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遊覧船で日本三景松島の心髄を堪能する
 きょうの宮城県地方は午前中は薄曇り、気温は太平洋性気候の影響で24度とこの季節にしては暑くなく、観光には最高の天候となった。松島は今年は三月と六月に訪れているので三度目になるが、きょうの目的は前回とは違い遊覧船での島めぐりである。私は足取りも軽く電車に乗り、朝9時にJR仙石線松島海岸駅に到着した。

ここが遊覧船の発着する観光桟橋である。シーズン中の夏休みとあってこの人だかり。
やはり日本三景だけある。

乗車券売り場で知人と落ちあった私は松島湾周回コースの遊覧船「あすか」に乗りこんだ。
あすかは遊覧船としてはさほど大きくもなくミドルクラスといった感じである。

私がどういう風の吹きまわしで遊覧船に乗ったのかをお伝えしたい。皆さんはこの女優さんに心当たりはあるだろうか?大女優、乙羽信子である。
これは先々月に紹介した映画「縮図」(監督:新藤兼人、原作:徳田秋声)でヒロイン銀子がストーリー中に屋形船で松島を周遊するシーンである。本作品は昭和28年発表なので60年前の松島ということになる。

きょうの周遊コースと船の運航会社を紹介する。今回のコースはAコースでほんの少しだけ松島湾外に出ることになる。

これが映画「縮図」に登場するワンシーンである。大勢の芸者衆が一同に会しているがDVDではなんの説明もない。おそらく設定は有力者の旦那の粋な招待といったところを意図したのではないだろうか?塩釜街道とは仙台と塩釜を結ぶ街道で現国道45号線のことである。是非この歌を聞いてみたいものである。

60年前の屋形船も今ではこんなスマートな船に取って代わったのである。

乗務員のかたのお勧めで2階のグリーン席に案内された。なんと言っても空調付きで快適なガラスルームは魅力的であり、300円の追加料金を払いはやる気持ちで知人と乗りこんだ。

後部の一部を除き、なんと推定視野は300度!とにかく見通しが利く。

やはりこのロケーションではアルコールを飲みたくなる。



知人は車なのでウーロン茶で乾杯である。

偶然間近でウミネコを捉えることが出来た。この島は仙台藩主、伊達政宗公お気に入りの島であり、この島を自分の屋敷に持ってきた者には大金を遣わすと語られた島とのことであった。

これは女性的な島だが、船内放送によると確か片一方が小町島とのことである。

これは波
の形をした非常に珍しい島である。

屋上のデッキに出てみた。天気は上々!私はウミネコに餌をやる人に思わず微笑んだ。
まるで兜のような島はその外観通り、兜島である。それにしても様々な島の形には目を見張ってしまう!見ていてもまったく飽きない。

これまたユーモラスな形をした島である。島の名前は聞きそこなったが私にはゾウアザラシのように見えた。

この島は以前はブリッジ状で中を船でくぐれたということだが、地震で崩れてしまったとのことである。

この島に至ってはブーツ
のようにも見える。背景に見える街は隣町の塩釜市である。

この島は四つの穴がある。まるでキー
を横に倒しような形をしている。
この形が人工的でないというのはとにかく不思議
というしかない。

さていよいよ本日のメインイベントである。有名な仁王島である。
私には仁王というよりも伝説上の動物である麒麟、或いはスフインクスに近い感じがした…

映画縮図に登場する60年前の仁王島である。今とほとんど違わないようで安心した。
銀子を演じた乙羽信子は60年前どんな気持ちでこの島を見たのか?
興味の尽きない場面である。

最後に仁王島をGoogle航空3D写真(鳥瞰写真)でご覧頂きたい。ちゃんとちょんまげ(とさか?)のようなものがついている。上空のウミネコの目にはこのように映るに違いない。

この日の閉めは松島を一望できる風光明媚な蕎麦屋での食事である。
天ぷらそばはダシが効いて美味しかった。
最高のロケーションを見ながら知人との話に花が咲く。
日本三景松島の心髄は陸からだけでなく、船に乗って見ないとわからないのかも知れない
それにしてもこの日の余韻はしばらく残りそうである。
酒の酔いも手伝ってか、私は興奮冷めやらぬ気持ちを胸に盛夏の松島を後にした。

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