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今年最後の薄暮の帰宅/仙台都心部

 Charles Mingus - Hot House 1945 【コラム】ブログを運営していて思うのはひらめきを大事にしたいということである。歳のせいかも知らないが、一瞬書きたいと思ったことが脳裏を掠め、別な行動をとった後に折角ひらめいた文言をきれいさっぱりと忘れ去ってしまうことがある。回路が飛ぶというやつである。これを防ぐには都度メモ用紙を持ち歩くことがいいのかも知れないが、俗物ゆえそこまで徹底し切れていない。老いや衰えに... 続きを読む

作家・安岡章太郎との邂逅

 作家安岡章太郎について、作風など はしがき 作家にはいろいろなタイプがある。近寄りがたい孤高さを感じるタイプ(森鴎外、志賀直哉、伊集院静…)もあるが、逆に気取らずに庶民的な雰囲気を作風としている作家(井伏鱒二など)も存在する。今回紹介する作家は安岡章太郎(1920-2013)のタイプは明らかに後者のほうである。先入観を取り払い、彼の作品を読んでみると何の違和感を感じることなくすらすらと活字を追える... 続きを読む

私の若返り術はバイクとラーメンジャパンに行くことです

バイクと脳みその関係。ヤマハと川島隆太教授の研究結果リンク動画について以前にも紹介したが、バイクに乗ると脳の活性化が促進される傾向にあると言う。今回は3分弱の圧縮版(その分ナレーターは早口で話している)での紹介である。この研究はバイクメーカーのヤマハ発動機がスポンサーとなっている。バイクライディングが脳の活性化に効果があるとなれば、バイクの売り上げも伸びることだろうが、ヤマハにはそのような思惑があ... 続きを読む

高橋洋一 安倍氏の国葬に反対した人は法律を知らない

国葬には国会の決議は必要ない。実は99年に法律で決めたこと【コラム】本日、安倍晋三元首相の国葬が行われた。野党では立憲民主党や共産党、与党では石破茂氏も「国会の関与をすべき」と述べている。そして何よりも国民の6割近くが国葬に反対している。統一教会の問題もあり、自分もまったく同感するところであるが、高橋洋一氏に言わせると功績のあった政治家を国葬にする決定権は内閣府(実質的に与党)に委ねられているという... 続きを読む

先ずはやってみる。そこから成功が生まれる。キャンパーヒロ

キャンパーヒロ 全て考え方次第!67歳のつぶやきリンク動画について拙ブログに何度もリンクしたキャンパーヒロTVのリンクである。2年前にユーチューバーになったばかりで、既にチャンネル登録者が既に35,000に達しようとしている。有名人ならともかく、YOU TUBEビギナーがこれだけ結果を出すのは難しい。成功例と言えるのでないだろうか?成功の理由として考えられるのは、単にキャンプだけの話題でないことである。キャンプだけ... 続きを読む

追悼 青森出身歴史作家長部日出雄の生涯を偲ぶ

  伊達政宗、百万石への挑戦  リンク動画について本日紹介する歴史作家がゲストとして出演したYOU TUBEスレッドをリンクした次第である。波乱万丈な生涯を送った伊達政宗だが、彼を上回る宮城県人は残念ながら死後400年近くを経ても現れていない。さてこの番組にゲスト出演した作家は長部日出雄氏である。つい最近尊敬する二人の歴史作家の死を知った。一人は星亮一氏(仙台市出身 1935~2021)、もう一人の名は長... 続きを読む

私のモチベーションの原点は仙台都心の街歩き

Tom Petty and the Heartbreakers - So You Want To Be A Rock and Roll Star【コラム】ブログに洋楽を貼ることにこだわっている。理由はアイデンティティを失わないためである。哲学者の三木清は自著の「人生ノート」の中で「人生は希望である。人生は自分なりのフィクションを描くことである」という旨のことを述べているが、自分も同感である。同時にこの指向はブログにも当てはまることである。誰が何と言おうが自分流を貫く。... 続きを読む

石巻博物館展示/彫刻家高橋英吉の作品

去る9月10日まきあーとテラス内の石巻市博物館を訪ねたが、本日は非常に気になった石巻出身の著名な彫刻家を紹介したい。以前も紹介したが、独創性に富んだアートを感じるまきあーとテラスの外観である。建築デザイナーの心理を推し量れば、ギザギザな外観は港町石巻の工場群などを表現したかったのであろう。秋の青空を背景に、起伏に富んだ白亜のシルエットが一層映えるシーンである。以下Wikipediaより彼の力歴を引用する。... 続きを読む

櫻井秀勲の書斎 コストよりも大事なものとは?

 櫻井秀勲 タイムパフォーマンスを重視しよう! 【コラム】久しぶりに「櫻井秀勲の書斎」のリンクである。櫻井秀勲氏は御年91歳になるが、矍鑠とした話しっぷりから、実年齢より10歳以上は若く見られるのではないだろうか?70代後半と言っても通用しそうな若々しさである。90代でも現役バリバリのユーチューバーとして活躍しているのを見ると、尋常でないものを重ねる。普通の感覚ならば、なかなかこうは行かないのでな... 続きを読む

久しぶりに11キロのウォーキング

 Phil Collins In the air tonight 【コラム】久しぶりにフィル・コリンズの曲をリンクした。彼の曲はしんみりとした曲が多いが、今の自分はそんな心境なのである。彼の曲は透明感のある曲が多い。曲名の In The Air Tonight(夜の囁き)なにを感じるかは人それぞれだが、自分としては若かりし頃の都会の夜の孤独を重ねる。瞼を閉じれば、今よりずっとピュアだった往時の自分が俯瞰されてくる。視線の先には素直になれなか... 続きを読む

エリザベス女王の国葬とコモンウエルスの影響力

イギリスの母として愛されたエリザベス女王に世界が別れ【コラム】昨日の夜(日本時間で19時過ぎ)にエリザベス女王の国葬が執り行われた。1965年のチャーチルの国葬も世界から多くの弔問客が集まったが、今回の女王の葬儀はそれを凌ぎ世界各国から錚々たる顔ぶれの弔問客を迎えての国葬だった。日本からは天皇皇后両陛下が参列され、改めて英国王室との深い親交を感じた。近衛兵の手に注目。57年前のチャーチルの葬儀の際... 続きを読む

仙台市の職人町畳屋丁を訪ねて 昔は畳屋町と呼ばれた

去る9月11日(日)若林区の畳屋丁を訪ねた。住居表示は仙台市若林区畳屋丁となるが、セクションとしては非常に狭い地域(東西≒350m、南北≒250m)である。由来は町名の由来は文字通り畳職人たちが住んだことからこの名がつけられたという。畳屋丁は南染師町の北にあり、東は六十人町(足軽町)に、西は穀町に接する町。 寛永年間末(1643年)頃までに取り立てられたとされる。現場は古い低層住宅と中層のアパートが... 続きを読む

必ずしも金に比例しないセカンドライフのおける幸福度

 キャンパーヒロ 67歳のつぶやき 幸福度について 【コラム】キャンパーヒロTV氏は仙台在住のユーチューバーであり、私の過去の記事に何度かスレッドをリンクさせて頂いた経緯がある。ヒロさんの略歴について触れたい。ヒロさんは60歳をもって42年間務めあげたサラリーマン生活をリタイヤされ、その後の一年間は解放感を味わうために趣味に興じた。ヒロ氏は定年秒読みとなってから有給休暇消化により、会社に行く必要がなくな... 続きを読む

如月会仙台水墨画展 今年も電力ビルで開催

如月会主催の水墨画展が今年も青葉区の電力ビルで開催されている。本日は休みを利して見に行ったので自分の目に留まった作品を紹介したい。尚、如月会はアマチュアのかたの同好会である。撮影にあたっては主催者のかたから撮影の許可を得ていることをお断りしたい。佐藤信仙画「七ツ森湖」である。七ツ森は仙台の北部に実在する山であるが、ダム湖も擁している。写実画とは異なり、多くの部分に空想を入れるのも自由である、昨年の... 続きを読む

大規模改変工事佳境に入る:石巻住吉神社のその後を追う

3年前から故郷石巻に住吉神社の大規模な改変工事をレポートしているが、本日は去る9月10日(土)の石巻訪問の際に撮影した写真をもとにして、住吉神社周辺の最新の状況についてお伝えしたい。このGoogle3D立体画像は工事が始まる前の立体画像である。右が北の方角である。私の生家のあった横町(現千石町)とは目と鼻の先の距離である。よく見ると護岸に応急の堤防が設置されているので、震災後の画像と思われる。右下の灰色... 続きを読む

少ないモノで人生を愉しむ:江戸庶民の生活ぶり

久しぶりに「近世以前のもの」のカテゴリーの更新である。最近とても面白い本を読んだ。菅野俊輔著「江戸のエコ生活」である。昨今、ミニマリストが注目されているが、多くの物に恵まれていることと幸福度、満足度は必ずしも比例しない。却って物が少ないほうがいいと感じることがある。例えばデジタル社会の生んだスマホは確かに便利だが、逆にその利便性に振り回されることがある。家電製品も然りで、単に必需品と思い込んでいる... 続きを読む

仙台都心部でのビルウォッチング

   自衛隊行進曲 「大空」   【コラム】久しぶりに自衛隊行進曲大空のリンクである。今日の仙台は最高気温が29度とやや暑かったが、盛夏と異なり、明らかに秋の気配が感じられた。そんな日に相応しいリンクを探しているうちにこの曲を思いついた次第である。数ある自衛隊行進曲の中で、自分の中では傑作中の傑作と言っていい曲であり、これまで何回かブログにリンクした経緯があった。言ってみれば秋の切り札とも言える曲... 続きを読む

エッセイ「ジョー・フレージャーに重ねる我が人生」

 1971 モハメド・アリVSジョー・フレイジャー 何を明かそう私はかつてボクシングの熱烈なファンだった。過去形を用いたのは最近、あまりテレビでボクシングの試合を観なくなったからである。時間がないというのも理由の一つだが、あまり魅力を感ずるボクサーが少なくなったのも響いていると感じている。 本日紹介するヘビー級ボクサーのジョー・フレージャー(1944~2011)はニックネームをスモーキング・ジョーと... 続きを読む

FBI文書:米同時多発テロにサウジアラビアが関与か?

 FBI 同時多発テロの捜査資料を一部公開 2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件から11年経った。昨日NHKで放送された内容について振り返りたい。データの引用先はANNニュースである。アメリカ同時多発テロの犯行はイスラム過激派テロ組織アルカイダ(主要人物はビン・ラディン)によって行われたものとされているが、ある国の関与が疑われている。そのきっかけとなったのが2016年に公開されたFBIの捜査資料であ... 続きを読む

アルミテープチューン バイクのその後とレポート

先月の29日、車とバイクのアルミテープチューンの記事を掲載したが、本日はバイクのその後の状況をお伝えしたい。先ずは帯電しやすいと言われるプラスチック製のエアクリーナーボックスである。アルミテープはこのようにギザギザした形状だとより放電の効果が高まるとされる。これはシートの裏側である。ご覧のように、エアクリーナーの空気吸入口のそばのところに来るようにアルミテープを貼ってみた。バッテリーのほうはマイナ... 続きを読む

久しぶりに訪ねる故郷石巻 ダイジェスト版

本日、久しぶりに故郷石巻に行った。始点は県庁市役所前、始発は7時57分である。高速バスの乗客はたった10名ほどであった。石巻市内の生家の近くに差し掛かった。信号の前の左右の通りが旧横町(現千石町)である。この後、終点の石巻営業所でバスを降り、30分ほど歩いて旧北上川左岸(東岸)のマルホンまきあーとテラス(石巻の文化センター)に着いた。まきあーとテラスは過去にも紹介したが、昨年の2021年にできたば... 続きを読む

あのプーチンでさえ弔意を表明:エリザベス女王の死去

  National Anthem England Rugby  イギリスのエリザベス女王が亡くなった。謹んで哀悼の意を表したい。追悼に際し三年前に日本で開かれたラグビーワールドカップの試合におけるGod Save The Queen(神よ女王をまもりたまえ)をリンクした次第である。エリザベス女王の在位70年7箇月はフランスのルイ14世の72年に継ぐものというニュースが目に入ったが国も時代背景も全く違う。そもそも革命前のフランスの帝王とエリザ... 続きを読む

仙台ビーなすとは何か?

本日は「仙台ビーなす」というナス漬けについてお伝えしたい。宮城県産のこぶりのやわらかいナスを漬物にしたというキャッチフレーズである。ミロのビーナスをもじった命名のようだ。ちなみに、この漬物を販売しているのは主に八百屋さんである。数日前に勤め帰りに国分町の八百屋さんで購入した。ちなみに、2016年の宮城県のナスの収穫高は2,440トンで全国で30位とけして多くない。タッパーに移すとご覧の通り、一個一個の形が整... 続きを読む
[タグ] 仙台ビーなす

伊達政宗を育てた名僧・虎哉宗乙の人物像

久しぶりに「伊達政宗の研究」のカテゴリーの記事の掲載である。以前から気になっていたのだが、伊達政宗を育てた名僧・虎哉宗乙(こさい そういつ)のことである。仙台市の青葉区図書館(メディアテーク)には一冊の虎哉宗乙に関する資料があるのだが、非常に分厚い本ということもあり、恥ずかしながら気遅れしていた。伝記的な著はないものか?と探していたのである。私の目に留まったのは小和田哲男氏(NHKの歴史番組に何度も出... 続きを読む

日本史新聞というユニークな歴史本

最近、図書館で「日本史新聞」という本を借りた。内容が非常にユニークで史実を、現代のメディア視線で捉え論評を加えている。執筆されたかたは恐らく新聞か歴史読本の記者のキャリアをお持ちなのでは?と考えている。扱う年代が幅広く、何と石器時代から近代までとなっている。紙面の中の宣伝広告(月刊アルカイックなど)はもちろんジョークだが、これがなかなか面白いのである。一例を掲載する。史実を挙げた上での寸評は嫌みが... 続きを読む

街歩き&仙台育英が仙台市役所を表敬訪問

今日は昨日の街歩きと、仙台育英高校の野球部が仙台市役所を表敬訪問したことの二つのことをお伝えしたい。先ずは街歩きのほうである。ここは定禅寺通(杜の都仙台を代表する欅並木の通り)から見た光彩通という横丁である。ここらかもう少し行くと、昔自分がよく行っていた飲み屋(バーやクラブ)があった。懐かしい。二店とも今はなく、繁華街のテナントは時の経過とともに目まぐるしく変わるという普遍性の例外に漏れないものを... 続きを読む

業務スーパーむき枝豆の実力

最近ロシアのウクライナ侵攻によって物価が上っているが、枝豆の価格高騰も例外にあらず、15~25%近く値上がりした。枝豆と言えば酒のつまみに欠かせない食材だけに頭の痛いところである。そこで私は新たなことを試みた。それは業務スーパーのむき枝豆の購入である。気になる価格は500g入りで税込み¥280ほどであった。キャッチフレーズとしては。枝豆ご飯、かき揚げ、炒め物にとなっているが、酒のつまみにそのまま解... 続きを読む

3535番目の記事、これまでで一番気合が入った記事とは

   Europe 'The Final Countdown'   かれこれ14年に渡るが、自分は今までブログと言う媒体に様々な喜怒哀楽を綴ってきた。もしその中でどの記事が印象に残ったか?と聞かれれば即座にこの記事と答えることだろう。それは数年前、現役時代にピリオドを打ち、無事に定年を果たした際の早春の記事『ポエム「最後のカウントダウン」』である。長年当り障りなくサラリーマンを勤め上げたかたにとっては無縁なのかも知れないが、... 続きを読む

ヘンデル「オンブラマイフ」&出勤前の西公園ウォーキング

   ヘンデル「ラルゴ」(ロンドン交響楽団)   【コラム】ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルによる「オンブラマイフ」(別名「ラルゴ」)である。この曲はオペラにおいて、ペルシャ王がプラタナスの木陰への愛を歌った曲とされる。しかしながら私としてはその意をまともに捉えるのではなく、自分なりの想像を加えた上で厳かな情感に捉われながら、聞き入っている。平素に聞く曲ではなく、週末のひと時に己の歩んできた人生を... 続きを読む

令和4年8月のブログ棚卸公開します

例によって8月末のブログ棚卸を公開したい。先ずは最近読まれた記事である。1位には仙台七夕の記事が入った。仙台七夕は結構有名なのでタイトルでアクセスが集まったものと解釈している。空調服に絡む記事が2位と9位に入った。3位のmRNAワクチンに関するリスク報告は衝撃的な内容だが、実は最近この手の情報(アンチワクチン)が増えてきている。その背景にはオミクロン株にコロナワクチンが効かなくなったことや、免疫があま... 続きを読む