FC2ブログ

奄美大島の石で至福の晩酌

 島育ち/田畑義夫(若い頃のステージ) https://www.youtube.com/watch?v=Jhyy4pkOs6Eリンク曲について毎年寒くなると、あの時の思い出が甦ってくる。あれは16年前のことだった。一月半ばの厳寒期を迎えた頃、仕事で奄美大島出張を命ぜられたのである。苦しいことが圧倒的多かった現役時代、奄美大島出張は数少ない、夢のような思い出である。奄美大島は鹿児島から350キロ、沖縄よりは北だが、文字通り「南国の楽園」であ... 続きを読む

奄美大島で拾った丸い石

 奄美大島 ホノホシ海岸 リンク動画について私は毎年今頃の時期になると決まって或る南の島のことを思い出す。話は今から15年前に遡る。私は仕事で奄美大島に出張するということに遭遇したのである。往時のことは詳しく書き留めているので奄美大島出張 初日その1をご覧頂きたい。本日リンクした動画はホノホシ海岸の様子である。動画を見て気付いたかたもおられると思うが、この海岸は玉石だけの海岸である。珊瑚礁で囲まれ... 続きを読む

11年前の奄美大島土産発見!

  ネリヤカナヤの国からの土産※ネリヤカナヤとは奄美大島で信仰される人間に様々な豊穣や幸福をもたらす神々の国のことである。 先週の土曜日のことだった、物置の片付けをしていてふとしたものが私の目についた。それは11年前の奄美大島出張で持ち帰った丸い石三個(書庫のNF小説「ネリヤカナヤからの授かりもの」にも登場する)とサンゴの欠片と巻貝である。左の大きな石は手元に置いていたが、他のものは私の記憶では... 続きを読む

今から十年前を描いた私小説「ネリヤカナヤからの授かりもの」

  外海である太平洋の荒波が岩を削り、石を転がす    そそりたつ岩に挟まれた海岸に 波音は唸りのように反響し   引き波とともにさらわれる玉石がぶつかりあい   地中に吸い込まれていく泡が音をたてる   目を閉じれば地球というコンサートホールに拍手の嵐が渦を巻く    以上、山川さら著、㈱星雲社「ムンユスイ」より引用  私にはどんな宝物よりも大切にしている一個の石が... 続きを読む

閻魔大王の土産に描いた絵

 南国奄美に移り住み命をささげた男8年ほど前に仕事で訪れた奄美大島。南国の楽園と言われるこの島は私の人生観を変えるような極めて大きなインパクトを与えた島でもあった。南国の楽園奄美大島出張へのリンクhttp://blogs.yahoo.co.jp/bgytw146/13027089.htmlその奄美大島で今から33年前の昭和52年9月11日、無名の画家が一人淋しく誰にも看取られずになくなった。画家の名は田中一村(本名、田中孝)下の絵は田中一村の... 続きを読む

奄美出張19日目(東洋のガラパゴスに別れを告げる)

平成15年2月2日仙台に帰る日が来た。長いようで短い夢のような19日間であった。仙台と奄美では温度差が15度近くもあるので風邪をひかないようにしなければ…2つ目のトンネルをくぐったところにあるたこやき屋で昼食をとる。笠利町から見る珊瑚礁のエメラルドグリーン色の海は美しくため息が出る。レンタカーを返して空港に向かう。空港の待合室に行くと、喜界島や徳之島への空の便の案内が電光掲示板に出ている。そう、奄美大島は奄... 続きを読む

奄美出張 14日目その2(亜熱帯の水族館)

駐車場に車を停めて館内に入ると2階建の建物ほどの大きな水槽があり、その中には3歳になるという赤ちゃん亀、珍しい熱帯魚がいっぱい泳いでいた。シアターで奄美の海の映画を上映するということで見てみることにする。珊瑚礁に囲まれた奄美の美しい海岸、熱帯魚が泳ぐ海中の様子…がまるで目の前にあるような臨場感で上映される。興味深い写真を見つけた。熱帯の砂浜にのみ産卵するオサガメが日本で唯一奄美大島の瀬戸内町の海岸に... 続きを読む

奄美出張 14日目その1(奄美海洋展示館)

平成15年1月25日きょうの奄美の海は荒れ模様、現場(岸壁のそば)まで波しぶきが飛んできて車のフロントガラスに塩のあとが付くくらい風が強い。奄美滞在も残り少なくなってきた。そうだ仕事の合間に通勤コース大浜公園にある「奄美海洋展示館」に行ってみよう。 私は「奄美海洋展示館」に車を走らせた。白波の荒れ狂う東シナ海の海岸沿いに目指す展示館はあった。さすがに悪天候だけに見学者はまばらだ。…続く... 続きを読む

奄美出張 6日目(奄美のクロウサギ)

平成15年1月20日島に来てきょうで6日になる。奄美大島はこの季節は肌寒い(といっても15度位)日と小春日和のような暖かい日が入り混じるらしい。暖かい日には1月だというのに岸壁のベンチで薄着で昼寝をしている人を見かける…この時期に内地で同じことをしたら凍えてしまうだろう。島の若者はIターンが多いようだ。仕事で知り合ったA君も一度島を離れてから大阪で運転手をして結婚し、子育てをするのにこちらに戻ってきたそうだ... 続きを読む

奄美出張 4日目その5(視界270度のパノラマ)

平成15年1月18日(土)その5舗装された山道をしばらく進むと今里の海岸に抜けた。ここから東シナ海を北上すると小高く岬になった嶺山公園に着いた。階段をしばらく歩いて見晴台に立つと270度の大パノラマが開ける。すばらしい!絶景だ!空と海の蒼さがそれを助長する。その昔源氏の追撃を逃れた平家がこの島に移り住み、この岬で追ってくるかもしれない源氏を見張った。また戦時中は息子や夫の戦地からの帰還を待ちわびた母... 続きを読む

奄美出張 4日目その4(亜熱帯の森を縫って進む)

平成15年1月18日(土)その4ホノホシ海岸を離れたあと、58号線を名瀬方向に戻り島の南西部の宇検村に進路をとる。亜熱帯植物の生い茂る深い森を縫うように走る林道を抜け、しばらく走ると焼内湾が視界に入ってきた。奄美大島はどこに行ってもすばらしい。景色に見とれて走っているうちに傾斜のついた畑の中を走る道に差し掛かった。もんぺをはいた二人のおばちゃんが道の真中を歩いている。なんとおおらかな風景だろう。これ... 続きを読む

奄美出張4日目 その3(冬とは思えない南国の強い日差し)

平成15年1月18日(土)その3マングローブを見物したあと瀬戸内町に向かう。途中の道は奄美の濃密な森を縫うように進む。森を抜けると太平洋の大海原が見える。変化に富んだ景観を見ているうちに目指す瀬戸内町に到着した。南斜面に拓けた瀬戸内町は白を基調としたコンクリートの建物が多く写真で見たエーゲ海の美しい町を連想させる。港の向こうには加計呂麻島が見える。(あとで知ったことだがこの加計呂麻島で風天の寅さんのロケが行... 続きを読む

奄美出張4日目 その2(秘境へ…)

平成15年1月18日(土)その22つめのトンネルを抜けてしばらくするとマングローブパークに着いた。奄美大島のマングローブは西表島に次ぐ国内第2位の規模とのことだ。マングローブとは熱帯、亜熱帯地方の海水と淡水の混ざる水辺に見られる植物の総称である。なにかこの景色を見ているとここが日本なのかどうか疑ってしまう。東南アジアの一部に思えてしまう。…続く... 続きを読む

奄美出張 4日目その1(島の探索)

1月18日(快晴)今日は仕事が休みなので島の南の瀬戸内町に観光がてらに行ってみることにする。宿がある名瀬市は島の西側(東シナ海)にあるので、まず行ったことのない島の東側にルート(唯一の国道58号線)をとって太平洋側に出る。ここからマングローブのある住用村を通って国道58号線を南下すれば、瀬戸内町に着くはずだ。…続く... 続きを読む

奄美出張 3日目(東シナ海に沈む夕日)

1月17日                      今日は所用で名瀬市内の中心部に行ってみた。古い店が多く立ち並び横丁のように店が連なった一角がある有料駐車場に車を停めて歩いてみる。食料品、衣料品、雑貨店家具屋、本屋、100円ショップ、金物屋…いろいろな種類の店が雑然と狭いアーケード(道幅3m)の中に建っている。アーケード街では早くもおぼろ月夜の曲を流している。内地では考えられないがここ奄美大島に来る... 続きを読む

奄美出張 2日目

1月16日きょうで他の社員2人は鹿児島に帰るというので仕事の引継ぎ、そして昨日客先の会えなかった人への挨拶が今日の主な仕事である。会社にはきょうから宿を替える旨を話していたので、時間をもらい名瀬市(現奄美市)内に宿の予約をしに行く。ホテルガイドで前から目星を付けておいたビックマリン奄美に決定する。(目の前は名瀬港のオーシャンビュー、全室冷蔵庫、ウォッシュレット式トイレの付いたリゾートホテル)シーズンオ... 続きを読む

奄美出張 初日その3

その日の夕食は定番の魚料理と豚の角煮…イセエビ料理を期待していたので少々がっかりしたが、この料金(一泊二食付き5500円)でイセエビ料理はやはり無理…宴会(顔合わせ会)では奄美の地酒である黒糖焼酎のれんと(奄美の海の色を思わせる青いビンと珊瑚礁を思わせる紫と青のぼかし模様のラベルを貼った甘さを押さえた武骨な男の酒…)と里の曙(こちらは黒糖本来の芳醇な香りとこくを持った万人向けの酒)で乾杯する。私以外は全て... 続きを読む

奄美出張 初日その2

待ち合わせた社員と奄美空港隣の西郷レンタカーで車(真っ青のマツダデミオ)を借りて二人で乗り込む。しばらく行くと道の両側に花が咲いている。(ブーゲンビリアらしい)ここ奄美大島では一年中花が咲き乱れているとのこと。車内で奄美の有名な画家(後で思い起こせば田中一村のことらしい)の話や「島の名産のぽんかんという果物がおいしい」などと興味深い話を聞かされる。さほど長くない二つ目のトンネルを抜けると徐々に町場... 続きを読む

奄美大島出張 初日その1

平成15年1月15日仙台空港を朝出発した私は飛行機を乗り継いで、正午ころ大阪伊丹空港から奄美大島に向かう飛行機の中にいた。瀬戸内海上空にさしかかると海岸線が手に取るようにわかる。天候は晴れてはいるが、所々雲がかかっていて雲の中に入る度に視界が遮られる。それでも瀬戸内海のあちこちに点在する大小の港の存在がはっきりとわかる。仕事で行くとは言え胸躍る気分だ!飛行機は四国を斜めに横断し九州の東海岸(宮崎)を通... 続きを読む