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      四ヶ月ぶりに訪れたトチノキ林
 皆さんにはこんな経験がないだろうか?冬場に見た風景と夏場に見た風景がまったく違って見えたことが。早、今年も若葉の季節から深緑の季節へと移りつつあるが、日本のほとんどは温帯であり、四季がある。四季があるから変化があって趣を感じるのではないだろうか?
 
 もっともこれは沖縄などの一部の亜熱帯の地域にお住まいの皆さんにはあまり経験できないことなのかも知れない。沖縄は沖縄でアウトドアにおけるオフシーズンがなく、以前から私の憧れの地(数年前、真剣に移住を考えて「沖縄スタイル」という隔月誌を二年間に渡って愛読)であるのだが、どんな土地にも一長一短があるのではないだろうか?オールマイティを求めるのは欲張りというものでないだろうか。
 
 昨日の土曜日、私は四ヶ月ぶりに仙台市青葉区小松島の一画にあるトチノキ林を訪ねた。ご覧のように住宅地の中にも畑があり、住宅の多いこの地域としては異色とも言える趣を呈している。別な見方をすれば昔からの姿を変えないセクションとも言える。

畑とトチノキ林の位置を航空写真で確認して頂きたい。
赤□:畑
黄色□:トチノキ林

 ご記憶のかたも居られると思うが、これが四ヶ月前に本ブログに掲載したトチノキ林である。
放射冷却のため空は澄んでいるいるものの主役のトチノキは落葉樹のためすべて枯れ木であり、寒々として寂しい感じがする。正直この時は生命の息吹さえ感じることはできなかった。
 
※2013年1月19日投稿「131年前植えられたトチノキ林」へのリンクhttp://blogs.yahoo.co.jp/bgytw146/31439666.html

 左下の切り株に注目してもらいたい。やや後退した位置からの撮影だがほぼ同じアングルである。トチノキは鬱蒼とした葉を茂らせており、一見すると別な場所に来たような錯覚に陥る。これは四ヶ月前には想像すらできなかった光景である。

私は林の中から上空を見上げた。枝葉は天空の多くを覆い尽くし、若葉の勢いは強い生命力を十分に感じさせた。

 改めてこのトチノキ林の説明をご覧頂きたい。明治15年植林ということは今年で131年経たことになる。

 メルヘンチックなモニュメント。冬場は寂しそうに見えた男の子が俄然愉快そうに感じた。彼はウサギと一体なにを話しているのだろう?私は彼らを見ながら、数十年前の好奇心旺盛だった少年時代に思いを馳せた。どんなに歳を重ねてもけして好奇心だけは失いたくないものだ。

 冬場の辛抱があったからこそ今の繁茂がある。人生とてまったく同じではないだろうか?お相撲さんは「忍」という字を好むというが、なにごとも辛抱と機が熟すのを待つことが大切であることを改めて思い知ったような気がした。
 
 たった十分ほどの滞在だったが、私はなにかかけがえのないものを見出したような気持ちになり、清々しい気持ちになって薫風そよぐトチノキ公園を後にした。

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