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随筆「昨今の私の歴史志向」

随筆「昨今の私の歴史志向」ブログを運営していると様々なブロ友様から読書に対しての啓発を頂戴することがある。私の触手が動くカテゴリーは主として、文学・歴史・啓発本・エッセイの類である。私にとっての読書は自分自身の筆力向上のためである。私は常日頃から短編でもいいので歴史小説を書きたいと感じている。その動機が歴史への探求心に直結しているのである。歴史エッセイは概ね書きやすいのだが、歴史小説を書くのはなか... 続きを読む

私の心の拠り処とする大河ドラマとは?

私の生き方を大きく変えた大河ドラマとは?つい最近YOU TUBUで1970年NHK大河ドラマ「樅ノは残った」が登場し、ウェブサイトからリンク可能になったので紹介する。尚、この「樅ノは残った」大河ドラマ版は数十作にも及ぶ大河ドラマの中で、87年に放映された「独眼流政宗」とともに数少ない(二作品)仙台藩に関するものであることをお伝えしたい。本日は総集編の前編と主な配役と見どころなどについて解説したい。伊達騒動(... 続きを読む

エッセイ「作家にとって批評はありがたいものか?」

尊敬する阿川弘之氏への追悼作家の阿川弘之氏が去る8月3日、94歳でなくなった。謹んで冥福をお祈りしたい。奇しくも本日取り上げる記事に彼が登場することになったが、つい一時間前まで私は彼の死を知らなかった。さきほどインターネット検索で偶然に知り得たゆえ、その衝撃は極めて大きかった。またしても文学界の巨星墜つというのが私の実感である。彼は志賀直哉の末弟子であった。私はこれも何かの因果と受け止めている。因... 続きを読む

「帰って来た木枯し紋次郎」を読んで

帰って来た木枯し紋次郎笹沢左保原作「帰って来た木枯し紋次郎」あらすじ或る事件に関わり、瀕死となった紋次郎は己の命を救った豪商花菱屋友七の手厚い看護を受けて回復に至る。渡世人ゆえ隠まれての生活だった。堅気との関わりを避けてきた紋次郎も命の恩人である友七には特別な恩義を感じたのである。そうこうしているうちに彼は事件に巻き込まれて行く。利害によって生き方を左右される堅気と義理と人情に生きる渡世人は一部に... 続きを読む

尊敬する三人の歴史作家

私に影響を与えた三人の歴史作家歴史の探求は、その断片に触れたきっかけにより、多くの方面への興味へと波及することが往々にしてある。昨今の私の歴史への興味は先祖への畏敬、並びに郷土愛に端を発しているものであるが、いつのまにかこれが転じて幕末を舞台にした東北や新潟(賊軍全体)に及ぼうとしている。こうした傾注を更に加速させたのが歴史小説である。今日は私がこうした影響を受ける元となり、且つ尊敬して止まない三... 続きを読む

私が尊敬を寄せる歴史作家星亮一氏

新撰組サミット(福島)に於ける星亮一氏(6分9秒以降)最近、幕末に関する本を二冊読んだ。左が歴史小説「旗巻峠の密書」、右が奥羽越列藩同盟、筆者はいずれも星亮一氏である。これは星氏の出身校である宮城県丸森町立小斎小学校で行われた「旗巻峠の密使」の上映に関する案内である。小斎は相馬から伊達に寝返った佐藤為信という武将が代々所領として治めてきた土地である。佐藤宮内は為信の子孫で幕末時に於ける小斎の殿様で... 続きを読む

樅ノ木は残ったハイライトその2

 樅ノ木は残ったハイライトシーンその2山本周五郎原作NHK大河ドラマ「樅ノ木は残った」、本日は前回に引き続きそのハイライトシーンその2についてお伝えする。今回も読者の皆様への便宜を図り、主な配役を掲載する。これは主人公の原田甲斐がある晩、首謀者の伊達兵部を訪ねるシーンである。大老酒井雅楽頭と組んで仙台藩のっとりを企てた兵部は幼君の亀千代(仙台藩四代目藩主)の毒殺を図るが失敗(かつて甲斐の家臣であった... 続きを読む

樅ノ木は残ったハイライトその1

 不朽の名作「樅ノ木は残った」の全容に迫る最近歴史ものに傾注する傾向の強い本ブログであるが、私は昨年の末頃から山本周五郎原作の「樅ノ木は残った」に関心を持ち、ずっと追いかけてきた。これは伊達騒動と言われる仙台藩の内紛(幕府を巻き込んだ一大事件)に関するものである。1970年NHK大河ドラマで放送されたこの作品はビデオが普及する前ということもあり、わずかに総集編版(上下二巻)が残るのみである。私は出入... 続きを読む

「樅ノ木は残った」クライマックスシーン

伊達六十二万石取り潰しを防いだものとは?去る6月21日午後、私は出入りの図書館に趣き、山本周五郎原作「樅ノ木は残った」NHK大河ドラマ版ビデオを三度目の鑑賞に及んだ。きょうはそのクライマックスシーン(結末の部分)をお伝えしたい。これは大老である酒井雅楽頭忠清(右)が老中の久世大和守広之から伊達六十二万石の分割に関する密約書の存在を指摘されたシーンである。外様大名である伊達藩を撮り潰すのは幕府の思惑が... 続きを読む

原田甲斐屋敷から見た経ヶ峰、仙台城跡

仙台藩士原田甲斐が350年前に見た風景とは?きょうの早朝に私はかつて仙台藩の重臣の屋敷があった片平町を訪ねた。位置としては仙台市の中心部よりやや西よりの部分で、近くには東北大学や東北学院大学もあり、文教地区である。また広瀬川を見下ろす河岸段丘には高層マンションが建ち並び藩政時代の面影はほとんど残されていない。少し前にも本ブログで紹介した原田甲斐仙台屋敷は道路の右側の木が生い茂っているところである。... 続きを読む

「松の花」に見る我が国の良妻賢母像

山本周五郎「松の花」1942『婦人倶楽部』発表山本周五郎「松の花」あらすじ紀州徳川家の佐野藤右衛門は千石取りの家老である。彼は六十四歳になるが髪に少し白髪が増えたのと視力がやや衰えたのを除けば壮年の者を凌ぐほどの健康を有していた。彼は年長者への配慮により長年勤めたお勝手役の職を解かれ、代わりに藩史編纂の担当を任ぜられていた。昨今彼は「松の花」と言われる紀州家中の烈女、節婦といった誉れ高い女性たちの... 続きを読む

原田甲斐は逆臣ではなかった?今までの伊達騒動の定説を覆す歴史大作!

1970年放映、山本周五郎原作NHK大河ドラマ「樅ノ木は残った」三連休最後のきょう、私は仙台市図書館で山本周五郎原作のNHK大河ドラマ「樅ノ木は残った」のビデオを三時間に渡り鑑賞した。 裏切り、憎しみ、破綻…、この世で不安のない人はほとんど居ない。この動画をご覧頂きたい。強風になびく竹林はあたかも人の世に風雲急を告げる様々な厄難を彷彿させる。そして鬼の面、おかめの面は様々に表情を変えゆく波乱の人生を... 続きを読む