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 朗読 島崎藤村 若菜集「初恋」
島崎藤村の初恋はなんとも甘酸っぱいような香りがする詩である。

今日の仙台は終日このような曇天であった。仙台駅東口を行く某。
日曜日の朝8時とあって人通りはまばらである。

1分ほどできょうの目的地である初恋通りに着いた。初恋通りとは何ともいい名前である。

初恋通りを経て目と鼻の先の藤村広場に到着。

実は118年前の明治29年、この場所に島崎藤村が下宿していた三浦屋があった。

この碑は元仙台市長である故藤井黎(ふじい はじむ)氏の直筆によるものとのことであった。

       島崎 藤村(1872~1943)

※以下Wikipediaより引用しミックが編集

詩人、小説家。信州木曾の中山道馬籠(現在の岐阜県中津川市)に生れる。『文学界』に参加し、ロマン主義詩人として『若菜集』などを出版。さらに小説に転じ、『破戒』『春』などで代表的な自然主義作家となった。作品は他に、日本自然主義文学の到達点とされる『家』、姪との関係を告白した『新生』、父をモデルとした歴史小説の大作『夜明け前』などがある。

彼が仙台に在住したのはたったの一年である。それでもこの一年のうちに若菜集という詩集を作っている。若菜集は島崎藤村の処女作である。1897年に春陽堂から刊行。七五調を基調とし、冒頭に置かれた「六人の処女」(「おえふ」「おきぬ」など)のほか51編を収録。この中では「秋風の歌」や「初恋」が特に名高い。日本におけるロマン主義文学の代表的な詩集である。

大正元年の地図に藤村の下宿があったと思われる地点を落としてみた。
塩釜祠の所から三浦屋の位置を推定してみた。彼が往時住んでいた場所を表示した地図は私がインターネットで検索した限りは見当たらない。
赤く囲んだ部分が三浦屋のあったところである。

潮音の詩の最後の部分に注目。「遠くに聞こゆる春の潮の音」
何とここから遠く離れた海(荒浜海岸)の浪の音が聞こえたというのだ。
藤村は三浦屋で浪の音を聞きながら潮音や初恋を作詞したと思われるのである・

航空写真で三浦屋の位置を確認して頂きたい。地図上のスケールで測って9キロもあった。察するに往時は田や畑ばかりで遮るものがほとんどなかったからだろう。

島崎藤村の純情なる青春時代は118年過ぎた今でも少しも色褪せない。
私は清々しい思いを胸に藤村ゆかりの地を後にした。
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