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久しぶりのKR500REPLICA

日本ブログ村カワサキランキングに登録中です。クリックしていただくとランキングと注目度が上がります。 ↓↓↓https://bike.blogmura.com/kawasaki/仙台~名古屋間は、陸路にして700キロ以上はあるだろう。 印のついているところが名古屋フェリーターミナルの場所である。 詳しい地図で見る太平洋フェリー「きそ」16,000トン 「いつかこの船にマシンを積んで名古屋に渡りたい…」 カワサキをそしてKRを愛する男はこう考... 続きを読む

ロケットセンター見学

平成21年11月14日、下北半島の出張から一時帰った冒険家の好奇心をかきたてたものがあった。彼は4時半に起床、相棒のサンチョ・パンサ(折りたたみ自転車)を伴って5時に家を出て、JR仙台駅への真っ暗な道を急いだ。仙台駅始発のいわき行き普通列車はわずか2両編成だった。このちぽけな2両編成の電車に、男はきょう一日の幸運を託した。『きょうが楽しい、そして冒険心を満たしてくれる一日になりますように…』行くぞ... 続きを読む

函館旧英国領事館の気品と風格

函館市旧イギリス領事館函館港はその昔、黒船に乗ったペリー提督が訪れたことで有名だが、今からちょうど150年前の1859年に英国領事館は開設された。その後の数度の火災焼失で大正2年(1913年)に再建されたのがこの建物だった。ここは計画的に訪れた建物ではなかった。冒険家が函館の洋風な街並みを見慣れたのをさておいても、それはひときわモダンな建物であり、ひとめで歴史と伝統を感じさせる風格と品のある建物だ... 続きを読む

洋館が似合う函館の町並み

冒険家は生まれて初めて訪れる函館の街に興奮した。始めに出くわしたのが昔懐かしい路面電車、路面電車を見たのは昔仙台の街中を走っていたのを見てから40年ぶりくらいでなかろうか? 坂と路面電車の組み合わせを見たのは初めてだった。洋館と坂と路面電車…こういうレトロな異国情緒あふれる町並みは冒険家の心に潜む西洋文化への憧れを強く刺激した。歴史に興味があり、なりきるのが好きな冒険家は仙台藩主、伊達政宗の命を受け... 続きを読む

我輩はトドである。悩みは特にない。

皆さんはこの動物を知っているだろうか?我輩は漁師の網を破り、魚を大量に食べるので漁師から「海のギャング」と呼ばれている。なるほどアザラシにしては大きい。この剥製は3メートル30センチで750kgだが大物になると1トンを越えるものもある。生来が楽天家の冒険家はこう思った。「俺もトドになってなんの悩みもなく、海の幸をたらふく食べてみたいものだと…」でも現実はそんなにあまくないのだ。彼らも生きるために必... 続きを読む

五稜郭の探訪

北の大地は9年半ぶりにこの地を訪れた冒険家を温かく見守った。ドンキホーテは猪突猛進の男にふさわしくまったく地図を見ていなかった。フェリー乗り場からは冒険家特有の鋭い感が行き先を見定める磁石になっていた。五稜郭に到着したのはまだ10時前だった。未踏の地の探検は朝(午前中)が勝負であることを男は今までの経験から知っていた。 ロシアの南下政策に危惧して作られたものであるらしい。 読んで字のごとし、五つの稜... 続きを読む

夢を乗せ大間から函館へ

大間港を出てから1時間余り、この日の津軽海峡はさながら船の博覧会の様相を呈していた。石油タンカー セメントタンカーこの船はセメントを積んでいるのだろう。 ヘリコプターを積んだ海上保安庁の船冒険家はすっかり童心に帰って、次から次に現れる船に目を奪われていた。船を見ながら冒険家はこう考えた。「今、俺は陸の上で船乗り(※注釈:冒険家の本業は各地の建設現場を渡り歩くような仕事をしていた。わかりやすく言えばフ... 続きを読む

冒険家海を渡るの巻

冒険家は決めていた。この日大間の空がきれいな朝焼けに染まったら、海を渡って北海道に行くことを…そして運命の日の朝…前の週の日曜日に海が荒れて、渡航を見送った男にこの日女神が微笑んだ。男は一つの哲学を持っていた?H2>「人生も航海も間合いの取り方が肝心だ…」【真意】なにごと焦って先に進めようとするとうまくいかないことが多い。人生も仕事も大概のことは間合いをうまくとる(人が相手の時は相手に考える時間を与える... 続きを読む

栄光とともに歩もう!南米の大国アルゼンチンの威厳に敬意を表す

アルゼンチン国旗上下の青は空と海、正義、真実、友情を表す。中央のマークは「5月の太陽」と言われ、スペインからの独立を記念するシンボルです。 アルゼンチン国歌は前奏が1分3秒もあって、かなり凝っています。これだけ前奏が長い国歌は他にありません。南米の大国アルゼンチンにふさわしい格式を感じさせます。また独立による開放を表現した曲で、アルゼンチンの国民の誇りを感じさせる曲です。まずは国歌を編曲したバレー組... 続きを読む

現代人が失った心を尻屋崎に学ぶ

本州最涯地(最果ての場所の意)青森県下北郡尻屋崎本州の太平洋側をどこまでも北上すると、いったいどこに到達するのか?これは岬の本当の先端の部分である。北緯41度25分49秒、東経141度27分44秒、沖合いで太平洋と日本海の荒波が激しくぶつかりあう。荒涼とした下北の原野が崖となって海に落ちる。ここ尻屋崎には最果ての地に相応しい殺伐とした寂寥感が満ちている。そして年中吹きやまない強風は容易に人を寄せ付... 続きを読む

ああ湯が滲みてくる…

芥川賞作家、井上靖(1907~1991)以下は私自身の二代目主人への取材をもとに「名作を生んだ宿」からの一部抜粋を加え、私の主観を基にオリジナル構成した。 靖が小説「海峡」を書いたころの下風呂温泉現在は海側が埋め立てられて二つの岩のあたりは公園になっている。また温泉街と海の間に国道279号線が走っている。 現在の下風呂温泉街温泉街というのはどことなく哀愁を誘うものである。本州の北の果てとなればなおさ... 続きを読む

冬に立ち向かう寒立馬

本州の北の果て下北半島の東の先端尻屋崎の原野の放牧馬、寒立馬(かんだちめ) お前は一体何を考えて最果ての荒涼たる原野に立つのか? 氷点下12度の酷寒の猛吹雪に耐え抜き春を待つその姿に人は心を打たれる そのけなげな瞳に映る下北の大地はお前を暖かく見守る お前はサラブレッドのように速くは走れないしスマートさもない。だがお前には神から授かった大事なものがある…それは酷寒の下北を生き延びるためのたくましさと忍... 続きを読む

荒れ狂う津軽海峡

ついに正体を現した魔の海、津軽海峡昨日までの凪はどうしたんだ?激しくうねり、怒り狂う津軽海峡青函連絡船遭難を始め多くの人々がこの荒海で命を落とした。 北海道をバックに暗雲がたちこめ、海が荒れるこれくらいは序の口だと言わんばかりに… 岩に打ち付ける波季節風が吹き荒れる。大波でうねった海に白波が立つ。 砂浜にも容赦なく波を打ちつける荒海広範囲の海岸線が「ゴーー」とうなっている。まるで怒っているように… 大岩... 続きを読む