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 きょうの仕事帰り、私は買い物のため郊外の高台にあるスーパーに立ち寄った。昨日もきょうもにわか雨に見舞われた仙台市内だが今宵はこの通り、まあまあの天気だ。
 
 きょうは仙台七夕中日である。七夕飾りや街中の混雑もさることながら、地元に住む私にとっては「また今年もこの日が来たんだな。ああ、今年の夏もいよいよ折り返しだな。」という気になる時節でもある。
 
 今年は七夕の三日間がウイークデーということもあって、私は七夕見物には行かず、家でしめやかに晩酌でもしながらこの曲を聞き、遠い昔の若き日に思いを馳せることにした。

 住宅地の商店街もこの三日間は七夕を飾り、行き交う人々を華やかでうきうきした気持ちにさせてくれる。七夕様を見ているうちに、ふと私の心に懐かしい思い出が泉のように湧いてきた。
 
 笹の葉さらさら…お星様きらきら…
 
 あれは幼稚園のころだった。七夕様に願いを託したあの幼い日が走馬灯のように私の心をよぎった。そして夢多き青春時代の熱き想い…だが私は二度とその瞬間に戻れない。そう思うと正直寂しさを感ぜずにはいられなかった。
 
 私の寂寥をよそに仙台市街地の夜景はまたたき、人々の繁華を漂わせていた。自己の寂寥と大衆の繁華…私にはそのギャップが少しほろ苦く感じられた。

過去への追憶…未練がないと言ったらうそになるだろう。私は心のギャップを感じながら、帰り際にこう考えた。
 
『過ぎ去った過去は取り戻せない。だが自分の気持ちは心がけ一つで当時に戻れないまでも、近づけることはできるだろう。』と。
 
そう思うと、私は足取りが少しだけ軽くなった気がした。
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