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 未熟だったゆえ、生前返せなかった祖母の恩愛
これは私が小学校高学年のとき、祖母からもらった葉書きである。この頃は7円で葉書きが出せる時代であった。実家石巻の祖母はどんな気持ちでこの葉書きを書いたのだろう?

折しも祖母は数ヶ月前に祖父を亡くしたばかりで寂しく一人暮らしをしていた頃と察している。仙台の小学校に在籍していた時、偶然にも半年前の遠足は石巻であった。場所は日和山であったが、この時祖父母が逢いに来てくれたことを記憶している。
今思うとこの時こそが祖父との今生の別れだった。

祖父を亡くしたばかりの祖母はさぞかし心細かったことだろう。ゆえに先日紹介した祖父からの葉書き同様に涙なくして読めないものである。

3歳か4歳のころだろうか、祖母は物心ついたばかりの私を丸光デパート(石巻唯一のデパート)に連れて行きソフトクリームを食べさせた。その時のことは一生忘れない。また祖父が亡くなってすばらく一人暮らしをしていた頃、NHK大河ドラマの「赤穂浪士」を楽しみにしていたのを記憶している。

優しかった祖母の微笑みはいつまでも私の心に美しい思い出として残っている。私は祖母の慈愛に応えるような人物になりたいと思うとともに、この深い恩愛を子孫に注ぎ、少しでも恩返ししたいと感じている。
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