fc2ブログ
 未走破林道「末坂線」の発見とチャレンジ
 私には昨年末から気がかりなことがあった。それは昨年12月5日に寒さのために走行を阻まれた未走破の林道「夜盗沢-奥武士林道」のことである。きょうの仙台地方は晴れのち曇り、気温12度とやや寒いものの冒険にはまったく支障のない気候と判断し早めに出発した。
 
 今日の探検はことによるとアドベンチャー的な要素もあるので午前中が勝負とにらんだのである。この辺は芋沢という地名である。遠くにまだ雪を抱いた後白髭山が確認出来る。
 
※昨年の記事を見ていないかたはこちらの記事をご覧ください。2012年12月5日「夜盗沢-奥武士林道の冒険」へのリンク:http://blogs.yahoo.co.jp/bgytw146/31309125.html

ヤフー航空写真直貼り画像できょうの冒険のおおよその場所を確認して頂きたい。黄色●の部分が林道のある辺りである。仙台市中心部からは西北西に概ね20キロほどである。

 私は一息入れて宮城台という途中の道路を見下ろせる高台にシェルパを止め、周囲を見渡してみた。遠くには山形県境にそびえる奥羽山脈の裾野が見え、手前には田起しを終えたばかりの盆地状になった芋沢の田園地帯が広がる。なにげない風景であるが無事に週末を迎えた土曜特有の安堵感も手伝い、至福のひと時を感じる。
間もなく奥武士の集落が見えてきた。名前から想像すると落人の集落っぽい地名である。戸数はどう見ても十数軒のようである。

ここからいよいよ「夜盗沢-奥武士林道」に入る。

ヤフー航空写真直貼り画像できょうの走行ルートを確認して頂きたい。読者の皆様に見やすいように3セクションに分けて掲載する。□で囲んだのは主要な地点で右から奥武士集落、夜盗沢集落、大倉湖畔公園である。
①赤線:奥武士集落~末坂林道西側入口まで
②黄色線:末坂林道
③オレンジ線:砂防ダム~夜盗沢~大倉ダムまで
④水色●:末坂林道東側入口及び砂防ダム
⑤黄緑●:末坂林道西側入口

この辺で昨年の12月は引き返しているのでここからはリベンジとなる。とは言っても道はこのように舗装されており、不安を感じるようなところはない。

道端にシェルパを止めてエンジンを切ってみると静寂の中、「ホーッ、ホケキョ」と鶯の鳴き声が聞こえる。春の山は全ての生き物に優しい。私はひと気のない場所でそんなひと時を味わった。

これは林道から見える砂防ダムである。先ほどの地図の水色●のところである。
このダムはマイナーな存在であり、ゆっくり走っていないと見過ごしてしまう。
四輪車は止める場所がないので、仮に見つけても撮影するのは難しいのかも知れない。
バイクならではの機動性を利しての撮影となった。

砂防ダムから西に3キロほどで別な林道が分岐していた。「末坂林道」西入口である。
入口で道路のコンディションを見るといきなり砂利の浮いた急こう配の下り坂だった。
冒険の始まりである。意を決して未知の林道に侵入する。

ここからはこのブロックタイヤがたよりである。

下りの砂利道はガレ場に近く、タイヤのパンクが心配だった。ここでフロントをロックさせたら即転倒である。ブロックタイヤでさえハンドルを取られるような非常に粗い砂利の難所が続く。ギアをローに入れたままリアブレーキを主に慎重に坂を下った。(難所はカメラに納める余裕すらないので撮影出来なかった;)
 
ここはようやく砂利道を脱出したところで、四駆の輪だちもついていた。

林道はたった1.2キロほどしかないが緊張のため、非常に長く感じられた。立ち木が道に覆いかぶさっているし、路面は浸食されて溝ができている。どうやら四駆で入れるのはこの辺が限界のようだ。

浸食で出来た溝は深いもので1メートルに達するものがありバイクを落とさないように神経を使った。ここは携帯電話も繋がらないし、下手すれば行き倒れとなる;この後ふらつきの誤差の許容範囲が数センチのようなところもあったがなんとか無事に通過し事なきを得た。

元の舗装路に出たときは本当にほっとした。やれやれといった感じである。

2順目の舗装路を再び走り夜盗沢に到着、ここも小集落で戸数は奥武士集落と大差ないようである。

もうすぐ大倉ダムに抜けるところでまたしても分岐する林道を発見。残念ながら崖崩れで立入禁止のようである。

間もなく橋を渡った。橋のほぼ中央から川の上流を望むと大倉ダムが視界に入った。
この先は定義山である。

せっかく来たからには大倉湖畔公園に寄ってみた。(ダム堤体そば地盤面から撮影)

これがダブルアーチ式の大倉ダムの航空写真である。(撮影した位置は赤●印の所である)

 帰路につきながら途中で桜の花が無性に見たくなった。ここは赤坂という場所であるが残念ながらまだ四分咲きといった感じである。
 
 桜は物足りなかったものの未走破の悪路を走破したという意味において満足出来るきょうの冒険であった。

関連記事

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)