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   祝サンファン館再オープン
好天に恵まれた本日、私は知人とともに宮城県石巻市のサンファン館を訪ねた。
サンファン館は震災の被害を受け11月3日に再オープンしたばかり、訪れるのは三年ぶりであった。私は電車を乗り継ぎ開館時間9時半前の9時過ぎに到着し、この日の一番乗り入場を果たした。

サンファン館に訪れた大きな理由は現在執筆中の歴史小説「金色の九曜紋とともに」の執筆意欲を落とさないためである。私は早速9時40分から始まる体験シュミレーター(スクリーンでの映画上映と船の揺れを体験するもの)「夢の果てまでも」を鑑賞した。
以前に5回くらいは観ていたが、それにしても支倉役の俳優(浜田東一郎)がシブく、やけにはまった役であった。演出がなかなか素晴らしい。支倉は寡黙でありながら思慮深いキャラクターで期待を裏切らない構成であった。

主演支倉役:浜田東一郎、伊達政宗役:本郷功次郎、企画:宮城県

この後、館内を見学した。これはメキシコで入港したアカプルコでの一行の様子である。(左から三人目が支倉常長)スペイン人の服装など資料が乏しい中で作者の想像力が素晴らしい。

当時のアカプルコの町は非常に殺風景、思ったより拓けていない感じであった。

一行の食事風景。私は小説の中で一行が食べた料理を著した(チョウザメ、八目うなぎ、ぼら、車海老、オレンジ、レモン、ワイン、パン)がこれは非常に興味深い絵である。右端の人間は何か肉をナイフで切っているように見える。

一行はメキシコ各地で闘牛見物の接待を受けたとされる。私はこのシーンも小説に著している(第三話「メキシコでの使節団」)が、この闘牛士の服装は今のものとほとんど変わってないようである。中央の二人は髪型や姿からして支倉とソテロと見られる。

これは伊達政宗がスペイン国王フェリペⅢ世に呈した「申合せ条々」である。

修道院の一室と見られる場所での支倉の執筆風景、これは非常にリアルで実感の湧くものであった。恐らく支倉は異郷の地でこのような時間を多く過ごしたのではないだろうか?表情には彼の苦悩が出ていた。

内部を見た後はサンファン号のレプリカを見た。震災の津波で折れたマストはご覧の通り、元通りになっていた。

独眼竜の異名をとった伊達政宗に相応しいドラゴンの船首像である。

伊達家の家紋の一つ、金色の九曜紋の模様が入った船尾は圧巻、まさに伊達者の心意気を感じさせるデザインである。

協議をするビスカイノ(左)と航海士、政宗からは客人扱いされたビスカイノだが実質的なキャプテン(船長)はやはり彼であった。

この時代には既に羅針盤が存在していた。

猫を撫でながらくつろぐ日本人水夫、海が凪ぎの時はこんな日もあったのではないだろうか?

久しぶりに体験シュミレーターを観て、レプリカ船に接した。これで執筆意欲を損なわずにすみそうである。
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