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九百年前に埋もれたヒバの運命

     虎は死して皮を残す。   ではヒバは枯れてなにを残したのか?本州最北の地、下北半島。ここは訪れた人にしかわからない寂寥感(人工的な開発が入っていない殺伐とした原生林が延々と続く独特の雰囲気)があります。幾度か仕事で訪れて慣れた私ですが初めてこの地を訪れればこの雰囲気がわかって頂けると思います。東通村猿ヶ森のヒバ埋没林はそんな場所に存在しました。まさかりのような形をした下北半島の東側、太平... 続きを読む

現代人が失った心を尻屋崎に学ぶ

本州最涯地(最果ての場所の意)青森県下北郡尻屋崎本州の太平洋側をどこまでも北上すると、いったいどこに到達するのか?これは岬の本当の先端の部分である。北緯41度25分49秒、東経141度27分44秒、沖合いで太平洋と日本海の荒波が激しくぶつかりあう。荒涼とした下北の原野が崖となって海に落ちる。ここ尻屋崎には最果ての地に相応しい殺伐とした寂寥感が満ちている。そして年中吹きやまない強風は容易に人を寄せ付... 続きを読む

冬に立ち向かう寒立馬

本州の北の果て下北半島の東の先端尻屋崎の原野の放牧馬、寒立馬(かんだちめ) お前は一体何を考えて最果ての荒涼たる原野に立つのか? 氷点下12度の酷寒の猛吹雪に耐え抜き春を待つその姿に人は心を打たれる そのけなげな瞳に映る下北の大地はお前を暖かく見守る お前はサラブレッドのように速くは走れないしスマートさもない。だがお前には神から授かった大事なものがある…それは酷寒の下北を生き延びるためのたくましさと忍... 続きを読む

荒れ狂う津軽海峡

ついに正体を現した魔の海、津軽海峡昨日までの凪はどうしたんだ?激しくうねり、怒り狂う津軽海峡青函連絡船遭難を始め多くの人々がこの荒海で命を落とした。 北海道をバックに暗雲がたちこめ、海が荒れるこれくらいは序の口だと言わんばかりに… 岩に打ち付ける波季節風が吹き荒れる。大波でうねった海に白波が立つ。 砂浜にも容赦なく波を打ちつける荒海広範囲の海岸線が「ゴーー」とうなっている。まるで怒っているように… 大岩... 続きを読む

幻想的な津軽海峡に沈む夕日

人にも感情があるように海にも感情がある。時として荒れ、時として凪…さまざまに表情を変える本州の最果て、津軽海峡冬場には荒れることが多い津軽海峡だが、晩秋のこの日は朝から凪だった。佐井村の沖を一隻の漁船が白波を立てて通った…さまざまな小説や歌の舞台にもなった津軽海峡はこの日、下北に来て間もない私を暖かく見守り、向かい入れてくれた。 海に浸る前の夕日 夕日が水平線とつながった瞬間この瞬間、私は穏やかな晩秋... 続きを読む

殺伐、荒涼とした海岸を行く鉄道と幸田露伴文学碑

青森の下北半島の内海陸奥湾沿いに走る国道279号線北に向かって走る途中、よく見ると『幸田露伴文学碑』の立て札が…幸田露伴は明治時代の文学者で小説「五重塔」を書いたことで有名です。 霊場、恐山を背景に立つ幸田露伴の文学碑冬になるとこの辺は地吹雪がひどいので、竹の囲いを設置しているのでしょう。 ススキと白波立つ陸奥湾を見守る恐山恐山は霊場と言われるだけあって威厳があります。ちなみに恐山はイタコと言われる... 続きを読む

本州の北の果てを行く

本州最果ての地、青森県下北半島大間崎今年は津軽半島の龍飛崎にも行きましたが、最果ての地にはなんとなく寂寥(せきりょう)感、悲壮感が漂うものです。私は生まれて初めてこの地を訪れましたが、この日は早朝に大間崎に行ってみました。石碑の後ろに見えるシルエットは北海道です。19キロほど離れているそうですが、かなり近く見えるんですね!!大間といえばマグロの町としても有名です。この面白いモニュメントはマグロの一... 続きを読む