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 木枯し紋次郎 中山道は血に染まった 

エッセイ「無頼な渡世の道を歩む」
きょうまで六十年弱、我ながら意地を張った人生を送ってきた。野武士のような生き方、それゆえ失ったものも多い。いつ敵に襲われるかも知れないゆえ懐刀こそ我が命、野武士たる者一時たりとも油断は許されない。



敵が多いので油断は即刻命取りに繋がる。頼れるのは己の腕のみ、そんな某にも仁義はある。それはけして自分から進んで揉め事に身を投じないことである。但し厄難降りかかれば別である。その時こそは三度笠を払い除け、己の身に降りかかった火の粉は振り払わらなければならないと心得る。



悟りを開いた聖人のような生き方は目指すとするところではあるが、今の某はけして聖人でない。この域に到達する自信はない。だが少しでも近づきたいと心得、日々悩み明かすのだ。



出来れば刀は抜きたくないし持ちたくもない。だが真の天下泰平が訪れるまで刀は手放せない。某は天下泰平を外界に求めるのでなく、自己改革によってもたらされるものと信じている。それゆえ日々の出来事も修行であり無用の用と心得る。某はその日が来るのを信じて今現在を生きている。
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