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山本周五郎時代小説『壺』

初めに久しぶりに山本周五郎の時代小説を読んだ。時代小説は歴史小説とは一線を画し、登場人物や出来事を史実に合わせる必要がない。それだけに自由度は高いのだが、反面作家は時代背景、仕える藩の状況、屋敷の佇まい、庭に咲く草花に至るまで、非常に幅広い知識が要求される。少なくとも、読者に対して真実味を与える作品とするならば、このようなことを知り尽くしていなければとても書けないのである。山本周五郎の作品を読んで... 続きを読む