fc2ブログ

追想・吉田松陰石巻訪問170周年を迎えて

先日、石巻における吉田松陰(1830~1859)の足取りなどを書きたいと述べたが、石巻の止宿先の仙台藩士・粟野杢右衛門宅などの資料が揃ったので、あらましだけでも書いてみたい。4年前の2018年11月25日に書いた拙記事「吉田松陰が遊歩した東北」を引用しながら話を進めたい。参考にした図書は織田久氏著『嘉永五年東北』である。 吉田松陰は兄貴分の宮部鼎蔵(1820~1864熊本藩士・後の池田屋襲撃事件で... 続きを読む

吉田松陰が泊まった石巻:粟野杢右衛門屋敷跡

私は以前、織田久著「『嘉永五年東北』吉田松陰『東北遊日記』抄」を読んで吉田松陰が嘉永5年(1852年)に東北を遊歩した時の主な旅程をブログに書いた。①吉田松陰が遊歩した東北一https://gbvx257.blog.fc2.com/blog-entry-104.html②吉田松陰が遊歩した東北二https://gbvx257.blog.fc2.com/blog-entry-103.html一方で、松陰が訪れる64年前の天明8年(1788年)に、石巻を訪れた古川古松軒(地理学者)は「石の巻は奥州... 続きを読む

吉田松陰が遊歩した東北2

吉田松陰が遊歩した東北2・江戸では桶町の河岸の鳥山信三郎宅に身を寄せた。・嘉永5年4月18日:松蔭、足軽二人に護送され江戸を去る。・同年5月12日:萩に到着。室に幽閉さえ藩の沙汰を待つ。・同年12月8日:士籍を剥奪され、家禄没収の沙汰が下る。但し松蔭は父百合之助の育み(預かり)となり、長州藩に仕える身は留保された。同時に長州藩主・毛利慶親から百合之助を通して、松蔭の十年間に渡る諸国遊学の許可を申し... 続きを読む

吉田松陰が遊歩した東北1

前書き最近、織田久氏の著物を読んだ。「『嘉永五年東北』吉田松陰『東北遊日記』抄」である。織田久氏と言えばつい先日読んだ「江戸の極楽とんぼ『筆魔可勢』ーある旅芸人の記録」の著者でもある。織田久氏のプロフィールについて、著物から引用したい。織田久:1934年生まれ。早稲田大学美術史学科卒。日本読書新聞を経て無所属編集者。著書に『広告百年史』(明治篇・大正昭和篇)、『江戸の極楽とんぼ』(無明舎出版)があ... 続きを読む