政宗の夢を乗せた大船の四百年前の出帆を祝う 祝、出帆四百周年!昨日は有給を使い、慶長遣欧使節四百周年記念パーティーに出席した。会場は石巻市のグランドホテル、時間は18時半~20時半である。奇遇なことであるがバイク仲間の新潟のスミチカさんがたまたま石巻に来ており、パーティーの前に1階ラウンジでコーヒーをご一緒した。この日は歴史談義に花が咲いたが、彼は非常に歴史に詳しくその博学を肌で感じた。18時15分ころ、スミチカさんと別れを告げ2... 続きを読む
支倉常長、肖像画の謎&フェリペⅢ世の鎧 歴史講演会「支倉常長の旅、肖像画の謎」昨日の10月26日(土)仙台市博物館で歴史講演会「支倉常長の旅、肖像画の謎」が午後から開催された。折しも今は慶長遣欧使節団派遣四百周年にあたり特別展が開催されており、この講演会もその一環をになうものである。参加希望者は往復はがきで申し込み定員は二百名である。私は現在執筆中の歴史小説「金色の九曜紋とともに」のテンションを得て追い風としたい一心でこの講演会を受講し... 続きを読む
歴史小説「金色の九曜紋とともに」第二話「 太平洋に挑む」 歴史小説「金色の九曜紋とともに」 第二話「 太平洋に挑む」 文明の利器もなかったこの時代に500トンもの大船を無事に沖に送り出すには三つの条件が必要であった。一つ目は引き潮を利用すること。二つ目は適度な風が吹いていること。三つ目は大安吉日であることであった。そしてこの三つを満たす日が西暦1613年10月28日であった。この出航日の決定にあたっては事実上のブレインとも言えるビスカイノの... 続きを読む
これが小説執筆の舞台裏です 創作活動に必要なものとは?皆さん、今晩は。実は30分前まで現在連載中の歴史小説「金色の九曜紋とともに」の第二話のサンファンバウティスタ号の出航の模様をアップする予定でしたが、きょうが先負ということなので、縁起を担ぎ次の大安が来るまで掲載を待ちたいと思います。ちなみに四百年前にサンファンバウティスタ号が船出した1613年10月28日も大安吉日でした。私もこれに倣って船出の記事の掲載を次の大安に... 続きを読む
歴史小説「金色の九曜紋とともに」第一話「波乱含みの幕開け」 歴史小説「金色の九曜紋とともに」 第一話「波乱含みの幕開け」奇しくもこの侍が仙台領月浦港を出港したのは今からちょうど四百年前、時代は戦国の世を経た徳川時代であった。数奇な運命を辿った侍の生涯を語る上において、そこには泰平の世を迎えつつ、果てしない野望を生涯持ち続けた主君が存在したことを忘れてならない。侍は主君の命令が全てである。主君から出陣の命があればいつでもこれに従わなければならない。... 続きを読む [タグ] 金色の九曜紋とともに
歴史小説「金色の九曜紋とともに」プロローグ 歴史小説「金色の九曜紋とともに」 プロローグ 伊達政宗はひときわ金と関わりの深い武将であった。言うまでもなくこの時代の金は戦国大名を支える大きな経済基盤となるもので、佐渡島の佐渡金山、山梨の湯之奥金山、宮城の大谷金山と有力な大名はこぞって金山を探し当てようと必死になった。政宗もこの一人であった。彼はこの金を秀吉や家康への貢物として、或いは自藩の軍事力増強に用いて、何度もお家... 続きを読む
歴史小説掲載します 歴史小説「金色の九曜紋とともに」 この装飾品をご覧頂きたい。このブローチは今から四百年前、奥州王伊達政宗が派遣した慶長遣欧使節団がヨーロッパから持ち帰ったとされる黄金のブローチである。この黄金のブローチは政宗の墓所である仙台市の瑞宝殿から政宗の副葬品として発掘されたものである。政宗は終生に渡ってこのブローチを大切にしていたという。このブローチに極めて似たものを紹介する。瑞宝殿の扉に施され... 続きを読む
カスタム背景のコメント欄に出てくるCMの除去方法 カスタム背景運営に於ける裏技的テクニックヤフーブログでカスタム背景がとりいれられて二週間近くになるが、私の仲間でこれを取り入れたのは私を含めてまだ25パーセント前後でまだまだ浸透率は高くない。これは旧バージョンの背景でも十分、カスタム背景に変える必要なしと考えておられるかたが多いからでないだろうか? この辺はあくまで個人の嗜好的なものなのであえて深入りは避けたい。本記事はカスタム背景を現在導... 続きを読む
KROG長井ミーティング本日開催 仲間とともに在りし日のKROG副会長を追悼する晴天に恵まれたきょう、KROG長井ミーティングが予定通り開催された。開催場所は山形県南部の長井市、仙台からSRさんとともに現地に向かった私は隣町の置賜郡白鷹町の国道287号線沿いのセブンイレブンで山形市のみのたんさんと合流した。 紅葉には少し早いが季節は秋本番、快晴には恵まれながらも峠の温度は12、3度で肌寒い中の走行となった。日本ブログ村カワサキランキング... 続きを読む
祖母の23回忌を偲ぶ小旅 亡き祖母の面影を偲ぶ供養の旅いよいよ10月の3連休が始まった。初日のきょうは郷里石巻を訪ねた。目的は二つ、①祖母の23回忌を偲ぶ②慶長使節団出航四百周年記念パーティーチケットの買い取りである。私は以前全線開通してない仙石線(高木~陸前小野間はJR代行バス)に乗り、早朝8時半前に石巻に到着した。駅前から目抜き通りの立町に出るとこの通り、震災で被害を受けたと見られる鉄筋コンクリートの建物... 続きを読む
至福の晩酌(洋酒編) SCOTT Hamilton SKYLARK Scott Hamilton SKYLARK スコットハミルトン以前、「私にとっての酒飲み道楽」をブログに掲載した。その時は仕事帰りに立ち寄る一杯飲み屋に関する内容であった。多くの人がそうあるように私も酒を飲むにはシチュエーションを特に重んじている。日本酒には日本酒の、洋酒には洋酒のシチュエーションがあるのだ。私は日本酒も洋酒も両方嗜むがこれを全く別なカテゴリーと心得ている。従ってその... 続きを読む
井上靖「氷壁」読後感想 井上靖「氷壁」 (1956年発表)昭和31年(1956年)2月24日から昭和32年(1957年)8月22日まで朝日新聞に連載され1957年に新潮社から単行本が刊行されベストセラーとなる。昭和38年新潮文庫になり、平成9年埼玉福祉会から「大活字シリーズ」が発刊される。 あらすじ舞台は昭和30年の年末。ある広告代理店に勤務する新鋭登山家魚津恭太(32歳)は、翌年の昭和31年正月に... 続きを読む
エッセイ「秋のトチノキ林にたたずむ」 自作エッセイ「秋のトチノキ林にたたずむ」小雨とも霧雨ともつかない天気のはっきりしない日曜の午後だった。私は電車に乗って用事のない休日の午後に感じるような気楽な気持ちでいつものトチノキ林を訪ねた。傘は手放せないものの、霧雨が半袖の二の腕を適度に湿らせ、この日の温度と相まって私に心地良ささえ感じさせた。初夏に訪ねたころは若葉の萌える勢いが天空を遮っていたが今はその勢いも落ち、曇天特有の光の分散により... 続きを読む [タグ] 秋のトチノキ林
留守政影と利府城 伊達政宗が最も信望を寄せた叔父、留守政影昨今NHKの独眼流政宗DVDを観て気になった人物が居た。それは隣国蘆名を攻めた初陣で血気に逸る政宗を「政宗、取り乱すな!」と一喝した人物である。果たして伊達家の当主を呼び捨てにした武将とは一体誰なのか?彼の名は留守政影(長塚京三)である。政影は政宗より18歳年上の叔父(政宗の祖父伊達晴宗の三男)で留守家に養子に出されながらも後に伊達家家臣になった人物である。 ... 続きを読む
江戸時代後期に組頭を務めた大農「石垣家住宅」 きょうは前回のバイクツーリングで訪れた仙台市西部の古民家を紹介する。その名は「石垣邸」である。航空写真で現石垣邸(赤○)と以前存在したとされる位置(黄色○)を確認して頂きたい。※黄色○の範囲が大きめになるのをお察し頂きたい。現代に現存する古民家のほとんどは移築よってその位置を変えているが、この石垣家住宅も同じで上愛子(黄色○)に建っていたものを現在地(赤○)に移築した建物である。中に入るとこのような囲炉... 続きを読む
朗報!ヤフーがカスタム背景の不都合を改善 改善されたカスタム背景機能の不都合昨日、本ブログではヤフーブログの新機能であるカスタム背景のメリットとデメリットを発表した。本日カスタム背景を取り入れているかたまたはこれから取り入れようとしているかたに朗報がもたらされた。既にご存知のかたも居られると思うが、18サイズ以上の文字の上下が重なる不都合が改善されたのだ。では論より証拠、改善前と改善後の画像を比べて頂きたい。 改善前(昨日掲載... 続きを読む
ブログのカスタム背景のメリット、デメリット ブログのカスタム機能の落とし穴と今後の課題ブログ仲間のTさんとRさんを見習い、一昨日の9月29日からヤフーブログの新機能となったカスタム背景を取り入れた。新しいものに飛びつきたいのは人情と言えるが、きょうはこの新機能のメリット、デメリットについて客観的に、また簡略的に述べてみたい。 まず私の過去ブログのこの画面をご覧頂きたい。私はだいぶ前から簡単モードを利用してブログをアップしているが... 続きを読む