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Queen+Paul Rodgers Fire and Water
      ポエム「火と水の如き関係」 
俺は昔から好き嫌いははっきりしていた。それが故に多くの敵を作り無用とも言える戦いを多く重ねてきた。仮に奴が火で俺が水だったとしよう。火と水は一見すると相反し対極するものに思える。しかしその本質を見通すならば違いはない。それはどちらもやがて消え去る運命にあるからだ。

聖火とてやがていつかは消えゆく運命にある。深海の水の一滴とて数億年の単位で考えればやがては水蒸気となって消えてゆくことだろう。天文学的、哲学的な見方をするならば万物はいつか消え去る運命にあるのだ。俺は未熟故にそれを見通せなかった。消えゆくものに拘るのはナンセンスと気付かなかったのだ。


人と競うのに拘る浅ましさに気付いた時、俺はもういい歳になっていた。だがけして後悔はしていない。何故なら長い年月と引き換えに客観視という新天地を切り開こうとしているからだ。ここまで来たからには覚悟は出来ている。ああ、今の俺にとっては、いつでも火の如く燃え尽きるのも怖くはないし、水の如く蒸発するのも怖くない。

ああ、どっちが火でどっちが水かなんてことはどうでもいいことなんだ。どっちが先に消え失せるかなんかは俺の決める範囲でないんだ。ああ、もちろん天に背いたほうが先に消え失せるんだ。だから俺は平然としているんだ。
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