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 ABBA OurLast Summer
  エッセイ「夏の終わりに」
 年齢とともに夏の終わりに対しての思いが変わってきたように思える。未熟だった青春時代の夏の終わりは悲壮感さえ感じた。でも今は違う。やがて訪れる実りの秋が待ち遠しいからだ。

 けして夏だけがピークでない。どの季節がピークと捉えるも各々の主観次第である。主観とは己が不動であってこそ、初めて主観と言えるのだ。不動でない主観は単なる思い込みに過ぎないのだ

 若い時の私は自信がなく主観がぶれていた。若い頃の私は夏の終わりを青春の終わりと同義に考えていた。夏の終わりが実りの秋の始まりという思慮がなかったのだ。歳を重ねて今、ようやく主観から客観の域に達した。私は今年の夏の終わりを謳歌したい。夏の余韻を惜しみながら、実りの秋への想いを寄せるのだ。


 若い頃を懐かしむのもけして悪くないが、昨今視野が広がった分、今までやり過ごしていたものに対し新たな価値を見出す。それは自然の美しさであったり、人と人との掛け替えのない繋がりだったり、先人の残した文化への畏敬であったりする。こうした気持ちが夏の終わりを慈しみ、美しい思い出へと導くのだ。

 万物にとって終わりこそが始まりである。私はそれに気づくのに少し時間が掛かったのかも知れない。だがけして後悔はしていない。私はこれに気付いた時こそ真の青春の真っ只中と心得る。青春時代を決めるのはけして年齢でない。青春時代は各々の身上の中に託され、やがて来るであろう出番を待っているものなのだ。
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コメント

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和奴さん、御自身は仕事に於いて人様に健康と幸せを供給されていらっしゃいます。
恐れ多くもそれがしはここに天職を感じ、尊敬申し上げる次第であります。
それがしもこれにあやかりたいと存じますが何せ無能ゆえ、このような駄作でもと思い、筆を執りました。
ご自身の生き方を拝見しますと、如何に自意識なるものが重要であるかを再認識致します。
『いい風に吹かれて生きていきたい』とのお言葉は極めて味のある表現と承りました。
コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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茶々さん、初コメントを頂戴し恐悦至極に存じます。昨日は週末の晩酌を嗜みABBAの曲を聴きながらの作詞と相成りました。
多くは申し上げませんがプロフィールにも書いてあるようにそれがしはタメ口が苦手ゆえ、何卒ご配慮のほど宜しくお願い致します。
コメント頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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gt_yosshyさん、夏を迎える際のときめきは若年のころの心境を冷凍保存し、夏の終わりの心境は昨今抱き始めたこの気持ちを活かしたいと思います。
このハイブリット感覚(願望)は貴兄の複数のバイク所有にも繋がるものを感じます(笑)
定年したらいつかお会いしましょう。コメントを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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ことじさん、枯れるも活かすも己の心がけ一つ、昨今このように自分に言い聞かせるそれがしです。
それには自身が不動でなければいけない。昨今はこのような思いに駆られ、様々な著物から思想の吸収を試みております。
貴兄からは「青春」への考察を賜り感謝しております。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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布遊さん、暖かいお言葉を頂戴し感謝しております。
創作に及ぶ折、創造しながら自分に言い聞かせることは往々にしてあるものですが、今回の駄作もその類であります。(笑)
人生と同じように来るべき次の季節に期待を寄せつつ、夏の終わりを心から享受したいと心得ます。
コメントを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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ABBA懐かしいですね。
私は中学時代、短波放送にこっていて、ラジオオーストラリアという放送局でABBAを知りました。よい音楽なのでレコード屋にレコードを買いに行ったら、「そんなグループありませんよ」と小馬鹿にされた思い出があります。その後数年で日本でもヒットしました。当時はネットがなかったので、世界同時進行ではなかったんですね。

URL | 単車男 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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ミック様へ
実はABBAを映像を観た時、大昔の事を思い出していました。東京の日比谷に映画街がありました。そこで映画を観ました。女の子とです。しかしそれは別れでもありました。これ不思議なのですが。その雰囲気でその冷めた感じが判る。これで終わりかとその映画館を出て。隣の花屋に入ります。そこに、このグループの『ダンシング・クィーン』が流れていました。季節が思い出せません。寒かったようにも感じます。心は寒いです(笑)。もちろん何の映画を観たのかも思い出せません。有難うございます。

URL | 不あがり ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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久しぶりに ABBAの美しい歌声を聴かせていただきました♪

秋になって 夏のことが振り返れるのかと思っています。今はまだ 渦の中で目を回している様な(笑)
過ぎて いままでのことが確定できるのでしょうか。

URL | つや姫日記 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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こんにちは。
夏の終わりを感じる季節になりましたね。
この季節の終わりは、どうしてもセンチメンタルな気持ちに浸ってしまいがちですが、間もなく来る秋を
心待ちに楽しみにする気持ち、大切ですね。
幾つになっても季節と共に自分の思い出も大切にしながら新しい出会いも楽しむのはステキだと思います。
この曲も夏の終わりにぴったりな美しさですね。

URL | joeyrock ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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boubouさん、ご高察を賜り感謝しております。これだけでエッセイのネタになりそうなお話ですね(笑)
前々回の記事ではありませんが「知るは楽しみなり」をいざなう貴兄のコメントと承りました。
昨今貴兄とのお付き合いがシルクロードや航路を使った東西交流のように思えてならないそれがしです。
今後ともご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。コメントを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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やまめさん、御自身のことを語って頂き感謝しております。一昨日は夏の終わりに相応しい曲を決め(NHK仙台の天気予報の今月のBGM)、作詞に取り組んでみました。
なかなかこの名曲のように人様の心を掴むのは難しいですが、その創作の過程を楽しんでおります。
真の青春時代を決めるのは己の心の中にあるとは或る外国の有名な言葉からの引用ですが、構成を考えこの言葉をしんがりに置いてみました。
コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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不あがりさん、貴兄の生まれ変わりの理論、大変興味深くお聞きしました。
それがしは煩悩の塊ゆえ、人一倍の確執や摩擦、軋轢とともに生きており、何かに救いを求めようともがき苦しんでおります。
それゆえブログでこうした人様の哲学に触れさせて頂くのを勉学の機会と受け止めているのです。
今後ともご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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単車男さん、ABBAに関する思い出話を語って頂き感謝しております。
それがしは彼らが兄弟というのをずっと後まで知らず、てっきり夫婦か恋人とばかり思っていました(笑)
それだけいい雰囲気だからと分析しています。ホットな感じが大衆に受けるのではないでしょうか?
コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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不あがりさん、YOU TUBEから音楽をブログにリンクさせたエッセイは、なにか単独のエッセイとは違う分野という気が致しております。
理由は二つ、一つはBGMを聞きながら創作が出来るというのはハイブリット効果。二つ目はエッセイと音楽で初めて一つの作品と見なせる点であります。
従ってセリフは曲のイメージから自然と湧いてくるのです。これは貴兄が朝方創作に及ぶときに「独りでにペンが進む」とおっしゃったことに酷似していると思います。
さて、ABBAに関する貴兄の思い出話を語って頂き感謝しております。
コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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つや姫さん、ABBAの曲へお褒めのお言葉を賜り恐縮しております。
BGM付きのエッセイは明らかに単独のエッセイとは異なるものが存在します。
それは音楽の中から吸収した感性であります。従って独りでにペンが進んで行くのです。
また完成してから曲を聞きながら酒気を帯びて再度エッセイを見たり、人様に返しコメントを書くのは至福のひと時であります。(笑)
歳を重ねていくといつの間にか自分の視点が広くなっていることはよくあることと受け止めております。
但しこれを意識できるか否かは別の問題です。それがしはこうした瞑想にふけるとき、これに気づくことがあります。
その感動を何気なくこのエッセイに織り込んでみました。但し意固地にならず、人様のお話をよく聞き、心を開き異文化を受け止めたいと存じ上げます。
コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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joeyrockさん、御自身は音楽をリンクさせ、ブログを芯から楽しんでいらっしゃいます。それがしはこれを前から注視してきました。
所謂、joeyさんは人生をエンジョイする術を知り尽くして居られると受け止めているのです。

一方に於いてそれがしが心から尊敬を寄せる伊達政宗公は晩年になって「馬上の少年も幸いなことに無事に世を渡り、最近は白髪も目立ってきた。ここまで生きてきたからには楽しまずしてどうしよう 」という意味の句を詠んでいます。

それがしはお二方から熱いメッセージを賜りました。従ってこのような複合型エッセイに力を注いでいるのです。これからもjoeyワールドを堪能させてください。本日はありがとうございました。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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ご無沙汰してます

なんと奥が深い言葉でしょう!
秋の気配を感じて、、私の中では寂しさだけが強く感じられましたが、考え方によって気持ちもずいぶんと変われるのかもしれないと思いました。ミックさんのお話でだいぶモチベーションも上がりそうです♪
冬も楽しみながら過ごせたらいいなぁ~https://s.yimg.jp/images/mail/emoji/15/ew_icon_a420.gif">
アバの歌声も大好きです☆

URL | sabrina ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

サブリナさん、暖かいお言葉をかけて頂き恐縮しております。それがしは煩悩とともに生きているゆえこのようなエッセイに及びました。
恥ずかしながら若き時分のそれがしには夏の終わりに来る実りの秋が見えていませんでした。
しかし時の経過がこれを変え別な境地にいざなう。それがしはこれに気づいただけで十分と心得ます。
いつもご自身のBGM記事は楽しみにしています。今後とも宜しくお願い致します。本日はありがとうございました。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

こんにちは。
素晴らしいエッセイですね。
青春とは心のありようですね。今はその瞬間瞬間を噛み締めて、人生を過ごしたいと思います。過ぎた日は帰ってこない。当たり前の事を最近は強く意識してしまいます。歳を取るに従って得た物、失った物があります。後悔も有りますが、いかに実りある人生を送るかが大切と思います。

有り難うございました。

URL | ひがにゃん ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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ひがにゃんさん、暖かいお言葉をかけて頂き恐縮しております。今のそれがしは修行中ゆえ、牛の反芻の如く過去の拘りを思い出してしまいます。
しかし夏の終わりにはこの蟠りを解消し新たな季節に身を任せていと存じます。
御自身のことを語って頂き感謝しております。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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