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        高速バスで一関へ
昔、内田百(ひゃっけん)という無類の列車好きな作家がいた。彼は車窓から風景を眺めるのが好きで昔の東海道線の神戸~新橋間を最初から最後まで窓から首を出したまま乗って来たという武勇伝を残している。

昭和27年、東京駅の一日駅長に任命された彼はレセプション終了後、何を思ったのかそのまま特急はとに乗って行ってしまい大騒ぎになったエピソードもある。
彼は写真からの想像に難くなく無愛想で我儘で偏屈な人物だったと言われる。
「私が駅長の内田百だ。文句あるならいうてみい。」(笑)

きょうは久しぶりに高速バスに乗りたかった。それはなぜか?
実は私も内田百に負けず劣らず、バスや電車に乗って車窓を眺めるのがこのうえもなく好きだからである。ご覧のバスは仙台発一関行き高速バスである。
ありがたいことに仙台からは東北の主要都市のほとんどに高速バスが往来している。

一関行きの高速バスはAM10:00仙台駅前さくらの百貨店前を出発した。
正面にうっすらと見えるのは仙台駅前のペデストリアンデッキである。

仙台駅前も最近ご覧の通り超高層の建物が目立ってきている。

きょうは青葉祭りが開かれた仙台だがまだ祭りはこれからでさほど混雑はなかった。

東北道に入った快晴の日差しが眩しく差し込む。
流れる車窓のパノラマに私の心は少年のように弾んでいた。
自分で車やバイクを運転するのもいいが、景色を見るのに専念できないという欠点もある。
その点高速バスは視界も高く、好奇心を大いに満足させ得るツールである。

 広大な大崎平野、大小の河川、新緑に包まれた山々、トンネル、名のない小径(こみち)一つ一つに私の興味が集まった。あの小径の先には一体なにがあるのだろう?ようし今度はバイクで探検してやろう!
 
 それは内田百の気持ちがよくわかる瞬間でもあり、私も彼のように旺盛な好奇心をいつまでも持ちたいと思った。

きょう訪れた一関市を紹介しよう。赤い○印が一関市の場所である。
ここは岩手県の南端といってもいいほどの場所である。

一時間ちょっとで一関ICを降り、数キロ走るとご覧のような川と出くわした。
磐井川である。ここの上流には有名な厳美渓(げんびけい)がある。

11時半ころ、一関駅前に到着。

これは駅の西口を背にして右のほうのビューである。

これは駅前通りを少し行った通り(最初の写真からは二番目の通り)である。
駅前には結構ビジネスホテルが多いのが印象的だった。

これは西口を背にして左側に沿った通りである。
私も地方都市を回って、ひなびた路地裏の非哀に接するのが好きだがそんな雰囲気を感じなくもない風情であった。

そろそろ昼も近いので昼食をとることにした。
繁華街の一角の雲龍というレストランだ。

冷えたビールが乾いた喉をうるおしてくれた。
そして盛岡名物冷麺(¥750)。麺は非常に歯ごたえがありビールとの相性はピッタリだ。
つまみに玉ねぎスライスを注文する。

この後築三百年の旧沼田家武家住宅(一関市指定文化財)に向った。
その模様は続編でお伝えする。お楽しみに!
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