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 エッセイ「ゾーンのもたらす環境対応処世術」
故あって先週末から電車通勤となった。電車通勤は今年の冬から既に経験済みであり、初めてではなかったが、人間は環境が変わると落ち着かないものである。電車通勤はマイカーはバイク通勤と違って時間を制約される。また通勤ラッシュの満員電車に身を置かねばならないことも気になった。私はここで考えた。『電車通勤には電車通勤なりのメリットがあるはずである。これを利用せずにおく手はない。』と。
 
電車に乗っている時間を有意義に過ごすにはこれを読書や創作の時間にすればいいのではないだろうか?但しこれを満員電車の中で行うのは難しい。熟慮の末に私が選択したのは早朝出勤である。通勤ラッシュになる前の早い時間にひと駅前で降り散歩する。或いはコーヒーショップに立ち寄る。まだ始めたばかりで板についていないがこれらは徐々に自分のゾーンとして定着しつつある。



ゾーンと言えば私には苦い経験がある。それは急激な環境の変化に対応できずにパフォーマンスを落とし精神的不調に陥ったことである。今の私はこれを二度と経験したくないので環境が変わった際に、自分の新たなゾーンを形成することを何よりも重要なことと認識しているのである。最初のうちはストレス以外の何者でもなかった電車通勤であるが、よく煮詰めメリットを考えたとき、十分に新たなゾーンを築くことができるという気がしてきた。
 
今回私はゾーンと言う言葉を用いたが、これを別な言葉で言うのなら拘りとも取れる。拘りはほとんどのかたが日常的に無意識のうちに行っていることではないだろうか?音楽への拘り、芸術、古美術への拘り、服装、ヘアメイクなどへの拘り、車、バイクへの拘り、旅への拘り、風景写真への拘り…。極論するのならば、これらの拘りは一切無くても生きていけるのである。しかしながらここでモアベターを望むのであれば物足りなくなってくる。ただ生活するのみでなく潤いある人生を送るのならこれらの拘りは不可欠なものとなるのである。
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前置きはこれくらいにし、私は週末の退社後のアドバンテージを居酒屋でのドリンキングに求めた。まず店の選定であるが週末ごとに頻繁に足を運ぶのならば値段が安いに越したことはない。私がきょう選んだのは有名な居酒屋チェーン「養老の瀧」である。


 


カウンター席に案内された私がオーダーしたのは常温の日本酒である。大徳利なので量は二合ある。そして気になる値段は税抜き¥360(お通しは別途料金で約¥210)である。これは破格の安値といってよい。居酒屋の相場は日本酒二合で¥700~¥800である。ここで私は日本酒二合の他、海老の塩焼きとロックワインをオーダーした。酒の量で言えば三合飲んだことになる。それでもしめて合計は¥1124であった。
 
英国においてはパブがあり、勤め帰りのサラリーマンを含め多くの人が気軽にこれを利用している。冒頭の写真で紹介した本「英国に就いて」にもパブが紹介されていた。英国のパブは都会、田舎を問わずいたるところにに点在していると書いてあった。私はこの店は英国でいうパブに準ずるもので十分にリピートに値する店と解釈した。



他人のゾーンというのはけして万人から理解できるものではない。人はそれぞれのゾーンがあるからこそ自我や自信を持てるのではないだろうか?それと一方であまりにも人の顔色を伺い、人の波長に合わせ過ぎれば自我から遠ざかることになる。
 
一般にはあまりいい印象のないこの「自我」という言葉ではあるが悪さばかりはしていない。人は自我と言う堅固な盾を有することに依ってストレスと戦い、外界の様々な侵食作用から自己を防衛しているのではないだろうか?自分の道はけして他人任せとせず、運命は自らの力で切り拓くべきである。これは尊敬する伊達政宗公の生き様から学んだことであるが、私はこれを肝に命じながら、これからも自分なりの新たなゾーンを開拓していきたいと感じた次第である。
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