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木枯し紋次郎に我が人生を重ねる

上條恒彦 だれかが風の中で 木枯し紋次郎リンク動画解説最近、毎日のように時代劇チャンネルで「木枯し紋次郎」の再放送を見ている。『だれかが風の中で』は、1972年(昭和47年)にリリースされた上條恒彦のシングルで、フジテレビで同年放送された『木枯し紋次郎』の主題歌である。時代劇にこのような曲『だれかが風の中で』を合せたのは冒険だったのかも知れないが、不思議なほどマッチしている。その理由としては歌詞「どこか... 続きを読む

限りなく事実に近い話/若き日の失恋体験&ベティ・デイヴィスの瞳

 Kim Carnes ベティデイヴィスの瞳 無頼派と言われた作家・坂口安吾は、自らの随筆で「私小説家というのは東京の日本橋の道のど真ん中で、裸になって逆立ちするくらいの覚悟がなければいけない」という旨のことを述べていたが、これに関しては私もまったくもって同感である。然らば自分も死ぬ前に若き日の失恋体験を語らねばなるまい。幸い、多くの取り巻きが去った今こそが絶好のチャンスと言っていい。この機会を逃せ... 続きを読む

東北最大の歓楽街国分町/「ニュー東京」その2

Japan Walking Tour 【4K】国分町リンク動画解説YouTubeサイト Japan Walking Tourの1年前の動画である。4K画像で臨場感あふれる東北最大の歓楽街・仙台市青葉区国分町の様子をご覧頂きたい。前半(0~2分30秒)までは、半年前まで自分が通勤していた一番町が登場する。毎朝、毎夕見慣れた風景であった。21分40秒あたりからは、若い頃よく行っていたセブンコートビル(辻向こうの右側の建物)が登場する。※※※※※※※※※※※※※※... 続きを読む

随筆「夏至を迎えて」

今回で3815番目の記事である。夏至を迎えてセンチメンタル。もうそんな年ではないが、どうも毎年のように夏至になるとこのような情感が湧いてくる。暑さのピークにはまだ先であるが、明日から少しずつ日の長さが短くなると思うことが、下り坂を連想させるからである。人生の旬を過ぎ、下り坂にある自分と重なることもある。これは冬至と相反するものがあるが、これからが登坂とする冬至と比べれば、切ないものを感じる。このよ... 続きを読む

守りから攻めへ/うつ脱出に効果のあったものとは?

 【守りから攻めへ】うつ脱出に成功した方法とは? リンク動画についてMY YOU TUBE動画からのリンクである。YOU TUBEは大変厳しい世界である。それは一本の動画に問題があると、サイトそのものの評価がマイナスになってしまうということである。YOU TUBEにはアナリティクスという高度な分析機能がついているが、前回投稿した「パワハラ」に関する動画の視聴キープ率(途中で視聴者が去らずに、動画をしっかり見ているか否かを示... 続きを読む

随筆「朝の国分町雑感」

朝の国分町を通るのはそんなに珍しいことではない。これはセカンドライフで都心部にオフィスを構える企業に就職した理由からである。自分はその日の気分によって国分町を通ったり、晩翠通を通ったり、春日町を通ったり、一番町を通ったりしている。仙台の繁華街には東西の横綱が存在する。東の横綱が一番町や中央通ならば、西の横綱はさしずめ国分町といったところになる。国分町は東北一の歓楽街であり、夜の街である。それだけに... 続きを読む

随筆「我が青春とメリー・ジェーンへの思い出」

メリー・ジェーン(Mary Jane) つのだ☆ひろMary Jane(メリー・ジェーン) 作詞:Christpher Lyn 作曲:つのだ☆ひろ 1971年リリース Mary Jane on my mind I cry my eyes out over you Long long and lonely night Ever since you're gone 僕の心のメリー・ジェーン きみを思うと涙がとまらない 長い長い 淋しい夜が続く きみが去ってからずっと... Mary Jane on my mind My one and only love W... 続きを読む

今年最後の薄暮の帰宅/仙台都心部

 Charles Mingus - Hot House 1945 【コラム】ブログを運営していて思うのはひらめきを大事にしたいということである。歳のせいかも知らないが、一瞬書きたいと思ったことが脳裏を掠め、別な行動をとった後に折角ひらめいた文言をきれいさっぱりと忘れ去ってしまうことがある。回路が飛ぶというやつである。これを防ぐには都度メモ用紙を持ち歩くことがいいのかも知れないが、俗物ゆえそこまで徹底し切れていない。老いや衰えに... 続きを読む

エッセイ「ジョー・フレージャーに重ねる我が人生」

 1971 モハメド・アリVSジョー・フレイジャー 何を明かそう私はかつてボクシングの熱烈なファンだった。過去形を用いたのは最近、あまりテレビでボクシングの試合を観なくなったからである。時間がないというのも理由の一つだが、あまり魅力を感ずるボクサーが少なくなったのも響いていると感じている。 本日紹介するヘビー級ボクサーのジョー・フレージャー(1944~2011)はニックネームをスモーキング・ジョーと... 続きを読む

随筆『八十八夜を迎えて』

随筆『八十八夜を迎えて』ついに今年も八十八夜を迎えた。八十八夜は立春から数えて88日目にあたるが、かの著名な唱歌「八十八夜」の歌詞に歌われるように、いよいよ夏も近づいた感がある。幸いにも今日からゴールデンウイーク後半にかけては晴れマークが並んでいるようなので、今後の好天には是非期待したい。 ちなみに、9月1日頃の二百十日は立春を起算日として210日目に当たる。このように立春を起算として考える慣... 続きを読む

李白の漢詩の書に際して思うこと

  李白 静夜思|漢詩朗読  以下:関西吟詩文化協会より引用李白(701~762)の出生には謎が多い。若いころ任侠の徒と交わったり、隠者のように山にこもったりの暮らしを送っていた。25歳ごろ故国を離れ漂泊しながら42歳で長安に赴いた。天才的詩才が玄宗皇帝にも知られ、2年間は帝の側近にあったが、豪放な性格から追放され再び各地を漂泊した。安禄山の乱では反皇帝派に立ったため囚われ流罪となったがのち赦され... 続きを読む

6月に入った仙台市役所界隈 今日の帰宅時

VLTAVA (MOLDAU) - SMETANA - ORGAN OF ROCHDALE TOWN HALL - JONATHAN SCOTT【コラム】ジョナサン・スコット演奏のモルダウ「我が祖国」は拙ブログで初リンクとなる。これまではオーケストラバージョンばかり聞いていたが、チャーチオルガンで弾くモルダウも味わい深いものを感じる。多くの人々は祖国に誇りを持っている。その気持ちを曲に込めればこのようなリズムになるのは、よく理解できる気がする。12分を超す長い曲だが、... 続きを読む

今年も満開を迎えた崖っぷちの桜

HANDEL - ARRIVAL OF THE QUEEN OF SHEBA - PIANO & ORGAN - SCOTT BROTHERS【コラム】パイプオルガンの名演奏者ジョナサン・スコットには実は弟がいる。弟の名前はトムである。ジョナサンは単独でも演奏するがSCOTT BROTHERS DUOとして、弟と共演をすることがある。トムはピアノを演奏するが、兄弟だけあって実に息が合っている。オペラはやはりいい。それは人生を俯瞰できるからである。己を非日常に身を置くことで渇き気味... 続きを読む

文芸誌への投稿を終え、安堵に浸る日曜日の午後

ROSSINI - THE THIEVING MAGPIE OVERTURE - HEREFORD CATHEDRAL ORGAN【コラム】本日リンクした曲はロッシーニ(1792~1868)作曲のオペラ曲「泥棒かさぎ」(1817年発表)である。春の訪れを感じる曲を聞きたい。或ることから解放された自分はそう考えた。午前中はPCのディスプレイとにらめっこをしながら、必死になって文芸誌に寄稿している歴史作品を練った。みちのく春秋への締め切りが迫っていたからである。とこ... 続きを読む

大晦日の出来事と今年の初夢👁‍🗨

本日は元日である。よく元旦と元日を混同されているかたがおられるが、元旦は1月1日の午前中のみを指す言葉であり、一日全体を指す言葉は元日となる。昔から縁起をかつぐ日本人は初夢に結構こだわる。縁起のいい初夢と言えば「一富士二鷹三茄子」だが、初夢の日付には下記に示す三つの説1、「大晦日から元日」2、「元日から2日」3、「2日から3日」があり、どれもはっきりした論拠はないようだ。であるならば、その年の前年の... 続きを読む

随筆『金華山への船旅』

生まれて初めての船旅 小学校一年で父を亡くした利郎は家庭の事情で七回も住まいを替えることとなった。多感な少年時代、利郎は父を早く亡くしたことで友達にも引け目を感じ、そのことが常に暗い影を落としていた。利郎は友達と遊んでいても、父親がいないことを友達に知られることをひどくきらっていたのである。 肩を落とし勝ちだった利郎に大きな影響を与えたのは、小学時代夏休みに父方の祖父母に連れられて行った金華山... 続きを読む

今だから話せる仙台セブンコートビル・ニュー東京の想い出

VIVALDI – WINTER (Four Seasons) Organ of Basílica de Santa María, Elche, Spain - JONATHAN SCOTTコラムジョナサン・スコット演奏ビバルディ「四季」冬である。4分10秒頃からの旋律は有名だが、ビバルディの「四季」の中では「冬」が最も人気が高いようで、YOU TUBEのジョナサン・スコットシリーズで他の季節の10倍以上の再生数を叩き出している。今宵はこの名曲を聴きながら土曜の夜のひと時を寛いでいる。本日は比較的... 続きを読む

先行きは神のみぞ知る…Aとの和解

 Boz Scaggs - You Can Have Me Anytime リンク曲について本日も先日に続きボズ・スキャックスの曲のリンクである。この曲が80年代半ばのTOYOTAの初代クレスタのコマーシャルに使われた曲だが、このことをを記憶しているかたもだいぶ少なくなってきたと察している。但し自分は知名度の有無で曲のリンクを決めないと心に決めている。周囲がどうであろうが我が道を行く。これは青年期から一分も変わってないことであり、死ぬまで... 続きを読む

後悔先に立たず・ブロ友様への書き込みで空気が読めなかった私

 TCHAIKOVSKY - 1812 OVERTURE - ORGAN SOLO (Arr. JONATHAN SCOTT) リンク曲について今日はある出来事でブルーになることがあった。それをこの曲に込めたいという一心でリンクに至った次第である。本題に入りたい。それは私があるブロ友様の記事に書き込みを行ったことに端を発したものである。ブロ友様の名前はAさん、このかたは病気や怪我に見舞われ、そのかたわらにブログを運営されているかたである。このかたには... 続きを読む

夏至まであと五日となった帰宅時の様子

JS BACH - AIR ON THE G STRING - WHITWORTH HALL ORGAN - THE UNIVERSITY OF MANCHESTER - JONATHAN SCOTTリンク曲についてヨハン・ゼバスティアン・バッハ(J・S・バッハ)作曲の宗教音楽「G線上のアリア」である。彼のパイプオルガンの音色が教会の隅々に響き渡るのに際し、自分はこれまで歩んできた過去の膿を全て曝け出し、懺悔したらどんなに楽になることだろうと考えるのである。後悔のない人生など、この世にあるものだろ... 続きを読む

今年も春へのカウントダウンが始まった!

 Europe - The Final Countdown (London 2011) リンク曲についていよいよ立春まで来た。暖冬とは言え春が待ち遠しくないと言ったら嘘になる。節分を過ぎ立春を迎えた本日、自分は今年も春へのカウントダウンが始まったのを強く意識するのである。もし自分が人様から「貴方は二十四節気の中で何が一番お気に入りですか?」と聞かれたなら、迷わず「立春です」とお答えすることだろう。自分は過去に立春に関する記事を何度か書いた... 続きを読む

過去に在籍した幼稚園に行ってきました

本日は史跡探訪を兼ねて、過去に在籍した幼稚園に行ってきた。用いた交通手段はバイクである。バイクは小回りが利くのでこういうシチュエーションには最適である。在籍してから既に半世紀以上経っているので建物は既に建て替えられ、往時の面影(木造園舎)は全くない。但し裏の山(大年寺山)は保存緑地(伊達家藩主の廟所)になっている関係で残されている。それにしても懐かしい。現在ますみ幼稚園の北側には6車線の国道286... 続きを読む

FC2でも大人の社交場を目指します!

 CLAUDE DEBUSSY: CLAIR DE LUNE リンク曲について本日リンクした曲はドビュッシーの「月光」である。本日は十三夜だが、生憎の雨雲の為、月は見ることが出来ない。どうせ見えないのなら、雲の上を煌々と照らす月をイメージして三連休前の十三夜を愛でたい。仏道に於いて現世が幻という考えがあるのならば、そのような現実を離れた考えもけして悪くない…今宵はそんな自己陶酔に浸りながら名曲を聴き酒に酔っているのである。ブロ... 続きを読む

おおどりぃで、赤い椿の身の上話を聞く

本日は週の中休みだが、いつものパターンで市民図書館(仙台メディアテーク)に行った。メディアテークではやや長居してしまい、その後で寄ったのが晩翠通のドン・キホーテの一階にある欅屋おおどりぃである。おおどりぃに立ち寄った目的は昼食である。本日はから揚げ定食(¥200)の他、珍しくたいやき&今川焼き(¥100)を食べることにした。(笑)自分は元々甘党だが、最近はこういう餡子ものは滅多に食べない。無理に記... 続きを読む

祖父と私と日本酒

私の祖父は昭和41年に亡くなったが、無類の酒好きだった。今の自分の酒好きは祖父から受け継いだ気がする。祖父は365日酒を嗜んだ人だったが、どんなに飲んでも酒に飲まれるということがなかった。但し、これは私が知る範囲であって、若い頃の祖父がどんな酒の飲み方をしたのかは定かでない。ただ言えるのは、祖父は何事にも筋が通っていて、常に折り目正しい生き方を貫いてきたのだろうということである。私から見た晩年の頃... 続きを読む
[タグ] 横町利郎

8年前に亡くなった上司へ捧げる曲

Freddie Mercury - Too Much Love Will Kill You リンク曲について本日は8年前に亡くなった上司Aさんの話をしたい。但しこの話は断片的に2013年に随筆でお伝えしたことがあった。同じ話となっても何なので、その時とはなるべく別な話を交えながら、在りし日のAさんを改めて偲びたい。Aさんが亡くなったのは2011年の春、震災直後のことだった。今の自分はまだまだ未だが、若年の頃の自分はもっと未熟だった。Aさんと... 続きを読む

毎朝のカフェ通いで得られたこと

パッヘルベル カノン リンク曲について自分は無宗教で無神論者であるが、このような宗教音楽を好んで聴く。かつて私は仙台藩士・支倉常長(1613年、仙台藩主伊達政宗の命を受け、通商などの条約締結を目的にメキシコ~ヨーロッパに渡る)ことを書いたことがあったが、この曲はキリシタンに改宗した支倉の心境(使命と信仰の狭間にあって、侍として筋の通った生き方を模索する気持ち)を彷彿とさせる曲である。自分が現役時... 続きを読む

鬱脱出のヒントを得た本

本日は私が精神的不調を脱し転機を向かえるきっかけとなった或る本を紹介したい。この本『うつ病からの生還 うつ病とは、こうして闘え』がいつの間にか消えたと思ったのは私の思い違いで、今でもインターネットで求められるようだ。これを買い求めたのは東京勤務時代の2006年で、今思い起こせば回復の兆しの見えない沈んだ状態に業を煮やしてのことだった。私にとっての東京生活を例えるのならば、恥ずかしながら「魔境」とい... 続きを読む
[タグ] 鬱脱出

石巻住吉鐘楼に関する思い出

【横町近況】本日は文芸誌みちのく春秋への寄稿を無事に終え、晴れ晴れとした気分である。一年に渡った連載を完結できたことには達成感も感じている。そんな安堵感もあり、本日は近所の新聞販売店を訪ねて「石巻かほく」(河北新報の地方版)を入手した。「よみがえる1951・米国軍医が撮った石巻地方」と題して日曜日ごとに掲載される記事(解説は石巻千石船の会会長・辺見清二氏)が欲しかったのである。本日はそのコーナーに... 続きを読む
[タグ] 住吉鐘楼

世に処ること大夢の若し

 mozart le nozze de figaro; overture berliner phil ¬claudio abbado https://www.youtube.com/watch?v=5tcE0hM1Gtcリンク曲について今週も無事に大した出来事もなく無事に過ぎていった。現役時代は戦いに明け暮れ、平凡こそが尊いという価値観を持つに至った私だが、今でもその信念は少しも変わっていない。これは毎日の出退勤にも言える。無事にその日の勤務が終われば、何も考えることなくその日を愛でる。その繰り返しが一... 続きを読む

何処に行っても誼を貫くブログで在りたい

コンプライアンスに触れることは論外だが、その枠の中で何を書こうが自由なのがブログである。但し自分の倫理観としてブログでネガティブなことを書くのは良くない。それはその話が仮に正論であっても他人を暗い気持ちにするからだ。そういう自分もよく過去のわだかまりを書いた。本人は少し心が軽くなった気がするが、今考えれば単なる独りよがりだったのかも知れない。どうしても書くならオブラートに包み、比喩などを取り入れて... 続きを読む

ヤフーブログは私に何をもたらしたか?

J.S. Bach, BWV 147, Jesus, Joy of Man's Desiring, Willem van Twillert, Hinsz--organ, Leens [NL]https://www.youtube.com/watch?v=iMSSxdc7cRIリンク曲について荘厳なバッハの宗教音楽を聴けば卒業シーズン到来を思い浮かべるかたも多いことだろう。「一期一会」なる言葉があるが、その真意は一生に一度しかない出逢いという意味である。昨日ヤフーのブログサービスの終了が決まって、この言葉を心の中に抱くブロ友様も多... 続きを読む

随筆「我が師匠井澤先生への思慕」

自分は2016年8月20日に師匠と仰ぐ井澤先生のことをブログに書いた。つきあいの長いブロ友様に於いては記憶されておられるかたもお在りと察している。今宵はずばり申し上げたい。自分の反骨精神は井澤先生から引き継いだものであると。引き継いだと言ったが先生は昭和17年生まれゆえ、誕生日が来れば御年77歳になられる。喜寿の祝いに先生に何を贈ろうか?今から失礼のないように、ああだこうだと思い悩む自分である。本... 続きを読む
[タグ] 井澤先生

薄暮のうちの帰宅

 All The Things You Are https://www.youtube.com/watch?v=upB0OKlxY1cリンク曲について最近親しくなった或るブロ友様(音楽ブログ)の記事にシブいJAZZ’All The Things You Are’が貼られていた。軽妙なメロディーが自分好みの曲ゆえ、今宵リンクに至った次第である。10年4箇月に渡る自分のブログライフで誼を通じたブロ友様の数を挙げれば、枚挙に暇がないが音楽ブログは極めて少ない。率にして5パーセントにも満たないの... 続きを読む

腰痛からの解放

今月初め母親の介護で腰を痛めた。この時の状態は軽度だったが、治りかけた二日後、こともあろうが母の全体重を無理な姿勢で受けてしまい、ダメージが一回目よりはるかに大きかった。それでも会社を休まず、北京原人のような姿勢で出勤した。カッコ悪いが仕方ない。パソコンに向かう仕事が主なので、毎日夕方近くになると前傾が更にきつくなり辛かった。今回の腰痛で活躍したアイテムである。上:百均で購入したステッキ(木目柄に... 続きを読む

日が長くなった!

 J.S. Bach, Synfonia, Wir danken dir, Gott, BWV 29, Willem van Twillert, Hinsz-organ Kampen https://www.youtube.com/watch?v=aTzw0rbncsAリンク曲について本日は宗教音楽をリンクした。自分は無宗教だがJ.S.バッハのこの手の曲が好きである。聴いているだけで心が軽くなる曲だが、ここに宗教音楽の懐の広さがある。宗教も思想も人が悟る為の通過点に他ならない。では悟るとは一体何なのか?もし自分がそう聞かれ... 続きを読む

雪のない立春を愛でる

ストラヴィンスキー - バレエ《春の祭典》 カラヤン ベルリンフィル 1963https://www.youtube.com/watch?v=7iWTto23Hs8リンク曲について今宵はストラビンスキーの春の祭典の別バージョンをリンクした。今年も無事に立春を迎えられたことに対しての感謝の表明である。そう簡単に春にはならないが、多くの御仁が待ち望んでいるのが本格的な春の到来である。難産の末に生み出されるからこそ春は尊いのかも知れない。暖房や家屋の... 続きを読む

私の風邪予防術

 Foreigner - Heart Turns To Stone https://www.youtube.com/watch?v=n7Sn6mOpxt4リンク曲について大人びた考えを持つのもいいが、たまには若い頃の自分を回想してみたい。もちろん、その頃の自分は人間としては未熟だったし、怖いもの知らずだった。その分随分回り道もしたが、今思えばその回り道こそが世間知らずの自分を育んだのかも知れない。人は壁に当たって、己の未熟さを思い知る。だがそこで踏ん張るか否かでその後が... 続きを読む

早くも日が長くなってきた!

 Leroy Anderson: Bugler's Holiday https://www.youtube.com/watch?v=EAj01fFVYVIリンク曲について大寒(1月20日)まで一週間ちょっとあるが、本日は気分だけでも春を先取りしたいと考え、このような軽快な曲をリンクに選んだ。大変テンポが良く三連休初日を飾るにも相応しい曲という気がする。曲名は『トランペット吹きの休日』Bugler's Holidayである。作曲者はアメリカの作曲家ルロイ・アンダーソンで1954年の作... 続きを読む

2019年への抱負

 1842 GIUSEPPE VERDI - Nabucco - Va, Pensiero  https://www.youtube.com/watch?v=snvHpFRO0hAリンク曲について今宵自分は1842年にイタリアのジュゼッペ・ヴェルディ(1813~1901)が39歳の時に作曲したオペラ音楽に聴き入っている。1842年言えば、高祖母R(1828~1900)が15、6歳の時に作られた曲である。吉田松陰が石巻訪れたのが1852年(嘉永5年)ゆえ、その11年前に作られた曲と... 続きを読む

沖縄移住を本気で考えた十数年前

 沖縄移住_ロングステイ https://www.youtube.com/watch?v=nigKi5Sn3uMリンク動画について自分は今から十数年前、本気で沖縄に移住しようと考えたことがあった。このTV番組を見ていると、今でもその願望が甦ってくるのである。沖縄本島は亜熱帯気候であり、けして常夏とは言えないが、それでも気候が素晴らしく、冬場の暖房費も掛からない。欠点を挙げるならば、台風が多いということだが、それとて沖縄に惚れ込んだ者にとって... 続きを読む
[タグ] 沖縄移住

和解への模索

 JOHN COLTRANE , STAN GETZ Autumn in New York https://www.youtube.com/watch?v=pc6CWfBgIt8リンク曲について自分はJAZZだけを聴くわけでない。クラシックも70年代~80年代のポップスも聴く。それでも今はすっかり落ち着いたJAZZが選択肢の一つになった。どんなに時が経っても、人々の心に深く共鳴し息づくものがある。自分は一切流行を追わない主義だが、何事に於いても普遍的なものに心を惹かれる。歴史もその一つであ... 続きを読む

年末雑感

 John Coltrane - Equinox (Original) https://www.youtube.com/watch?v=5m2HN2y0yV8世に「中庸は美徳」という言葉がある。自分はその意味を若い時、理解できなかった。しかしながら50を過ぎ人生の辛酸を舐め、己の大きさが如何ほどであるかを悟ったとき、この言葉の持つ意味の奥深さがひしひしと感じられてきたのである。だが人生は後戻りできない。身の程知らずの自分が中途半端な生き方をすれば、これに畳み掛けてくる者は... 続きを読む

光のページェントまであと五日

 パッヘルベル カノン https://www.youtube.com/watch?v=MOBYK_reo-4リンク曲について今週も週の中休みまで漕ぎつけた。やるべきことを一つ一つ着実に果たす。この先に何が待ち受けているのかはわからない。知るのは神のみである。それでも今は以前のような焦りはない。人類の歩んできた過去を振り返れば、キリがないほど歴史の重みを感じる。未来においても暫くは人類の営みが続くことだろう。そんな壮大な時の流れの中で、己... 続きを読む

和解を仲介役に託す

自分は人様より我が強いほうなので、昔から人に対して馬が合う合わないという場面によく直面する。但し、社会人になってからの人付き合いは、子供の頃とは異なり、単に好き嫌いという問題だけで片付けらるものでなくなってくる。仕事上の関係ならば尚更である。然らば必然的に、この年になると人を好き嫌いという尺度で見ること自体、本能的に避けるようになってくる。意思疎通はあくまでもキャッチボールが基本であり、一方通行で... 続きを読む

自分にとっての「中庸」とは?

 Ultraseven Theme Song~orchestral version https://www.youtube.com/watch?v=M4sjh8qy-rEリンク曲についてウルトラセブンの’セブン’を意識したがゆえの午後7時の記事UPである。自分にとっての水曜日は週の中休みであり、ハーフタイムでもある。入ったばかりの会社に対して「水曜日を休ませて欲しい」というのは勇気の要ることだが、セカンドライフを歩む自分には駄目元であり、当たって砕けろという開き直りもあった。駆け引... 続きを読む

曲から入って記事を書くのも修行である

 トート - 私はあなたにいるよ(モントルーで生きる) https://www.youtube.com/watch?v=eHtU0-TfDGcリンク曲についてTOTOの I'll Be Over Youは過去に於いて何度かリンクした曲である。週の前半を無事に終え、今週もハーフタイムとなった。今はそれを強く意識して記事を書いている。このところ音楽リンクのない記事が三回続いたので本日は好みの音楽から入ってみた。今宵は感性の赴くままに、曲から想像することに逆らわず... 続きを読む

楽に行こう

 Bryan Ferry - Slave To Love [Official] https://www.youtube.com/watch?v=9kp3N3wQPO0リンク曲についてセカンドライフくらいは楽に行きたい。週末には外で酒でも飲んで羽根を伸ばしたくなるのが人情だが、今の私は家でブログの記事をあれこれ考えながら飲んだほうが余程愉しい。組織に仕えるということはどうしても自我を抑えなければならないということである。自分はこれが大の苦手である。けして本意ではないが、抑えた自... 続きを読む

秋に求めるもの

 Genesis - Hold On My Heart (Official Music Video) https://www.youtube.com/watch?v=V4pLqznEe3Iリンク曲についてこのところ、めっきり秋らしくなった。間もなく秋の衣替えである。秋という季節は自分が生を受けた季節ということもあり、何か身近なものを感じる。暑くもなく寒くもないので模索にふけるには打ってつけの季節である。フィルコリンズのHold On My Heartはそんなシチュエーションに相応しい穏やかな曲である。※※... 続きを読む

私にとっての東京暮らし

 アルビノーニ - 弦楽とオルガンのためのアダージョ ト短調 カラヤン ベルリンフィル https://www.youtube.com/watch?v=TA2GT_ty8rQリンク曲について私にとっての東京生活は暗く、そして長かった。その心境を曲に託せばこの曲が最も近い。今でこそ客観的に振り返ることの出来る東京生活だが、当時は口では言い表せないほど辛いものがあった。読者の皆様に於かれては、それを含みの上でこの曲を聴いて頂きたい。再掲「私にとっ... 続きを読む