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 すべての重いものが軽く感じられる 

仮面を被って踊る舞踏者、このような快適でリズミカルなワルツを聞けば誰しも楽しげな踊りを踊りたくなることだろう。

 
だが人生はいつも凪とは限らない。もし貴方が人生に行き詰まり
普遍的なものを見出したくなった時にはこんな本もいいだろう。
 
 
以下、ニーチェ 「ツァラトゥストラはこう語った」第三部七つの封印を基にミックがアレンジ
 
私にはすべての重いものが軽く感じられる。
体は舞踏者のように舞い、精神は鳥になる。
それが私のアルバでありオメガなのだ。
(迷いのない明白なことであり、求める終局なのだ。)

 
 人間概ね順調である時はさほど悩むこともないだろう。だが凪という名の人生の平穏は往々にして続かないものである。健康、家庭、仕事、金、不和…やがてあなたの行く手の前には招からざるいくつかの苦境が待ち構えていることだろう。
 
 誰だって好き好んで苦境を被りたい人間は居ない。ここでもし人から「あなたはやがて苦境が訪れた時、平常心で居られるか?」と問われたとしよう。
 
 大変恥ずかしながら、煩悩にまみれた俗人の私なら「自信ありません。」と答えるだろう。だからこそ私には仮面が必要なのかも知れない。だがそのような俗人の悩みに答えるべくニーチェは「ツァラトゥストラはこう語った」の中でこう述べている。
 
 例え苦境に見舞われた人生であっても、自分に与えられた運命を受け止めなさい。否受け止めるのみでなく愛しなさい。」

 これはどういうことだろう。私は自分が苦境に陥ったらどうなるか考えてみた。こういう時に取り乱したくはないものだが取り乱さないという自信はない。ニーチェの考えは聖人のような考えで煩悩とともに生きる俗人にはハードルが高すぎて理解し難いことなのだろうか?
 
 彼は宗教に頼らなかった。それどころかキリスト教を葬った。何にも頼ることのない強い信念が彼を自立させ超人へと進化させたのだ。人間の運命は古今を問わず永遠に繰り返す。そしてそれはどうしても避けて通れないものである。これは自分を客観視できる人間だからこそ言える言葉である。
 
 超人の彼ならばこそ苦境に陥っても魂は鳥のように軽く、肉体は舞踏者の如く変幻自在に舞ことができるのだろう。せっかく授かった人生がここにあるならば、その人生がどんなものであろうと人はそれを愛すしかない、否愛すべきなのである。
 
  KR500レプリカの部屋「ニーチェの哲学」シリーズ
※「ニーチェが我々にもたらしたもの」へのリンクhttp://blogs.yahoo.co.jp/bgytw146/31059393.html
※「あなたはなぜ注目されないか」へのリンクhttp://blogs.yahoo.co.jp/bgytw146/31090631.html
※「人生の通過点に過ぎない現在を重視する」へhttp://blogs.yahoo.co.jp/bgytw146/31096723.html
※「あなたは喜び方がまだ足りない」へのリンクhttp://blogs.yahoo.co.jp/bgytw146/31115923.html
※「黙っているのは難しい」へのリンクhttp://blogs.yahoo.co.jp/bgytw146/31155643.html
※「互いに同情しない友達関係」へのリンクhttp://blogs.yahoo.co.jp/bgytw146/31241731.html
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コメント

No title

こんばんは。
苦境の中で舞踏者のように舞うことは、凡人の私にとっては到底無理なことのようですが、喘ぎながらもその辛酸を味わうことは出来るかと思います。
幸せを追い求めるあまり失うものも、あるのかもしれませんね。
不幸せもまた、人生の一筋の道なのでしょう。
ニーチェの姿勢の足元にも及びませんが、意義深い言葉にMN!

URL | はぐれ雲 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

私も苦境に見舞われて、それを受け止める事はなかなか
できませんでした。
悩み・苦しみ・自分の境遇を恨みました。
だけど、この頃はこの苦境とうまく付き合っていけるかも
しれないと思い始めている自分がいます。

3年前、長男の大学入学のお祝いにニーチェの本を
プレゼントしたのに、自分では読んでいませんでした。
長男の本棚から借りてこようと思います。

URL | yoko ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

はぐれ雲さん、ニーチェは思想が独創的過ぎるゆえに孤立し総スカンも喰いました。
その思想は死期が近づいたころようやく認められ始め、死後百年を過ぎた今でも普遍的なものとして多くの人々に受け入れられています。
独力でこのような境地に達した彼の非凡さ、けしてぶれない芯の強さに脱帽します。
是非爪の垢を煎じて飲みたいと思います。

ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

yokoさん、私のような凡人には難しいことですが苦境に対しての心構えは普段からしておくべきなのでしょうね。
だからこそ、それを実践できたニーチェは超人なのでしょうね。

息子さんにいい本を贈られましたね。
誰にも頼らず自立を促すという意味でニーチェの本は役に立つと思います。
私も昨今、彼の思想に接して人生観が変わったような気がしております。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

自分が苦境に立った時でもあるがままの自分を受け止めて
その環境を受け入れるのは中々、大変な事だと思います。
でも自分の中での一部として受け入れなければいけないのでしょうね。
ニーチェの考えのように強い意思を持つよう心がけたいと
思います。

余談ですが、この曲は浅田真央が苦境に立ちながら
競技で踊り続けた曲でした。
多くの失敗の中でも踊り続けた彼女の強い姿勢も思い出して
今の強い彼女があることも思い出しました。

URL | joeyrock ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

おはようございます。
人生、一難去ってまた一難。多くの人が、それに忙殺されて日々の生活を送ってしまいます。自分もその一人です。早くこういった生活が終わって欲しい、無事に仕事をある程度まで勤めあげたい、そればかり考えています。とても楽しんだり、愛したりしていません。逆境を楽しめるようになれば、最早人生の達人です。
アントニオ猪木が言ってた、逆境こそチャンス、そう思えるようになりたいです。

URL | ひがにゃん ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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ミックさん、こんにちは。

若いころ、営業である商談があり、相手は無理難題の要求です。
そのときは2,3日前から寝られない日が続きました。

当日、相手も人の子、思い切ってこちらの言い分をぶつけました。
熱意が通じたのか、無事に問題が解決し安堵したことがありました。

遠い昔の話です。

ナイス!です。

URL | 好日写真 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

joeyrockさん、30台半ば、著書「悲劇の誕生」で周囲から総スカンをくらったニーチェは1883年39歳の時に「ツァラトゥストラはこう語った」執筆に着手し、2年後の1885年(41歳)に完成させました。
この著書は彼の思想を代表するものとして多くの人々に感銘を与えています。
これはこの書の中で究極の自己愛を説いていますが、その真価が問われるのは苦境に追い込まれた時だと思います。
彼の思想は人間は来るべきその時に備えて精進しなければならないと説いているようにも聞こえます。
その根本は芯のぶれない自分ということになります。

記事アップ時、この曲の選曲には相当の時間を要しましたが浅田真央選手の演技に使われたのは驚きました。
私もいつかは仮面を外せるよう精進を重ねたいと思います。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

ひがにゃんさん、ここで注目したいのは彼がこの著を執筆した時期は彼の黎明期でもあり無名の時代であったことです。
中道を大きく外れたため、彼はこの心境に行きつくまでに大きな挫折を経験しました。

でも私はその苦さ、辛さがやがて彼の心の中で強さに変わり、新しいものに生まれ変わったのだと思います。
私は心に余裕がない時ほどこのような思想に触れるべきであると思います。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

好日写真さん、貴重な人生経験をお聞かせ頂きありがとうございます。
自分を愛する心は他人を愛する心に繋がると思います。
人間にとって座右の銘は必要ですがその大きなヒントを与えてくれるのがニーチェの思想だと思います。

ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

トラックバックありがとうございます。

実にタイミングよい内容でした・・・
昨日から、何となく心がモヤモヤしていました。
ワルツを聴いて重いものが少し軽くなりました。
そして赤字で書かれた「例え苦境に見舞われた人生であっても・・・」いつもそう思って生きてきました。
幸い体操指導は、何があってもニコニコ指導が必須です。
仕事に鍛えられました!
今年こんな言葉と出会いました・・・
『人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。
しかも一瞬早すぎず一瞬遅すぎず』
ミックさんとの出逢いは正にこの言葉かもしれません。
仮面の写真を追加して相互トラックバック致します。

URL | 和奴 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

和奴さん、ニーチェ思想へコメント&相互トラックバックを頂き、またご自身のことも語って頂き感謝しています。
このような思想は順風満帆の時は縁がないものですが、だからと言って苦境に陥ってから悟るのはなかなか難しいと考えます。
普段の心構え(大袈裟に言えば悟り)は一人一人様々な拠り所がございましょう。
思想然り、宗教然り、これに耳を傾けるのも人生勉強の一つと心得ます。
身に余るお言葉を頂戴し、大変赤面しております。
今後とも宜しくお願い致します。ありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

ミック様へ
私は困難を迎えた時、宗教には頼りません。切り抜けた時。助けて貰ったという意識が起きます。それが嫌なのです。それより今はその困難に逆らう事無く。とにかく一日一日をやり過ごす。その内にはその困難から抜け出る事が出来るのではと考えます。毎日毎日いつかはこの苦しみを抜ける日がある。その内にその困難に慣れて来る。これが当たり前であると。となると。これ以上の困難にならなければ良いのではと思えてくる。するとその困難と思えたものが困難では無くなって来る。そんな気がします。ナイスです。有難うございます。

URL | 不あがり ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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不あがりさん、ご高察を賜り恐縮しております。貴兄のお考えは孔子の天命に逆らわず素直に受け入れる考えと同等のものとお見受けしました。
その通りと思いますが煩悩の多い某にはなかなか実行できない。この辺がはがゆいところです。
本日は徳のあるお言葉を頂戴し感謝しております。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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