FC2ブログ
昭和ロマン薫る和菓子屋の特製菱餅
私は以前からこの店が気になっていた。その店は旧国道4号線(奥州街道)と幹線の旧道のT字路にあった。下の写真の信号に沿って左右に走る道路が奥州街道である。

丹野屋菓子舗の位置を地図でご確認ください。(クリックすると航空写真にもなります。)
旧道に建つこの店の全景を眺めるにつけ、懐かしの昭和に逆戻りした感を覚えなくもない。

名物がん月、銘菓ゆべしにも大いに興味をひかれるところだが、時節柄入り口のガラス面に貼られた「ひしもち」の貼紙が私の心をとらえた。

こういうノスタルジーを感じる店舗にとって、店の装飾は大切な要素であるが、このステンドグラス風の装飾は店の雰囲気を損なわずセンス良く施されており、この店の価値を一層引き立てるものである。

店に入ってみよう。完全に昭和の和菓子屋そのものであり、これはもう「懐かしい」というしかない。実は私の生家も昔菓子店を営んでおり多くの思い出がこの光景に重なった次第である。

表彰状はこの店が老舗の証である。棚にはこのように日本茶も売られていた。
和菓子とお茶はよきパートナーでもある。

和菓子は単なる食べ物でなく地域の良き伝統であり文化でもある。
鳴子こけしやダルマなど地元特産の工芸品もこの店の雰囲気を演出するのに一役買っていた。

少数ではあるがこの店にはこのようにクッキーも売られていた。
水飴の缶が私を少年時代にいざなった。
夢多き少年時代、私は学校から帰ると一目散に友達と近所の駄菓子屋に駆けつけ、好奇心溢れる目でその商品を喰いるように物色したものである。(笑)

私はひな祭りにちなんで菱餅(右)とおきな餅(左)を購入した。
店のかたによると菱餅の材料はらくがんでありそれに水分を含ませて作るとのことであった。
おきな餅は菱餅と外見は似ているが水飴を原料としているということである。
 
おかげで昨日は家族とともに桃の節句の気分に浸ることができた。
ささやかなことであるが、私の心にもようやく春が来た感がある。
 
このような老舗和菓子店においては是非今後も永く営業を続けられ、後世に古き良き文化、情緒を伝えてもらいたいものであると願う私の昨今である。
                   桃の節句シリーズ
関連記事

コメント

No title

菱餅は今ではあられで簡単に作られている事が多く
中々、このような菱餅に出会える機会は少なくなったと
思います。らくがんで作られるのも初めて知りました('∀`)

和菓子屋さんはお茶を習っていた時に
よく通っていましたが、お菓子に季節感を出してくれる
作りが多く、見た目も楽しめました。
洋菓子も良いですが、日本の行事は和菓子がいいですね。

写真を拝見して、昔、おせんべい等も
量り売りでガラスの入れ物に手を入れて
買ったのを思い出しました☆

URL | joeyrock ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

温故知新、忘れちゃいけない言葉ですね。

URL | KR-1 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

こんにちわ

お久しぶりの訪問となってしまいましたが・・・
落雁の菱餅なら、今の私mにも食べられそう!
美味しそうな菱餅に、ポチ☆彡

URL | §華月§ ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

和菓子、小生も家内も好きですよ。洋菓子よりも季節感や風情のようなものがあり、優雅なものだと思います!

URL | - ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

こんばんわ
昨日買う気はなかったんですが
近所のスーパーを見て回ったら
どこにも菱餅がありませんでした
大阪はあまり飾らないのかも

URL | - ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

joeyrockさん、ひな祭りの飾りに使われる菱餅はどんな味なのか興味をひかれました。
あられで作られるものもあるのですね。
このらくがんで作られた菱餅は砂糖餅といったらおわかりになって頂けると思います。
今回購入した菱餅は三色ですが、桃色のものはひと際華やかな感じがします。

確かに煎餅もいいですね。塩や醤油なら辛党にもいけそうです(笑)
どちらかと言えば私も煎餅党のほうです。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

KR-1さん、古いものは大切にしたいですね。
この店も菱餅もKR-1も…んっ?
KRのほうが古いですね。
KR-1さんのところは端午の節句頑張ってください!

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

華月さん、菱餅は華やかな感じがしますね。
昨日店で試食しましたが食感は非常に柔らかでした。
これならお茶にもコーヒーにも合いそうです。
親知らずの抜歯お大事にしてください。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

mario sugattiさん、月見にススキと団子はつきものですが、和菓子には確かに風流さを感じますね。
季節感を楽しむのもまたいいですね。
春に合う菓子と言ったら他に桜餅がありますが、これももうすぐなので私としては今から楽しみです。(笑)

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

あぶさん、東北でも菱餅はあまり見なくなりましたね。
今回この店を通って「ひしもち」の貼紙を偶然見かけ思わず立ち寄りました。
旧道沿いにある老舗ということに対しても興味をひかれました。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

ああ~~、懐かしい風情のあるたたずまいですね。
こういうところは、シンプルにおまんじゅうが美味しそうです。
(濃いお茶とともに)
菱餅~!何年かぶりに見ました~。桃の節句。。忘れてました。。
島に行ってから。。すっかり行事が抜けています。ぽち

URL | プチポア ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

プチポアさん、ありがとうございます。
和菓子は人に安堵を与えますね。
菱餅は食べるのみではなく、茶の間に飾って楽しみ、季節感を感じながらの晩酌するのも風流で捨てがたいものがあります。
華やかさと日本古来の美を感じるひな祭りの菱餅です。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

風情があります。この店の感じは、私が昔そろばん塾の帰りに必ず寄っていたまんじゅうやに似ています。まんじゅうやですが、駄菓子も置いていて、仮面ライダースナックをいつも買っていた記憶があります。店の奥では店主が汗をながしながらまんじゅうを作っていた姿を思い出しました。
脱線してすみません。
ミックさんみたいに深く考えながら和菓子を食べたことがなく、これからはしみじみといろいろ思いながら食べてみたいです。

URL | gt_yosshy ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

gt_yosshyさん、お察しの通り脱線するのは私も好きです(笑)
まんじゅうやにはいい思い出がおありですね。
そろばん塾が終わったあと、趣味の世界に興じるのもいいことでしょう。
少年期の余暇時間は人生の情操教育に大きく貢献することでしょう。
でもこれはけして金では買えません。
大げさかも知れませんがそれの有無はその後の人生を豊かに過ごせるか否かの大きなターニングポイントになるものと私は断言します。
そういう私も少年期の大いなる寄り道、脱線が今の道楽人生に大きく寄与していると考えます。

恐れ多くも「少年よ大志をいだけ」という言葉をフォローさせて頂けるならば「少年よ大いに遊べ!未来に大志を持つために!」と述べたいと思う私であります。

和菓子には多感な少年期に想いを馳せながら、万物に対し感謝の気持ちを忘れずにありがたく頂きたいものです。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

南仙台駅からほど近いところで営業しているこの老舗は大事な存在ですね…と思うのは、甘いものに興味の薄かった私が、少しだけミックさんの冒険心に感化されたせいでしょうか
地元にひっそりと営業している老舗というものは、確かな歩みを味に刻んでいるものと察します。
生菓子にも、それを作る人間の試行錯誤の積み重ねを味わうことが出来たら、それはそれで楽しいことだな、と今になって思います。

URL | ☆アツ☆ ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

アツさん、今回老舗和菓子店を訪れて思ったことは「和菓子は地方のよき文化、伝統である。」ということです。
地域に根付き、時代の変貌を横目に見ながら、古き良き時代の趣をいつまでも残してくれるこんな老舗を大切にしたいと思います。

また私自身も和菓子を風流に味わう遊び心を失わないように人生に彩りを添えて生きたいものです。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

コメントの投稿

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)