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東街道をゆく 岩沼編その6

本日私は久しぶりに岩沼に向かった。理由は二つの城跡の取材である。文芸誌「みちのく春秋」に連載中の『東街道をゆく』の「その3」を書くためである。前回は金蛇水神社のことをブログに書いたが、これだけでは何か物足りないものを感じたのである。宮城県(一部は岩手県南部)の城や館の跡を巡るとき、参考になるのが郷土史家・紫桃正隆氏の書いた『仙台領内古城・館』(全5巻)である。本書は1400箇所近い城や館を取材した... 続きを読む

東街道をゆく 岩沼編その2

前回紹介した原遺跡(三回に分けて調査が行われた遺跡)について補足させて頂くならば、一辺が一メートルにも及ぶ大きな柱穴跡が三基並んでおり、7世紀~9世紀にかけての土器や須恵器(円面硯を含む)が出土したことである。円面硯は東海地方で作られたものとされ、東北では初めて出土したものであるという。これによってこの建物が官衙として使われ、文字を使うことのできた役人や僧侶が使用していたものと推測されているという... 続きを読む

東街道をゆく 岩沼編その1

連載中の作品「東街道をゆく」を寄稿している文芸誌の締め切りが残り一箇月を切った。世間はコロナウイルス騒ぎでなにかと制約があるが、うかうかしていられない。私は本日、意を決してバイクを宮城県南部の岩沼市に走らせた。事前に入念な下調べを施しての出発である。先ず初めに向かったのは稲葉の渡し(亘理の田沢地区と岩沼の玉崎地区を結ぶ渡し船が往来していたところ)である。古代律令国家の時代、阿武隈川の「稲葉の渡し」... 続きを読む

『東街道をゆく』の文芸誌への連載が始まりました

私は2013年より7年間に渡って文芸誌「みちのく春秋」に作品を寄稿しているが、最新作の歴史ものである『東街道をゆく』が、春号から連載された。「みちのく春秋」は東北に住んでいる作家のみが寄稿できる文芸誌である。目次を紹介したい。私の作品である『東街道をゆく』は52頁から4頁の割り当てとなっている。今回は27の作品の掲載で価格は税込み¥800となっている。購入を希望されるかたは、下記の宛先にメールに申... 続きを読む

往古へのロマン東街道をゆく(亘理編)

前書き そろそろ文芸誌「みちのく春秋」の投稿の締め切り日が迫ってきた。今回はこれに備えて『東街道をゆく』亘理編をブログに掲載することにした。去る2月15日(土)の足取りを改めて振り返ってみたい。 喫茶「遊」訪問 自分が定年する数年前のことである。宮城県南部の亘理町を訪れた際、一風変わったカフェ(喫茶)を見つけた。その名は喫茶「遊」である。「遊」の立地は素晴らしく、なだらかな阿武隈山地の中腹から... 続きを読む