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転勤を言い渡されたサラリーマンにとって大事なこと
私の本業はサラリーマンである。今年早々に相馬転勤を言い渡された私は自己ゾーン構築に入念な下調べを行った。それは9年半前の東京転勤の失敗(自作エッセイ「私にとっての東京生活」参照http://blogs.yahoo.co.jp/bgytw146/31989159.html)を再び繰り返さないためである。
一見、仕事とプライベートは全く別なものにも思えるが、両者は一体になってこそ初めて噛み合い、快適なライフをもたらすと私は信じている。

そんな私が出した答えが自宅のある仙台と勤務地相馬のほぼ中間に位置する亘理町の居住である。その決め手となったのは
①通勤と家に帰省する際の交通の利便性。
②バスでの通勤時間を読書にあて、有意義に使う。
ということである。
言い換えれば『与えられた選択肢の中での自己ゾーンの構築』である。これを戦国武将に例えるならば『己の城を堅固なものにし難攻不落なものにする』ことで、侵略をもくろむ敵(ストレス)への防御を固め、ひいてはお家安泰という目的に近づくものと受け止めている。

JR常磐線の亘理~相馬までの区間には現在、代行バスが運行している。鉄道が復旧するのは2017年ゆえ、しばらくはこのバスに乗って通勤することになる。AM5時50分過ぎに二台の代行バスが亘理駅前に到着した。何事も「先んずれば云々」という言葉がある。私は初日ゆえ縁起を担いで一番乗りで赤いほうのバスの先頭に陣取った。

亘理駅を西に向かって間もなく国道6号線を左折、しばらくすると常磐道との立体交差に差し掛かる。常磐道は一ヶ月ばかり前(3月1日)、全線開通したばかりである。

代行バスのルートを航空写真でご覧頂きたい。片道約25キロの行程である。

基本的に以前駅のあったところに立ち寄るのだが、さほど標高のない駅には立ち寄らないようである。JRが「山下駅」と称するところは実質山元町役場のことである。

山元町国道6号線から見た阿武隈山地、あいにくの曇天で視界がいまいちであるが、美しい田園と丘陵、屋敷林などの織り成す景観は素晴らしく、見ていて飽きないものである。

ここから福島県(新地町)に入る。県境である。

新地駅は震災前の駅舎に立ち寄る。正面に見えるのが相馬共同火力の煙突である。
工事関係者と見られるかたが数名、職場までの送迎バスに乗り換えられておられた。

終点の相馬駅にはほぼ1時間で到着する。但しこの1時間だけが通勤の全てではない。この後電車と自転車に乗り換え、片道2時間を要する。

仕事が終わって帰路に着いた。再び相馬駅へ。伊達家の家紋をあしらった「竹に雀」&SENDAI BUSと書かれた文字を見て、私は思わず微笑んだ。

読書灯は点灯しないものの、文字は読める。しばらくは往路は車窓を眺め、帰路は読書というパターンになりそうゆえ、これで一安心である。


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