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朝夕の車窓から見たなだらかな阿武隈の山並み
私は先日更新した記事で仕事以外の範囲に於いて「自分の生活を創作本位に煮詰める」と語った。創作活動で最も大切なものとして心掛けているのは何といってもモチベーションのキープである。

今月当初から、亘理町や相馬市の図書館で主に郷土史の本を借り、これを読みながらバスや電車での通勤時間を過ごしている。但しこうした本ばかり読んでいると肩が凝る。そんな時に私の心を癒してくれるのが車窓からの風景である。

これは亘理町(国道6号線沿い)からのビューである。阿武隈山地のなだらかな山の端、色濃くなってきた雑木林、起伏に富んだ菜の花茂る原は何気ないものであるが、けして都会では触れることの出来ないものばかりで、感性に優しい。

山の端の向こうに何があるのかを想像したり、曲りくねった水路や畔の様に感動したりする。活字を追い疲れた目を休めるにはうってつけのシチュエーションである。

帰宅時に、運がよければ美しい夕焼けを目にすることが出来る。この日は残念ながら前日のような真っ赤な夕焼けには至らなかった。少しばかり残念だが「中庸をもって本分とするべし」を踏まえるのであれば、これで十分と心得る。

明日の晴天を約束するように大空に高層雲が広がっていた。

この日は何気ない平凡な一日であった。然るに、「けして上を望まず。人生に於いては平凡の積み重ねこそが尊い。」と改めて自分に言い聞かせた。「春宵一刻価千金」。私は一瞬我が境地を疑った。これは幻想(ファンタジー)か現実か?

否、今を珠玉のひと時と考えるならそんなことはどうでも良い。そんなとり止めもないことを感じながら限りなく広がる常磐相馬の雄大なパノラマに魅せられ、心地よいバスの揺れに身を委ねた。私は眠気をいざなう春特有の心地よい余韻に浸り、無事に週半ばを迎えたことに深く感謝した。
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