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 波乱万丈の半生を小説に重ね、自己を表現する
志賀直哉、芥川龍之介、太宰治…
多くの作家は自分の生い立ちや幼年時代、若年時代を小説に描き自分を振り返っている。
そんな思いは私にもあるが、それを実現しようとしている人がいる。
 
その人は私のブログ友達でもある。その人と昨日の12月17日(土)は忘年会を兼ねたオフ会を行った。
※年の瀬のにぎわいを見せる仙台駅前

彼の名はアツさん、今年の4月にブログの訪問履歴で知り合って以来、私はほぼ毎日彼のブログに訪問している。
 
彼は私より4つ年上だが、波乱万丈の人生を私小説に著すなど、私との共通点も多く懇意を寄せている人物である。
 
このダックシティービルの前身は丸光デパートであり、私の父が49年前に地球儀を買ってくれたデパートでもある。丸光デパートはその昔、仙台の他に私の出身地石巻にもあり幼い私が祖母に手をひかれて訪れた思い入れの深いデパートでもある。
 
年の瀬もせまったこの日、彼とはそんな思い出深い場所で待ち合わせるこことなった。
※薄暮に包まれ憂愁の感を漂わせる仙台駅前のダックシティービル

静かな居酒屋で彼と膝を交えて酒を酌み交わしたい…
最初に彼と訪れたのはこの店「雅」である。

まずはビールで乾杯!

DEEPな人生経験をじっくりと聞くには辛口の日本酒がいいだろう。
地酒「浦霞」を熱燗でさしつさされつ、彼の最近の作品にまつわる話に花が咲いた。
 
最近完結したばかりの青春小説「山並み遠く」、連載が始まったばかりの私小説「武蔵野へ」。
多くの作家は私小説を描いた際、最初は部分的な点であっても、それが何作か重なると点が線になってつながりをみせる。やがて線は面となって更なる広がりを見せ、最後は立体(像)となる。彼の話を聞いているうちに、彼の私小説の方向がそんなふうに変化し得るであろうことを伺い知ることができた。
 
旺盛な創作意欲…彼は二日に一度必ず小説を連載する努力家でもある。そしてけして苦労人にしか描き得ない人生の苦悩、葛藤を惜しげもなく大衆の前にさらけ出している。
私自身も私小説を描きたいという願望がある…それだけに酒を飲みながら私は彼の話に喰い入り、その姿勢に重みと好感を感じた。
※アツさんのブログ「いつでも夢を」へのリンクhttp://blogs.yahoo.co.jp/artsdainohara

5時半ころから飲み始めて2時間ほど経っただろうか。
団体の予約が入っているとのことで地下鉄に乗り、北仙台へと二次会に向かった。
※旧奥州街道沿いにある一風変わった外観の居酒屋「ささきさん」(18日、日中撮影)

※奥州街道石碑

時は江戸時代にさかのぼる。馬に跨り刀を差した侍、仙台への所用で通る商人、処刑されるために七北田(注釈:江戸時代に刑場があったとされる仙台市北部の地名)の刑場に向かうところの縄で繋がれた獄人…
その昔、各々希望や憂いを持ちながらこの旧道沿いの坂を多くの人がこの坂を通ったことだろう。
※桜の老木に旧道特有の趣を感ずる

そして今夜の我々のオフ会も昔人が経験したが如く、様々な希望や憂いを帯びた様相を呈するに違いない…そんな思いの交錯する中でこの日の二次会が始まった。

小説に対する今後の方向性、歴史小説執筆の願望…彼とは腹を割って話せた。
 
天に星、地に花、人に愛。(武者小路実篤)
いい小説との出会いは人生への潤いであり、やがて自己への愛につながるだろう。
そんな思いを感じながら、この日の夜は更けていった…

年の瀬らしく二次会を終えて店を出ると、ひと際目をひく電飾が私の目をひいた。

ガンバロウ東北、ガンバロウ人生…最後に心に残った彼の言葉を披露する。
「いつでも夢を、やがて夢は希望から願望へ。例えそれがかなわなくても、人生を笑い飛ばす勇気を持て!」

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