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梅田川中流を行く後編

   何気ない川べりに漂う昭和のエスプリ川のそばの古い屋敷、石垣、河原の雑木…梅田川河畔を歩くと大正、昭和が脳裏に浮かび、古き良き時代タイムスリップしたような気分になる。どこにでもあるようなさもない風景だが、よく見るとそこには単なる安らぎだけでなく、先人の残した文化の片鱗が感じられるのである。どうせ歩くならそれを深く味わってみたいものである。 前置きはこれくらいにして、本日も前回に引き続き梅田... 続きを読む

迷路性の高い梅田川中流の河畔を歩く(前編)

 仙台の古い住宅地を蛇行して流れる梅田川 梅田川に関しては1月に散策したばかりであるが今回はセクションを変え、仙山線東照宮駅~仙石線陸前原ノ町間の様子を2回シリーズに渡ってお伝えする。梅田川はつい2週間ほど前紹介した七北田川の支流で小さな川であるが、古くから存在する迷路性の高い住宅地を流れるだけにその流域は自然と人工の織りなす変化に富んだ景観を呈しており、きれいに整備された七北田川河畔を歩くよりも... 続きを読む

オペラカルメンの観劇

  Oper Carmen  歌劇カルメン名取公演が本日開催された。この日のチケット会場となった名取市文化会館を地図でご覧頂きたい。JR名取駅から徒歩で15分である。開演は午後2時である。私は昼食を済ませ、1時前には名取文化会館に到着した。本日の天侯は雪の合間に晴れという感じで、最高気温がマイナス0.6度とこの時期には珍しい真冬日、この時はたまたま青空が開けたがそれも一瞬であった。 雪の日に見える一瞬の... 続きを読む

志賀直哉と息子の早春の旅

 息子の成長に感動し、芸術への造詣を更に深めた早春の旅※本記事の内容は文芸春秋昭和16年1月号、2月号発表「早春の旅」(志賀直哉)を基とし、新潮文庫「志賀直哉」(阿川弘之)を参考に私が編集を加えたものである。読者諸兄におかれては記事内容で何か訂正すべきものがあった場合は遠慮なく指摘して頂きたい。 直哉が57歳となったばかりの昭和15年3月、持病の胆石の痛みからようやく解放され健康を取り戻した志賀直... 続きを読む

82年型KR500の値段は445万?

 川崎重工業のKR500の値段はたった445万? 2月19日の各社ニュースで川崎重工業所有の元GPマシンKR500の外部貸し出しに伴うトラブルが一斉に報じられた。記事の内容についてはあえて触れないがこの記事の中にマシンの値段が445万円と報じられた。  確かにメカだけで考えればそんなものなのかも知れないが、パーツ全てが専用設計で開発費に莫大な費用がかかるマシンにこの評価は果たして正しいのだろうか?正直... 続きを読む

伊達小次郎殺害はお家安泰のための偽装?

新説「伊達家分裂を恐れた政宗と母義姫の芝居」   皆さんは伊達政宗についてどんな印象を持っておられるだろう。人質に取られた父を敵とともに撃ち殺したこと、母に毒を盛られ、暗殺を謀られ、その母の代わりに弟小次郎を斬ったこと…。こういった家を守るためならたとえ父や弟の命と引き換えてもこれを厭わない姿勢は度胸が据わっている範疇を既に超えており、そのすさまじい生きざまには非情なる武将さえ感じるかたも居ら... 続きを読む

戦国の世の「奥州の作法」とは?

     戦国における伊達と相馬の関係 去る2月15日の晩のことだった。帰宅時に三日月に近い上弦の月が出ていた。この月はご存知の通り、伊達政宗の鎧兜に用いられたデザインであり、古来から魔除けの意味のあるものであると言われている。折しも翌日16日は伊達家に関する仙台市史セミナー「戦国時代後期の伊達と相馬の相克―」のある日であった。  奥州統一の後はその隻眼を天下へ、三日月に宿る不思議な魔力…、稀代... 続きを読む

ガマの油に思いを馳せ週末の晩酌を嗜む

 「ガマの油」口上 がまの油売りいらっしゃい!まずは「ガマの油」売りの鮮やかな口上を聞いて頂きたい。 サァーテ お立会い、このがま何処に住むかと言うと、ご当地より はるか北、北は常陸の国(ひたちのくに)に筑波の郡(こおり)、古事記、万葉の古(いにしえ)より関東の名山(めいざん)として詠われて(うたわれて)おりまする筑波山の麓(ふもと)、おんばこという露草・薬草を喰らって育ちます。 サテ お... 続きを読む

郊外の川べりのウォーキング

      河川敷のもたらす癒しと解放感 3連休最後となった昨日、私は仙台市の北部を流れる七北田川河畔を訪れ川べりの自転車道路を歩いてみた。この道の名は仙台・亘理自転車道路、震災のずっと前から存在したが海側のほうは津波による被害で通れない。この日歩いたのはA区間(JR仙石線福田町駅~県道8号線岩切大橋の4.2キロの区間で、ここも生まれて初めて通る道である。ここが福田大橋たもとのスタート地点である。... 続きを読む

祝、生誕130周年文豪志賀直哉を偲ぶ旅

石巻の生んだ文豪志賀直哉の生誕130年を祝う小旅 志賀直哉は1883年2月20日、現宮城県石巻市住吉町に生まれた。ということは今年でちょうと生誕130周年を迎えることになる。生誕祭などは彼の遺言によってけしてしないように禁じられているため、私はきょう彼の生まれた石巻を訪ね、おごそかに彼の生誕の節目を祝うことにした。  仙石線とJRバスの乗り継ぎで石巻駅に着いたのは11時ころであった。ご覧のように道路にはま... 続きを読む

生まれて初めて通る裏通りの探索

  生まれて初めて通る道を走る感動と興奮 私には以前から変なこだわりがあった。それは通りすがりに一度も通ったことがない脇道を見ると異常なほどの好奇心を覚え、仕舞いにはいつか通らないと気が済まなくなるという性癖であった。  幸いにも、きょうはそんなどうしようもないもの好きな考えを叶える日となった。ここは以前に車で通った時に見かけた歩行者専用の路地である。ここはバイクは通れないので押して歩くことに... 続きを読む

自作エッセイ「フンコロガシの見る夢」

       彼は天の川を見て何を思うのか?  フンコロガシが天の川の光を頼りにまっすぐにふんを転がすという研究結果が1月25日、米科学誌カレント・バイオロジーに発表された。  【AFP1月28日】スウェーデンのルンド大学などの研究者らと共同研究した南アフリカのウィットウォータースランド大学の生物学研究チームは、地元のプラネタリウムで夜の空を再現しフンコロガシの行動を観察した結果、フンコロガシが天... 続きを読む

立春の夕べに雪月花の趣をたしなむ

    雪月下に春遠からずを感じる立春の夕べ 昨日の節分の正午ころ、ふと私は仙台市郊外の細い道を通りかかった。「ヒューーー」、強風で上方の電線が唸るように鳴っている。上空の白い雲の流れが随分と速かった。路地裏の通りの雪や氷はまだ解けない。 かと言ってそのたたずまいは真冬のころのもの悲しい表情とはどこかが違う。少し日が長くなった。野山の植物の芽吹き、人々のささいな表情の違い…。そしてきょうは立春、い... 続きを読む

伊達政宗と仙台浪漫

手紙で多くの人の心を引き寄せ、戦国の世をしたたかに生きる ここに”仙台浪漫”なる言葉がある。皆さんはこの言葉に何を感ずるだろう。現在の仙台は多くの偉大な先人たちが残した歴史と伝統が深く息づき、昨今は東北の中心都市としての一面以外に歴史と文化薫る学芸都市としての面影さえ醸し出している。従ってその面影に浪漫を感ずるのはごく自然な成り行きとも言えるのことなのではないだろうか?  今の宮城県(仙台圏)の... 続きを読む