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 新天地亘理&相馬への赴任 

相馬転勤とそれに伴う宮城県亘理町への引越しの二日間に渡るドタバタがようやく落ち着いたのはきょうの午後2時過ぎであった。サラリーマンにとって転勤は大きなターニングポイントであり、運不運の分かれ目とも言えるものである。

私は9年半前に東京転勤し、予期せぬ挫折により地獄を見たものゆえ、今回の転勤はそれとはまったく異なるものを感じている。何よりもこのような長閑な土地柄を十分に堪能出来るようは心境の基盤が9年半の年月を経て構築されたことに対して深く感謝しているのである。

民家も途切れた旧道と見られるあたりから阿武隈山地を望んでみた。標高は200メートル前後、山と言うよりは丘に近い。だが私はここに限りない風情を感じるのである。高い山が全てではない。高い山は畏怖を感じるが気高く親しみ難い存在である。人間も畏怖されるよりは愛されるほうがいいのではないだろうか?

阿武隈山地は老境を迎え、すっかり角が取れた私を優しく包み込むような包容力がある。だが、それはけして私のみであるまい。多くの方がそう感じるのではないだろうか?今の私は多くの人に優しい感性をもたらす阿武隈山地を愛おしく思うのである。

アングルを換えて撮影した。こちらは北側である。民家もすっかりまばらとなった。この堀は如何にも古そうな用水堀である。堀の縁にある小屋はポンプ小屋である。

この後、私はJR亘理駅東口にある悠里館にバイクを走らせた。ちょうど常磐線の上り列車が入った時であった。

歳の頃は70、ワンちゃんを連れた年配の御仁と出会った。土地柄はそこに生活を営む人の感性に大きな影響を与える。私に警戒の念を抱いていた犬が「お座り」の一言で神妙極まる面持ちとなった。然るに亘理町は仙台のような小都会とは異なり、人のみならず犬にも優しく好ましい環境であると私は受け止めた。

「シャッターを押してあげようか?」と言う彼の言葉に私は素直に応じることにした。少し照れくさい心持ちはあるが、サングラスをかけた目の奥底には彼に対する感謝の念がある。

間もなく自宅に戻った。生まれて初めて自分の書斎を持てたという感慨に浸った。人生苦あれば楽有り。但し、この幸運を吉とするも凶とするも己の心がけ次第。全ては己の精進に架かっている。私はこのことを天命と捉え、天から与えられたシニアライフを心ゆくまで堪能してゆく所存である。

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