fc2ブログ

歴史随筆『東街道をゆく』 鈎取~茂ヶ崎

鹿除土手(ししよけどて) 二〇二一年の四月、私は東街道の山田地区、鈎取地区を訪ねる際、太白区山田市民センターに立ち寄った。東街道絡みの史跡に関する資料を収集する為である。その際、市民センターの建物の傍にフェンスで囲まれた一画があるのに気づいた。どうやら史跡らしい。それは藩政時代に造られたとされる鹿除土手(杉土手とも)を現状保存したものである。(山田地区の土手の全長は約五十メートル)鹿除土手は仙台藩... 続きを読む

花は相馬に、実は伊達に

戦国の世に築かれ、城主を変え幕末まで居を構えた蓑首城連休中の5月4日、宮城県亘理郡山元町の愛宕山城を訪ねた私は目と鼻の先にある蓑首城(みのくびじょう)へと向かった。こうした史跡探訪で欠かせないのは周囲の環境をよく観察し、往時の思いを頭の中にイメージすることである。ただ観察するのみでなく出来れば往時の武士(もののふ)に成り切りたい。即ち、単なる史実のみの羅列に留まらず創作に及ぶのなら、この成り切りこ... 続きを読む