱子学を学び、武将たちに伝えた... 続きを読む