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日本画、浮世絵、大津絵…レパートリーの広い熊耳耕年画伯
熊耳耕年(1869~1938)は仙台の生んだ偉大な画家である。今日は一ヶ月ほど前に行った福島美術館(仙台市若林区)で展示されていた美人画四態を紹介する。

先ず、これは鎌倉時代の尼僧、千代能の見立てと見られる賛美歌美人である。
手に持っているのは聖書、日本女性の奥ゆかしさがよく現れた作品である。

「冬つらら」、そろそろつららの季節も近い。耕年は浮世絵の才能も一流であった。

冬つららの説明書きをご覧頂きたい。女性の豊かな表情が優雅さをいざなう。

「藤娘・鬼の念仏」、絵全体が明るく感じられる。やや気取った藤娘の表情が印象的な大津絵である。

大津絵は近江国大津で普及した民衆絵画とされる。まさに耕年の芸の広さを示すものである。

「常磐雪行図」、雪の中、子連れで先を急ぐ女性であるが、何やら憂いに満ちた表情が印象的である。

牛若の助命嘆願に出向く常盤御前は古くから美人画の画題に多く用いられたとのことである。

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