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  サンファン館の帰りに乗った石巻線の超ローカルぶり
先週10月28日のことだった。慶長遣欧使節団出航400年記念パーティーの当日、私は使節が船出したとされる月浦(つきのうら)に近い石巻市のサンファンパーク(通称:サンファン館)を訪ねた。支倉は400年前のこの日をどんな気持ちで迎えたのだろう?
 
私はちょうど400年前に支倉があの岬の裏側から大海原に出航していったと思うと胸が詰まる思いがした。サンファン館は震災の津波の被害でいまだに再オープンしてないものの11月3日の再開に向けて最後の追い込みといった感じであった。

夜の記念パーティーにはまだまだ時間があることだし、私は思い切ってJR石巻線に乗って渡波から石巻に向かうことにした。渡波駅はご覧の通り人気もまばらでローカルな雰囲気である。古き良きアナログ時代への懐古と今は亡き先人(親戚)への思いが重なり非常に感慨深いものであった。この駅にも津波が押し寄せたはずであるが今はその爪跡すらない。

石巻線は小牛田と女川を結ぶ約45キロのローカル線であるが、この日私が乗った区間は黄色で囲んだ区間(渡波~石巻)である。

列車はご覧の通りディーゼル式の2両編成である。

12時半くらいの時間であったが渡波駅から乗ったのは私を含めてわずか10人にも満たなかった。

初めて乗る路線の列車は心ときめくものである。私は一気に童心に帰った。車内はご覧の通りがら空き状態、乗客は15名前後であった。

航空写真でルートを確認して頂きたい。破線部分がトンネルで1キロ近くもあり結構長いトンネルであった。それにしても旧北上川の蛇行振り、石巻線の曲がり方(ほぼ90度)が凄い。山あり、野あり、川ありの変化に富んだ列車旅が楽しめる所以である。

渡波駅を出てからはこのようなのどかな田園地帯が続く。都会のかたには考えられないくらいローカルで気楽でのんびりした旅である。(笑)

今度は逆側(進行方向に大して右側)のビューである。山裾には民家が点在し、これまたいい雰囲気である。

三角の吊革に注目、吊革と言えば丸型という先入観があったが、これは物珍しいものであった。

長いトンネルを抜けると右側に平野が開けた。天気も気分も上々である。

真ん中の駅である陸前稲井の駅に着いた。なんと乗り降りはほとんどないようであった。ちなみにここは切り出し石の産地で有名で中世から石工の住んでいた地域である。宮城県における江戸時代の祠石の多くはこの石山で採れ、この地で彫られたものが多い。

稲井駅を出ると間もなく旧北上川を渡る。ここは下流側で大きく蛇行した谷地(旧名:袋谷地)である。右側には石巻市街地も望める。

これは上流側である。その昔伊達政宗の時代から治水や干拓事業が行われた地域で宮城の米どころとなっている。

旧北上川を渡ると石巻の住宅地が見えてきた。そろそろ石巻駅が近いようである。
※軌道の目線の高さに着目。

わずか15分くらいで石巻に着いた。今度は石巻~小牛田間にも乗ってみたいと思った。料金は¥200、バスだと¥350なので割安な感じを受けた。短いながらも楽しく心に残るローカル列車の小旅であった。

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