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  煩悩を捨て、怪力乱神は語らない
昨今、論語の中で心底感化した言葉がある。それは『子、怪力乱神(かいりょくらんしん)を語らず』である。この言葉は思想家孔子を囲んだ弟子たちが師匠のスタンスについて語った言葉である。何故この言葉に私は感化されたのか?きょうはこれを実例を挙げながら具体的に説明したい。


先ず「怪」という言葉の意味であるが出処の定かでなく、また確証もないことを如何にも真実のように断定口調で語らないということである。あくまでも憶測は憶測と一言断ってから告げるのが人としての道であり、人様からの信用を失わないように心がけている。


二番目の「力」という言葉であるが力が強いという意味合いの中には相対的な比較で自分のほうが優位になるようなこと(転じてスピードが速いor偉大であるor喧嘩が強いor長大であることetc)はけして述べないということである。これによって自我を抑え、人様に不快感を与えないように努め、良好な人間関係構築の礎とするものである。


三番目の「乱」という言葉であるが社会秩序にそぐわないこと(人様への中傷、暴言、愚痴)をけして口にしないということである。これを口にすれば自分だけでなく相手も乱れ、延いてはお互いの理性を失わせて争いごとに発展しかねないからである。これも力を語らないのと同様に良好な人間関係構築には不可欠である。


最後の「神」という言葉であるが、神仏はともかく得体の知れない呪術、占いは自分の心に迷いをもたらすので敢えて近づかないようにしているということである。但しこれはけしてそれらを頭ごなしに否定するという意味ではなく、自分から近づかないようにしているということである。これによって揺るがぬ自己の構築を目指すものである。

  ※ミックまとめ
私は煩悩に満ちた俗物である。私はけして孔子のような聖人ではないし足元にも及ばない。但し私は心から彼を尊敬している。それゆえ彼の境地に少しでも近づくのを己の本分として、怪力乱神を語らぬよう今日も精進するのである。
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コメント

No title

アアイアウさん、この言葉には人様との良好な人間関係をキープするのに必要な要素が網羅されているような気が致しております。
このような謙譲と己への戒めは美徳であり、対人関係に於ける潤滑油と受け止めております。記事掲載へのご理解を頂戴し感謝しております。
コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

布遊さん、煩悩ゆえに自己葛藤とともに生きる某にごさいますが、この言葉はビジネスにも趣味(バイクライディング)にも覿面に効く言葉と受け止めております。
もちろん、ブログを初めとしたSNSにも使わせて頂いております。
記事掲載の主旨に関するご理解を頂き感謝しております。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

不あがりさん、記事の主旨へのご理解を頂き感謝しております。某は俗物ながら、己の中に戒めなる手鏡を携帯し、いざという時省みる覚悟にごさいます。
日々の地道なこうした積み重ねが良好な人間関係構築に繋がると心得ます。
今後とも宜しくお願い致します。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

やまめさん、某こそ人として至らない点を露呈し日々恐縮しております。
拙い某にごさいますが、自己客観視だけは怠らないように心がけております。
今後ともご鞭撻、ご指導のほど宜しくお願い致します。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

こんにちは

ややもすれば 調子に乗って書き飛ばしてしまいそうになるリコメントの時など
ミックさんのブログの言葉を思い出します。
そして 少し冷静になることができます。

もう少し読みこまないと自分に入ってきませんが
後日気がつくことが多いのです。
いつも 有難いと思っております。

URL | つや姫日記 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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こんにちは。
「怪力乱神を語らず」、その上で人を惹きつける力があるということは、ほんとうに大きな才とお人柄なのでしょうね。
足元にも及ばない者ながら、日々精進をしなければと改めて思いました。
有り難うございます。

URL | はぐれ雲 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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つや姫さん、暖かいお言葉をかけて頂き恐縮しております。ブログ運営は人様への思いやりがあって初めて成り立つのを改めまして痛感しています。
こちらこそ勉強させて頂いております。今後とも宜しくお願い致します。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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はぐれ雲さん、煩悩との決別を哲学に求め日々煩悶しております。
そんな某、最近心の平穏を得るのに論語を用いています。即ち、孔子の生き方に感銘を受けた由縁にごさいます。
こちらこそ宜しくお願い致します。コメント、ナイスを頂き感謝しております。本日はありがとうございました。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

こんばんは。
以前もこの孔子の教えについては、ミック様が触れられていたように記憶しております。実に耳の痛いお言葉でもあります。もっとも自分を含めて、多くの人には出来ていないからこそこうして説得力をもって伝えられているのでしょうね。
ますます精進が必要に感じました。

URL | ひがにゃん ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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ひがにゃんさん、この「怪力乱神を語らず」という言葉を聞き及び、聖人たる者はこうまで凄いのかと感心した次第にごさいます。
但し感心するなら誰にでも出来る。実践に及ばなければ意味がないと考えました。
今は少しずつですがこれを取り入れ、心の平穏を得るのに役立っています。
コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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今日も勉強になりました。
有能は人は、これらの事を自然に身に着けて
いらっしゃるものですよね。
そういう上司が居れば尊敬できるのですが
なかなか、こんな出来た方には巡り会えません。
これを目指されてるミック様ってすごいと
思います。 志を立て、そこへ向かって進む
精神は、武士道そのもののように思いました。

URL | まゆ ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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まゆさん、人様を立て不快な思いをさせないのがそれがしの真意にごさいます。
論語をこうして活用することで心の平穏を得ることが出来ます。身に余るお言葉を頂き恐縮しております。本日はありがとうございました。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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こんばんは~!

孔子のお言葉、怪力乱神の持つ意味良く理解しました。
とかく、人間は弱く、自分を優位に見せたいものです。
いつも穏やかな気持ちで過ごせると良いですね。
私が気を付けなければいけないことも、この中にあります。
3の教えには、特に気を付けたいです。
ナイス!

URL | Rain ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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Rainさん、煩悩に塗れて生きるそれがしにごさいますが、こうした言葉に救われ何とか心の平穏を保っております。
しかるに、これを2500年前に述べた孔子への畏敬の念は今後更に深まりそうです。
ご自身からはいつも素晴らしい写真を拝見させて頂き、こちらこそ感謝しております。今後とも宜しくお願い致します。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

Mick!さんのブログポリシーや人付き合いのスタンスが
そのまま表現されている言葉、のように感じます。
とてもシビレる内容です^^

これらを重んじながらも、世間と距離を置き口を閉ざすのではなく
言うべき時には言う・・・そこがさらに素晴らしいと感じます。
抑えと攻め、とても見習いたいナイスバランスです<(_ _)>

URL | 5 3 8 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

ルンさん、最近あることが解決して身の軽くなったそれがしにごさいます。
しかるに懐刀の長さは短くし、平穏な普通の暮らしに戻りたいと思ったのです。
この「怪力乱神を語らず」の修得、実践はその一環にごさいます。(笑)
コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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ミックさん! お久しぶりです。

昨日は、唐突に始めたブログに早々にお訪ねくださり、
その上に、コメントも賜り、恐縮です。
「怪力乱神」なる言葉の解説、拝読致しました。

小生は、身の丈に合った、小学生、それも低学年向けに
語っていこうと考えています。

ミックさんの書庫「論語研究」が新しくなる時には、
毎々、訪れさせて戴きます。どうぞ宜しくお願い致します。

URL | paxchina ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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> paxchinaさん
古い記事は相撲で言うところの「死に体」ゆえ、こうした拙い記事にコメントを頂き大変感謝しています。
記事の新旧と価値はまったく別物と考える某ゆえ、貴兄との今後のおつき合いの一層の発展を祈念しています。
こちらこそ宜しくお願い致します。何卒、今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。
本日はありがとうございました。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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こんばんは。

「論語の研究」の記事、全て拝見させて頂きました。
まだまだここには書かれていないこと、ミックさんに影響をもたらした言葉が沢山あるのでしょうね。
聖書もそうですが、こういったものはなかなか手が出ない…。ですが、人が人として生きていく上で、とても大事で根底のことを教えてくれるのですね。

いつかミックさんが僕におっしゃって下さったお言葉「錦を衣て絅を尚う」「桃李言わず、下自ら小蹊を成す」についても書かれてありましたね。とても素晴らしい言葉ですね。もちろん自分になどまだまだ見合わない言葉ですが、忘れずに肝に銘じたいと思います。

「怪力乱神を語らない」、なるほどなと感じながら、こちらの記事も「煩悩からの脱出~」も読ませて頂きました。こちらも心に刻みたいと思います。

ここ最近はこちらは更新されていないようですが、
また更新されるのをお待ちしております。
そして、自分も少しずつ論語に触れていってみようと思います。

URL | じん ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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> じんさん
論語を初め、様々な哲学に触れるとき、一番思うのは「絵に描いた餅」であってはならないということにごさいます。
即ち、哲学は実践に至る可能性を有するから価値があるのであり、実践出来ないもの、或いは実践に価しないものは哲学でないと考えます。

但し、実践云々で哲学を論じるのは片手落ち、即ち、悟りを開く(世の普遍性を己の血肉とする)のも哲学の良さであり、苦悩に陥った際の特効薬と受け止めております。確かに論語(もっと範囲を広げれば四書五経)にはこのような徳が溢れています。ゆえに貴兄のお言葉痛み入っております。

貴兄に於かれましては、いつも記事の核心に迫るお言葉を頂戴し感謝しております。本日はありがとうございました。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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