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 文化の日に相応しい過ごし方とは?
11月の最初の三連休も今日で最後になった。今日は文化の日ゆえにそれに相応しい過ごし方をしたかった。そんな折、私は朝7時過ぎには仙台駅に来ていた。

左の画像は今日の私。右の画像は1970年の映画作品「シャーロックホームズの冒険」に於けるホームズ(配役:ロバート・スチーブンス)とワトソン(配役:コリン・ブレークリー)である。私は自他ともに奇人であることを認めているが、こうした成りきりも私の変わった趣向の一つである。
















この後仙台駅東口にあるカフェに向かった。

司馬遼太郎の「街道をゆく」26編には松尾芭蕉や吉田松陰らから見た郷里の石巻、仙台のことなどが詳しく書かれている。これだけで非常に興味深いものであるが、これに良質な音楽と美味しいミルクティーが加われば言うことなしである。私はこのような極めて快適で、人の少ないカフェで歴史エッセイの原稿を練った。

この後、数百メートルしか離れてないところにあるホテルガーデンパレスに向かい、私のエッセイ「虫が教えた知人の墓所」の主人公(故人)であるT氏のお姉さま(アメリカ在住、82歳)と逢った。

彼女が帰国した理由はT氏の供養である。4人居た兄弟は彼女を除いて既に亡くなっている。従って、仙台近辺で彼女と接点のある人物は自らの友人と弟T氏の友人である私くらいである。

T氏は一時は画家を目指すほど絵心があり、以前来日した彼女からは彼の作品の一部を拝見させて頂いた経緯があった。そしてきょうは彼の作品集(コピー)を頂戴した。「私もそう長くないので弟の作品を是非ミックさんに。」とのことであった。彼女には厚く御礼申し上げ、またの機会の再会を約束して別れた。

T氏の作品の一部を紹介する。これは皇太子時代の平成天皇である。彼が高校一年の時の作品である。

文芸春秋を愛読していた彼は文豪の絵も描いている。これは歴史小説家である吉川英治氏である。先生という敬称を使っていることから、彼が特に尊敬を寄せた作家だったのかも知れない。

これは有名な女優オードリー・ヘップバーンである。彼女の美しさ、繊細さをよく表した作品である。

彼女と別れた後で東口と西口を繋ぐ新寺通り(昔は新寺小路)を歩いて西口へと向った。11月とは言え、まだまだコートは不要なほどの暖かさであった。

間もなく仙台駅西口のカメイ美術館に到着。

私がカメイ美術館を訪れた理由は浅井元義氏のスケッチ展を鑑賞するためである。

開館したばかりの館内は、数人の来館者のみ。ゆったりとして快適な空間である。

作品の一部を紹介する。これは八幡町(往時は田町)の写真館である。実はこの写真館の右二軒隣が伯母の嫁いだS酒屋であった。また地主である伯母の敷地には幼少時の私が住んだ一軒屋があった。震災前の石巻の様々な建物を描いた浅井氏の作品については機会を改めて紹介したい。

芸術は人を煩悩から解放する良薬である。私は文化の日に相応しい芸術との遭遇に及び、大いなる満足を胸に抱き帰途に着いた。
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