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National Anthem of Uruguay
今日は年末の三十日(みそか)である。私はこの過ぎ行く一年を振り返るために朝の早い時間、仙台駅そばのカフェを訪れた。

執筆に及ぶ際に静かな環境は不可欠である。美味しいブレンドコーヒーの他、幸いにも閑散な客の入りも手伝い、筆も捗った次第である。


 この一年を振り返って

A、思想について
或ることが発端となって、目先の小事のこだわるよりも大義を持って生きることを旨にするべく己を改革しようと心がけてきた。その改革に役立ったのは孔子の論語を始めとした儒教の心を学ぶことである。大きな目的があるだけにその敷居は思いのほか低かった。机上よりも実践、実践哲学の必要性を痛感した一年でもあった。そして徐々にではあるが儒教思想の吸収とともに己の中に普遍的なもの(悟り)が芽生えてきたと捉えている。私はこれに甘んずることなく今後も東西を問わずに多くの思想に触れ、広角的な視点を養いたいと考えている。

B、ゴルフについて
ここ数年続けてきた年忘れゴルフを今年は中止することにした。これは残念ながらメンバーが揃わなかったからである。今年は一度もゴルフクラブを握る機会がなかったが、来年はホームグランドである角田市民ゴルフ場が新しい住まいから近くなる予定なので是非ランドしたいと思っている。大雪が降ったら当分できなくなるがその際は気長に春を待つつもりである

C、ブログについて
ここ三四年ほど前から私は自分のブログスタンスを変え、それまで概ね趣味で繋がっていた人脈にこだわらず、多くの趣味趣向を持つ人にも目を向けるように心がけてきた。そしてその尽力がここに来てようやく身を結んできた気がしている。つい最近、自分の更新記事にも書いたが、私はブログでの付き合いをひと昔前の文通のような心の通ったものにしたいと思っている。従って相手様の更新した記事は例えどんな分野であっても耳を傾け、これに興味を持ち、極力コメントするよう心がけている。むろん、これは人柄で繋がった関係だから出来る業である。

また「ローマは一日にしてならず」という有名な言葉があるが、私はこれと同様に「ブログも一日にしてならず」と捉えている。これは当初、ほんの少人数から構成されていた小集落が多くの集落と様々に関わりを持ち、繁栄と衰退(右往曲折)を何度も繰り返しながら長い年月を掛けて成長してゆく姿に酷似している。私自身もブログに於ける自分の理想像を失うことなく、困難に打ち勝ち、多くの人と知り合い、己のブログをもっと大きな都市(延いては独立国家)に成長させたいと考えている。

次にブログに関わる時間について述べたい。私は昨年あたりまで朝と夜の時間のほぼ半々の比率をブログに費やしてきたが、今は午前3時前後には起きている。そして起きがけにひとかけらのチョコレートを口に放り込むと、コーヒーメーカーでこしらえた淹れたてのストレートコーヒーを立て続けに3杯飲む。こうすることによって頭の中が一気に冴え渡り、文章を書こうとする意欲がみなぎるのである。私はこれを利してブロ友様が更新した記事にお邪魔してコメントを書いている。

これは私の推測だが多くのブロガーは自分のブログを更新し、人様から頂いたコメントに返答を書くことのほうが人様のブログに訪問しコメントするより楽しく感じられるのではないだろうか?何を隠そう、そんな私も過去に於いてはそんな傾向にあったのである。しかし朝型のスタンスが定着した今年の冬あたりからはまったく違ったものとなった。自分のブログに構うのと人様のブログに絡むことの双方が楽しくなってきたのである。ここに先ほど、ブログの理想像は文通の如くと述べた根拠がある。朝型への変遷が私のブログ観念に大きな改革をもたらしたのである。

D、創作活動について
つい最近、地元仙台の人気作家佐伯一麦氏の講座に出席する機会を得た。彼は己のエッセイの中で知人の作家から「小説家はその腕を維持し向上させようと思ったら、毎日練習(執筆活動)を欠かしてはならない」と語られたとしているが、私もまったく同感するところである。従って、ブログで人様から頂いたコメントに返しコメントしたり人様の更新した記事に訪問コメントするのも立派な練習と心得ている。私はこれからもその労を惜しむことなく、その訓練を楽しく続けていく所存である。

私はいつかは作家にという夢を持ちつつブログを続けてきたが、今年の夏文芸誌「みちのく春秋」の編集者である井上氏と知り合い、運良くその伝で仕事を頂戴するに至った。ちょっとした歴史ものの執筆であるが、これが私の創作活動に於ける初仕事となった。私はこの伝を大切にするとともに、これからも多くの人々に真摯な姿勢でエッセイや歴史ものの作品を提供していきたいと考えている。

然るに、ここ数年に渡って私を悩ませてきた或る確執が解決に至った。儒教精神を学ぶことで私の中の不安が解消し、やがて己の信条が自信に生まれ変わったのである。様々な曲折や挫折を繰り返し、ようやく時代は戦国の世から江戸の泰平の世へと変わった。これによってそれまでのギスギスしたものの考え方が大きく変わった。「対立から調和へ」とは恐れながら私が尊敬して止まない志賀直哉の文学に於ける変遷を語ったものであるが、今の私にも当てはまる言葉と受け止めている。

文学に於いては作者は人との関わりが作品へのヒントになることが多い。それゆえ、時として人と出会い、その生き様から創作へのヒントを見出すのも立派な創作活動の一環と感じている。但し、出会いと別れはつきまとうのが世の恒である。「作家はその作品が全てである」とは志賀直哉の言葉であるが、私は気負わずに「来る者拒まず、去る者追わず」の精神を貫き、皆様に愛される作品を作るのを己の使命と心得、今後もたゆまぬ精進を続けてゆくつもりである。
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