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 晩秋の米沢を訪ねる小旅
三連休の中日となった昨日、日曜日のことだった。私は仙台駅東口から高速バスに乗り、大学受験を控えた息子とともに山形県米沢市に出掛けた。盆の墓参りを機に息子との関係が修復しつつある昨今、男親として彼の相談相手になってやりたかったのである。

十五分ほどして東北道に乗った。車内はご覧の通り、数名ほどの乗客が居るのみ。
息子は真面目な性格ゆえ、冗談や砕けた話はしない。以前はやや反抗的な態度をとった頃もあったが、今は私に対して素直になった。彼とは時折人生論や哲学的な硬い話(自分の失敗を息子にさせたくない由による)を語りながら目的地に向かった。息子はこれを疎まず彼なりに理解してくれたようであった。

息子は寡黙であるが、普段の私も彼に対して寡黙である。挨拶以外は話を交わさない日もある。しかしながらそれゆえ、いざといった際の私の一言の価値が高くなるのである。彼とこのような良好な関係を築けたのも長い間の辛抱(軽々しくむやみ話しかけない)がもたらした成果と受け止めている。

このように沿道のところどころの山は紅葉している。息子はまだ紅葉の素晴らしさを理解できる年齢ではないが何れはこうした情緒や心の豊かさも身につけて欲しいと感じた。

仙台と米沢の位置関係をご覧頂きたい。仙台~福島は高速道路(東北道)、福島から米沢までは国道13号線経由(約距離的に140キロ)である。

2時間ちょうどで米沢に到着した。米沢の天気は雨上がりの曇り空、気温は14度くらいであった。

米沢は城下町だけあって古い家並みが多く見られる。ここは有名な老舗割烹である。
奈良や京都に行けばあるのかも知れないが、このような割烹は今の東北では珍しくなった。

腹がへってきたのでラーメンを食べることにした。米沢ラーメンは喜多方ラーメンとともに有名である。

私も息子も味噌ラーメンを注文した。このような縮れ麺が特徴である。
味のほうはごく平均的な及第点といったところである。

この後、上杉神社に向かった。
中世の頃、ここは伊達と上杉が居を構えた場所である。

上杉神社の後に向かったのは米沢市上杉博物館である。展示物の内容は上杉家に関するものや地場に根差したもの、米沢市出身の著名人等がほとんどを占めていた。

雪国なのに市内にはこのような瓦葺の屋敷も見られる。この建物は老舗の豪商の風情を漂わせるものである。

米沢は上杉鷹山の頃から織物が盛んである。この建物も老舗織元のものである。

古い建物ばかりではない。市内にはこのようなデパートやオフィスビルも点在する。

これはJR米沢駅である。この地には山形新幹線も通っている。

これは駅前のホテルおとわ(旧音羽屋旅館)である。大正2年から10年をかけて完成した後、多くの著名人が泊まったとされる。今は使われていないようであるが、今後もずっと保存してもらいたい建物である。

息子と共に3時15分の高速バスで帰途に着いた。口数は少ないながらも息子の成長を感じた。男同士、心の通った米沢の旅であった。
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