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 大震災の津波で大きな被害を受けた南三陸町
私はそんな南三陸町志津川に仕事で行って来た。このホテルは観光ホテルとして有名なホテル観洋である。
そんな観光ホテルも現在は例年と違って被災者、警察、工事関係者の宿泊施設として満杯状態となっていた。

夜が明けたばかりの南三陸町志津川、この霞んだ先にある恐ろしいばかりの光景はマスコミも取り上げたが、あまりの凄惨さに私は息を飲んだ。
以前私が撮影した志津川の建物の多くが今回の津波で流されて無くなっていた。
 
そういう経緯もありこの光景のブログ掲載を私はあえて行わない。
昨夜は不気味な余震があった。
ここは4階だが、さすがにここに泊っていると生きた心地はしない。

私は工事関係者としてホテル観洋に泊った。これは7月26日早朝に観洋から見た志津川湾の光景である。
そろそろ東の空が明るくなってきた。薄紫の水平線を見ると、まもなくくるであろう夜明の気配が感じられる。

この日は水平線から朝日が顔を出さなかった。これは雲のせいだろう。
それでもこれはかすかに朝日が顔を出した瞬間でもあった。
 
志津川湾に浮かぶ小島のシルエットが薄紫色の水平線に霞む。
この瞬間、私は自分の心の中にある種の感動が沸き起こるのを感じていた。
黎明は飛躍のためにあるのだ。黎明なくして飛躍(日の出)はないのだ。

そんなことを思っているうちに朝日があっという間に三分の一ほど顔を覗かせた。

そして七分目ほど覗いた時に海面に朝日が海面に反射して輝いた。

完全に登りきった太陽を直接カメラでとらえることは難しい。
でも登ったばかりの朝日はカメラで十分に捉えることが可能である。

写真を撮っているうちに思わぬハプニングが起きた。全く予期しない出来事が起こった。
ウミネコが飛び入りで私のカメラの前に現れたのだ。
海面に反射する朝日とウミネコ、奴が南三陸町の救世主となることを私は願った。

そして奴の登場とともに周囲が一挙に明るくなった。

食事を終えて時刻は7時になろうとしていた。
きょうは被災者を励ますセレモニーがこのホールで夜に行われる予定だと聞いた。

食事を終え、自室に戻った。先ほど暗かった志津川の町もいつの間にか朝日が差して明るくなっていた。

宿を出る時にはホテル観洋に眩しい
ばかりの朝日が差していた。

奴から元気をもらい、激励を受けた。私は宿を出発し志津川の町に向かった。
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