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渡世人木枯紋次郎に成り切り旧道をどこまでも行く

心は昔に死んだ…けれどもどこかでお前は待っていてくれる。きっとお前は風の中で待っている…旧道中山道探索の大きな手掛かりとなる文献を手に入れた。それは「中山地区平成風土記」という本である。それは私の頭の中で点が線に成り得る瞬間でもあった。  3月初旬に訪れた青葉区新坂通り(旧大願寺前丁)の大願寺の門の脇の道標べをよく見てもらいたい。確かに中山峠と刻まれているのだ。  旧道巡りをして点が線になっ... 続きを読む

KR500レプリカで新トンネルを一気に駆け抜ける!

 Aerosmith Angel あれは2月半ばの寒い夜だった。仕事から帰った私がTVに目を向けるとNHKの天気予報で、宮城県を代表する山、蔵王の樹氷の映像をバックにこんな曲が流れた。アメリカンロックの真髄を感じる大陸的メロディーに心を打たれた。私はこの曲とともに春の訪れを確信し、大いに癒された…私にとってのエンジェルとは誰なのか?それは家族でもあり、気のおける友でもある。せっかく神から与えられた人生である。... 続きを読む

文化と歴史の薫る若林を堪能する小旅

 仙台の歴史を辿る若林区の旅作為的に容易に攻められないように、或いは見通しが利かないように道をクランク状にする…車にとってはクランクよりS字のほうが走り易いのは当然だが、城下町特有のクランクとこんなS字状の町がいまだに存在する仙台市若林区舟丁。 昔はもっともっとクランクは多かっただろうが、現在仙台市内でこんなクランクを見つけるのは難しい。 S字状の道路の中心部分にはこんな店もあった。「長野糸店」昭和の... 続きを読む

仙台都心の茶室と日本庭園

文化都市仙台の横顔に触れる 旧道探索の後、私がやって来たのは仙台都心からやや西部に位置する大手町だった。大手町とは仙台城大手門からほど近い場所に位置しており如何にも由緒ある町名である。江戸時代は伊達家の家臣の多くはこの辺に住んでいたはずである。  空襲に遭い市街地の多くを消失した仙台市街だがこのような小さな神社(藤坂神社)も残っており、歴史の薫りを現代に伝えている。日本ブログ村カワサキランキン... 続きを読む

旧道「根白石街道」の探索

 古きを訪ねて新しきを知る… ようやくバイクに快適に乗れる季節が到来した。きょうの仙台は気温が10度を越え、薄曇りながら春本番を感じさせる気候となった。きょうから三回に渡ってバイクによる仙台郷土史探索の様子をお伝えする。第一回は仙台市北部に存在する根白石街道である。一説によるとこの旧道は奥州街道以前の往古のものであり、根白石が宿場町として機能していたとする説にも繋がるものである。日本ブログ村カワサ... 続きを読む

爛漫で祝う春の祭典

 ストラビンスキー春の祭典 Stravinsky: Le sacre du printemps / The Rite of Springシェルパのバッテリーが5年目を向え寿命が来たので取り換えた。利用したのはネット通販。但し、これには多少のリスクが伴う。それは内溶液の希硫酸を自分で入れなけらばいけない点である。私は慎重を期してゴム手袋装着のうえ換気に注意して屋外で希硫酸を本体のバッテリーに注入した。購入先は福岡市のバッテリーストア。(購入価格:¥3,... 続きを読む

コナンドイルが現代に遺した英国紳士

 41年ぶりのシャーロックホームズ映画の鑑賞 あれは確か小学5年の時だった。当時遊び友達だった同級生宅にしょっちゅう訪れていた私はあるとき彼の本棚のなかに奇妙な名前の本があるのに気づいた。その本とは名探偵シャーロックホームズシリーズの「赤毛連盟」。  さもない赤毛の中年男がその髪の色ゆえに、ごく簡単な仕事で高額な報酬を得るという夢のような話にありつく。しかし…そんなうまい話には必ずといっていい... 続きを読む

震災時の私の詳細行動

美しい田舎の風景、だが全ては9時間後に消える運命だった… 明日で大震災からちょうど一年になる。震災がもたらしたものはなんだったのか?津波により多くの尊い人命が犠牲になったが、生き残ったかたでも九死に一生を得たかたも多いだろう。また九死に一生とまではいかなくても、物資難より衣食住を絶たれ、避難所や自宅で二次的に生命の危険を感じた人も多いことだろう。  実は私は昨年の今頃は事故を起した福島第一原発... 続きを読む

春の訪れを麒麟とともに祝い自己をクールに抑制する

メンデルスゾーン「春の歌」春の訪れはこの曲と共にあると言っていいほどポピュラーな曲でもある。春の歌-メンデルスゾーン無言歌集Op.62-6今年も春が来た。私の過去にはいろんな春があった…失望の春、喜びの春、中庸の春…今年はどんな春だろうか?私は悩んだ末に麒麟に聞いてみた。 ※麒麟(ウィキペディアより引用):形は鹿に似て大きく背丈は5mあり、顔は龍に似て、牛の尾と馬の蹄をもち、雄は頭に角をもつとも言われる。... 続きを読む

Cafe Kotonohaでゆったりとした休日を過ごす

早春の訪れに感謝し至福の珈琲を味わう!於:仙台市青葉区土橋通、3月4日(日)仙台市北部の寺町の散策を終えた私は次に移動する場所を模索していた。   最高気温は5度くらいまであがっただろうか…寺町巡りを終えた後は洒落たカフェにでも行って美味しい珈琲を味わいたい…そんな思いが私の頭をよぎった。  それは久しぶりに仰いだ青空だった。「空はこんなに青かったのか…」。それは早春の訪れを感じて余りある日差しで... 続きを読む

林子平らの眠る仙台北部の寺町を巡る

 寺町の情緒に浸り心の平穏を得る3月に入って2日に積雪があった仙台ですが、昨日3日ときょう4日の日差しで道路の雪はかなり解けました。雪解けでバイク走行可能と踏んだ私は春を探しにシェルパで出発しました。ここは新坂通りの西の突き当たりになり、大願寺の寺前町にもなります。この道路が旧道である証がこの比較的新しい道標に刻まれていました。新坂通りの旧町名は大願寺前丁であったことがわかります。これが旧大願寺前... 続きを読む

老舗菓子店の菱餅◇

昭和ロマン薫る和菓子屋の特製菱餅私は以前からこの店が気になっていた。その店は旧国道4号線(奥州街道)と幹線の旧道のT字路にあった。下の写真の信号に沿って左右に走る道路が奥州街道である。丹野屋菓子舗の位置を地図でご確認ください。(クリックすると航空写真にもなります。)詳しい地図で見る旧道に建つこの店の全景を眺めるにつけ、懐かしの昭和に逆戻りした感を覚えなくもない。名物がん月、銘菓ゆべしにも大いに興味... 続きを読む

今の季節を色に例えると…

  3月は季節の変わり目でもある 明日は桃の節句である。仕事に追われる私の昨今だが、きょうは週末でもあり仕事とプライベートのけじめをつけたかった。また寒い冬と決別したかった…そんな思いで私は桃団子を買い仕事場で振る舞った。  春の訪れは皆と分かち合いたいものだ。今の季節を色にすればこんな色になるだろう。今の私の心境を色にすればこんな色になることだろう…私はそんな自分を万年筆で書きとめたかった... 続きを読む