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ペルー国歌
ペルー国歌和訳
我々は自由だ!いつまでも自由だ!たとえ太陽の光が消えても…
神にこの荘厳な約束を誓ったのだから
長い間ペルー人は奴隷となって虐げられてきた
しかし、海辺から神聖なる自由の声が聞こえてくると、うなだれていた首を上げた。
我々は自由だ!いつまでも自由だ!たとえ太陽の光が消えても…
神にこの荘厳な約束を誓ったのだから
 
エッセイ「ペルー国歌に勇気づけられたあの時の私」
あれは5年前のことだった。私は仕事で厳寒の津軽に年明け早々乗り込み或る仕事をしていた。仕事場は山間部ということもあって気温は低く、朝のうちは毎日氷点下10度~17度くらいになり、耳あてで耳を覆わないと即しもやけになるような過酷な環境だった。連日のように積雪に見舞われ除雪車や重機の世話になったが、機械が入らない場所はこれを人力で行うしかなかった。



この写真のように青空の下の津軽富士(岩城山)が見えるのは四、五日に一日程度の割りであった。ただし地形のこともあって五所川原方面(岩城山北部)に見られるようなひどい地吹雪がないのが唯一の救いであった。宿と仕事場はわずかに300メートルであったが、圧雪或いはアイスバーンが多くて非常に滑りやすく、スパイク付きのゴム長靴が手放せなかった。このような真冬の厳寒地での仕事は初めてだったので乗り込んだ最初のうちはかなりプレッシャーを感じた。
 
そのような状況で朝起きると部屋ですぐ聴いたのがこのペルー国歌であった。南米諸国特有のオペラ調の格調高いメロディーで高らかに歌い上げられるこの曲はテンションが極めて高く威厳に満ちている。それと同時に歌詞からは独立に至った険しく、命懸けの抗争の片鱗が痛いほど伺える。またこの国はアンデスと言う高い山に抱かれていることに仕事場との接点を感じた。
 
時として厳しい寒さに凍え震えた時、私は何かにすがりたいような心境であった。そんな折に、ある日分厚い雲の合間から一筋の光が差した。何を隠そう、このペルー国歌こそが寒さとプレッシャーにめげがちであったこの時の私を勇気づけてくれたのだ。この時から私は毎朝四時に起きてこの曲を聴きながらサイホンでコーヒーを淹れ、部屋でひと仕事するのが日課となった。そしてこの後、雪灯りを頼りに薄明るくなった戸外でゴルフの素振りをした。



その時のクラブがこの一番アイアンである。そしてこれを毎日繰り返す間に私は徐々にリズムを掴み、この仕事を軌道に乗せることに成功したのである。記念すべきこのアイアンは今でも私の宝物である。
 
そんな経験をしてからこのペルー国歌は今の季節になると毎年のように私の心に再び浮かびあがってくるのである。私に大いなるテンションをもたらし、新たなゾーンへと導いてくれたこの曲には今でも非常に感謝しており、同国には敬意を表する次第である。
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