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今年最後の晩酌

Gerry Mulligan Morning Of The Carnival From Black 過去への回想と新年度への抱負大晦日の夜、トリスウイスキーで今年最後の晩酌を楽しんでいる。今年一年の私の軌跡を振り返るならば激動の一年であった。勤務地が仙台から相馬に変わり、十年ぶりの単身赴任を余儀なくされた。間もなく定年を迎えるが、この年になると自分のことよりも家族のことが気になる。けして多くは望まないが、家族が平穏に暮らしてくれればあとは何も言... 続きを読む

友人のような息子との関係

CHICAGO-Hard To Say I'm SorryHard To Say I'm SorryはCHICAGOの名曲であるが、息子にはこの歌の題名のように「言い過ぎてしまい済みません。」と素直に言えるような人間になってもらいたいと感じている。私は今宵、そのような一心でこの曲をリンクに及んだものである。年末年始の10連休も今日で6日目ゆえ、後半に入った。私は仙台の留守宅に戻り家族と対話を交わした後、息子との約束を果たすために電車に乗って仙台... 続きを読む

ミック式寒中ゴルフのもたらす大きなメリット

ASIA LIVE Don't Cryミック式寒中ゴルフのもたらす精神的&肉体的メリット本日AsiaのDon't Cryをリンクしたのは単身赴任初の冬場を向かえ、自分の心で時折臆病風を吹かせる「根性なし」に対し、けっして寒さに屈しないと言い聞かせる(自己暗示をかける)ためである。即ち、この曲こそが厳寒期に立ち向かおうとする今の自分に、多大なるモチベーションをもたらすと感じたのである。あれは8年前のことだった。精神的不調に... 続きを読む

田園に囲まれた我が町、亘理を心行くまで堪能する

BEETHOVEN - Symphony no. 6 - Leonard Bernstein (1)田園に囲まれた我が町、亘理を心行くまで堪能するベートーベンの「田園」(Symphony no. 6)は今年だけで3、4回はブログにリンクした記憶がある。あれは忘れもしない。希望に溢れ、期待を胸に抱いた私が宮城県南部の亘理に移り住んだのは2015年3月26日のことであった。その後引越し後のごたごたで何かと忙しいかったが、二日ほどしてようやく落ち着き、バイクで近傍を... 続きを読む

烈士伊東七十郎の最後を看取ったエドヒガン

烈士伊東七十郎の最後を看取ったエドヒガン去る12月19日(土)のことだった。私は息子とともにできたばかりの仙台市地下鉄東西線に乗って八木山動物公園に行った帰りに市営バスに乗り、愛宕大橋というバス停で降りた。神社へ向かう急な階段を駆け上がるとご覧のようなロケーションが目の前に開けた。ふとそのとき、私はこの見事な枝振りの老木が気になった。このエドヒガンの樹齢は平成18年(2006年)当時で約350年、... 続きを読む

本日のショッピング&新たな読本

Opera Carmen-Toreadorオペラカルメン闘牛士の歌和訳友よ祝いの酒を愉快に飲もう!我らは皆戦いに命をかけるつわものだ見よ! 闘牛場は針を立つ余地もなく沸き返る歓呼の声、どよめく幾万の人々手を打ち足を踏み、互いにひしめく今日こそ待ちに待った武勇の祭りだ行け!今だ!さあ行け!ああ闘牛士よ進め!闘牛士!闘牛士!黒い瞳が待っているぞ愛の瞳が待っているぞ愛する女を想うのだ!年末年始休暇二日目のショッピングあれは... 続きを読む

斬り捨て御免、ブログなるものを斬る

ブログに潜む様々な人間考察本日から有給と組み合わせて年末年始の10連休に入った。きょうは日頃ブログに関して考えていることを隠さずに本音で述べてみたい。コンプライアンス編誹謗中傷や個人情報漏洩は論外なことであるが、ブログを運営していると時としてスパム行為、或いはそれに限りなく近い擬似行為に遭遇することがある。そうした運営者はヤフー側の取締りが甘いことをいいことに、今もスパム行為に及んでいる。これは特... 続きを読む

随筆「相馬藩士志賀直道の生き方」

本記事は過去の更新記事の随筆「相馬藩士志賀三左衛門直道と志賀直哉」を推敲したもので、相馬郷土史研究会に寄稿したものであることを最初にお断りする。随筆「相馬藩士志賀直道の生き方」文豪・志賀直哉の生家は宮城県石巻市の住吉町にあった。これはずっと後年になって知ったことであるが、奇しくも小学生の低学年の際、私は彼の生家の前を通って毎日通学していたことを知り、その時から何か特別なものを感じている。中学校の教... 続きを読む

昨今の仙台~石巻沿岸の復興情勢

5年ぶり?のJR仙石線乗車去る12月12日(父方祖父の命日)、墓参りのため、郷里の石巻に行った。詳しくは覚えていないが、ほぼ5年ぶりに仙石線に乗って郷里石巻に戻った気がする。前回の墓参りは開通したばかりの東北本線経由(快速仙石ライン)で石巻に行ったが、今回は始点の仙台から終点の石巻まで、従来の仙石線(沿岸部のルート)で向かった。下図をご覧頂きたい。水色:仙石線緑(仙台~塩釜)+赤(接続線)+水色(... 続きを読む

祝!仙台市地下鉄東西線開通

宮城県民謡さんさ時雨https://www.youtube.com/watch?v=ohXtVBUhsB8さんさ時雨か萱野の雨か音もせで来て濡れかかる ショウガイナさんさふれ~五尺の袖を今宵ふらぬで何時のよに 武蔵あぶみに紫手綱かけて乗りたや春駒に門に門松 祝に小松かかる白雲 みな黄金この家お庭の三蓋小松鶴が黄金の巣をかけた この家座敷は芽出度い座敷鶴と亀とが舞い遊ぶ芽出度嬉しや思うこと叶うた末は鶴亀 五葉の松扇芽出度や末広がりで重... 続きを読む

相馬歴史講演会「中村藩の成立と家格の形成」

 或る歴史講演会への出席相馬に転勤してから私は相馬郷土研究会に入った。本日は午後からその研究会主催の歴史講演会に出席するべく、JRバスで相馬へと向かった。きょうはいい天気であったが最高気温は10度くらいでコートが手放せない日であった。会場は以前二宮尊徳の歴史講演会の開かれたのと同じ相馬市中央公民館である。ここでブロ友様の暇人ITYさんと待ち合わせた。彼とは初めてお逢いしたが、南相馬在住の二十代後半のか... 続きを読む

「現代サラリーマン武装術」

「現代サラリーマン武装術」入門編寄らば大樹の陰という言葉がある。組織人としてスマートに生きるのはこのスタンスがもっとも手っ取り早いのかも知れない。サラリーマンになったからには順調に出世をして、それなりの暮らしができれば…。多くの御仁がそう考えていることだろう。但し、この生き方を貫くと一方で自分を殺さねばならない。即ち、漱石の言う「知に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。云々」... 続きを読む

昭和30年に愛知県の常盤館を訪ねた志賀直哉

志賀直哉 愛知県蒲郡の常盤館滞在一ヶ月ほど前、或るブロ友様から文豪・志賀直哉が愛知県の常盤館に滞在した期間についてお尋ね頂いた。本日はその返答を兼ね、往時のことを偲びたい。この写真が愛知県蒲郡市にある蒲郡クラシックホテル(常盤館)である。直哉がこのホテルに滞在したのは今から60年前の1955年(昭和30年)10月下旬のことだった。彼は1883年(明治16年)生まれゆえ、72歳の時であった。※写真は... 続きを読む

健康のために…隣町岩沼散策

Dave Brubeck-Take Fiveリンク曲Dave Brubeck-Take Five解説最近はブログにJAZZをリンクすることが多くなった。Takae-Fiveは1950年代の古き良き時代の曲で明るくて軽快感が気に入っている。この曲を聞いているだけで気分高揚に至るゆえ、休日の夕方にウイスキーで晩酌をするときにクラシックとともにYOU TUBEで聞くことが多い。 健康のために…隣町岩沼散策昨日の日曜日はいい天気だった。東北南部の太平洋側は今の季節は雪は... 続きを読む

祖父の五十回忌を偲んで

Hino National de Portugal※祖父の供養の記事にこの曲(Hino National de Porutugal(ポルトガル国歌))をリンクした理由は何卒下記の歌詞を参照して頂きたいと思う。私はつまらない人物であるが、先祖だけは誇れるものがある。その最たるものが私の祖父である。今の私の不屈の精神はここから生まれると言っても言い過ぎでない。私にとっての偉大なる先祖とは祖父に他ならないのである。本日は祖父への限りない畏敬を込めてこの曲... 続きを読む

Blog中級論

 Blog中級論今から書くことにこれでもブログ中級?と思うおかたがお在りになれば、何卒読み飛ばして頂きたい。これは少なくとも私にとっての中級ゆえ、人様から見ればそんなことなどは常識(序の口)と思われるのかも知れない。ブログを長年続けていくと無意識のうちに同じネタを拾ってしまう。これは昨今私が顕著に感じてきていることで、或いは一部のブロ友様も同じことを思われているのでは?と思っている。但し、それは人様か... 続きを読む

己の師匠を描くために参考にしたい本

己の師匠を描くために参考にしたい本私はブログを始めてから主に歴史ものやエッセイを中心に執筆を重ねてきたが、ここ数年執筆意欲が高まってきている分野がある。それは自分が尊敬し師と仰ぐ人物に関するものである。多くの作家は自分が師事した師匠のことを作品に残している。従って、私は何れは自分の尊敬する人物に関して語り、それをまとめたいたいという動機でこうした作品を読んでいる。①歴史作家早乙女貢が執筆した... 続きを読む

きょうのミック

Herbie Hancock, Ron Carter and Billy Cobham - Walkin'ここ数週間、週末になると仙台に帰っていたが、久しぶりに帰るのを止めた。この年になると自分のことよりも家族のことが気になるものだが、やはり家族持ちにとって、家族が平穏なことは何よりもの薬と受け止めている。建築現場でしっかりした仕事をするには強固な足場が不可欠だが、男にとって家内安全は強固な足場に匹敵する。もっともこのような考えは独身時代には及... 続きを読む

新地町の福田古館を訪ねて

 新地町の福田古館を訪ねてちょうど一週間前の先週土曜日(11月28日)のことだった。福島県新地町の右近清水を訪ねた後、私は自転車であてもなく県境方向に向かった。その時目に入ったのがこの諏訪神社である。今までの経験上、古くからの集落と付近に神社や寺があると古館などの史跡のようなものがあるようなことが多い。名前は古館公園となっていたが、ここには南北朝時代に作られた館があったようだ。アングル的には北西側... 続きを読む

エッセイ「トリスが似合う男になりたい!」

Gerry Mulligan Ben Webster In a Mellow tone「トリスが似合う男になりたい」いよいよ還暦が近くなり、時の経つのが以前よりも早くなった気がしている。若い時は見えなかったものが、年を重ねてようやく見えてきた。私のサラリーマン人生を振り返ると出世は逃したが、その分魂を売らずに済んだゆえ、それはそれでいいと自分に言い聞かせている。それは負け惜しみに聞こえるのかも知れないが、今の私はそんなことを言われたくらい... 続きを読む

亘理の里山を歩こう

 亘理の里山に行こう!これは、月に一回亘理町が発行する広報誌「わたり」に掲載された「里山に行こう」というページである。亘理町は東を太平洋に、西を阿武隈山地に面したローカルで風光明媚な土地柄である。私は10月初めに息子と隣町の山元町の深山に登ったが、標高は何れの峰も300メートル弱であり、登山というよりはワンダーフォーゲルやハイキングに近いものである。本日は広報誌「わたり」に沿って、我が町亘理町の里... 続きを読む