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  『馬場少年過ぐ』伊達政宗
五十代後半となった私だが夏が来るたびに思うことがある。それは過ぎ去りし少年の頃に感じた夏へのときめくような想いである。石巻に育った私は毎年夏が来ると海水浴や野球、花火大会への期待で胸が高まり、精神的な高揚を強く感じたものである。この思いは例え還暦を迎えてもずっと持ち続けたいと思っている。

趣味は動と静を適宜使い分けたい。昨日、福島美術館で古美術鑑賞に及んだ私が本日迷うことなくバイクで向かったのはこのような何の変哲もない旧道(奥州街道)である。今までにこの道を様々な立場の多くの人々が、様々な喜怒哀楽の念を抱いてここを通っていったことだろう。そしていつかは私もそうした先人と何ら変わらない人生を送ってやがて大河の一滴の如く大海に注いでゆくのだろう。私はそのような取り留めもないことを脳裏に浮かべながら己を客観視しつつ、バイクライディングに及んでいた。

このように新旧の道路が複雑に入り組む。その目指すCafeは商業&住宅地域の一画の建物に店を構えていた。

愛車KRとともに私が「須賀・自家焙煎コーヒー」到着したのは13時半のことだった。

店内には日曜の昼らしくシニアのかたで賑わっていた。知人との話に興ずる人、静かに読書をする人とそれぞれ思い思いにこの空間をエンジョイしていた。

窓辺には鉢植えの花があった。旧奥州街道を眺めながらのコーヒータイムはさぞかし至福のひと時であろう。この期待感が私の胸を少年の如く高鳴らせた。

DEEPブレンドコーヒーは自家製焙煎だけあって非常にコクの深い味わいであった。

店を出た後も興奮は続いていた。さあ、今年も楽しもう。
少年の夏はまだまだこれからである。
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