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頑固一献(がんこいっこん)
会津人の気質は真面目一途で頑固だと言われる。
それはどうしてなのか?

会津若松市の酒蔵、末廣…いかにも老舗といったたたずまいである。

玄関、中庭に植えられた松の趣はいかにも老舗の酒蔵といった感じである。
よく門を見ると表札には「末廣酒造株式会社」とある。

末廣の看板は木でできており、老舗の酒蔵らしい風格がある。

酒林と言われる杉の門と杉の葉で作った大きな玉、これは新酒発売時の合図(客寄せ)に使われたようである。

末廣の内部、高い天井と提灯のような照明が独特の雰囲気(質実剛健さ)をかもしだしている。

次は渋川問屋と言われる大きな商店を紹介しよう。

渋川問屋の店構えは古都、会津若松の中心に建つ建物に相応しく堂々としている。こののれんがまたいい!

この問屋は今で言えば商社のようなもので、いろいろなものを扱っていたようだが、海産物は越後から越後街道を伝わって入ってきたようである。

真面目な会津人気質を表す『会津藩の掟』を紹介しよう。
一、年長者の言うことにそむいてはなりませぬ。
二、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ。
三、戯言をいうことはなりませぬ。
四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ。
五、弱いものをいじめてはなりませぬ。
六、戸外で物を食べてはなりませぬ。
七、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ。
ならぬことはならぬものです。
この会津気質の背景は言うまでもなく武家社会に不可欠な儒教思想にある。
有名な白虎隊もそうだが、会津人の根底には質実剛健(飾り気がなく真面目なこと)、文武不岐(学問と武道は同一の流れにあるものであり分けることはできない。)の精神があり、これが会津気質の原点である。

 社会倫理、規律を重んじることの大切さ、至誠の精神。私も会津気質を見習い心に念じていきたい。
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コメント

No title

7の掟はどうかと思いますが
ナカナカ良い掟だと思います。

URL | dsr*s7*0 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

プー太郎さん、この掟を見て身が締まる思いがします。
会津人は頑固だと言われますが、この掟は現代人に倫理観を教えるものでもあると思います。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

インパクトのある酒名ですね。
このフレーズからもなぜ会津藩が最後まで幕府に徹底抗戦できたのか頷けます。

URL | ジュン ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

古くからの「掟」には深い意味があるもんですね。世の中因果応報、すべては自分に還ってくるもんです。

URL | gt_yosshy ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

ジュンさん、私は会津出身ではありませんが、なにかひかれるものがあります。
一献とは一杯の酒を意味しますが、誇大解釈かも知れませんが、頑固一献とは他人への献身のための頑固(けして自分のための頑固:意固地ではない)と受け取りたいと思います。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

gt_yosshyさん、その通り、掟を守ることは自分も守ることにつながると思います。
会津人の誇りと心意気を垣間見るような頑固一献とこの掟です。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

6と7の掟は守れそうにありませぬ。w

URL | シゲキ ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

シゲキさん、私も自信ありませんというが、時代が違いますので…
でも掟の言わんとすることはよくわかります。
私は伊達ですが、会津気質(秩序、倫理観)は好きです。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

私の親類に会津若松の人がいました。確かにあの地域の人が、旅人にはやさしいし、心に秘めた何かを感じました。

URL | nojimapark ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

nojimaparkさん、震災ボランティアお疲れ様です。
この戒律を改めて見ると、会津のかたは人に優しく己に厳しいのでしょうね。
こういう考えは私も好きです。
デジブックでコピーしたい希望の写真があったら内緒モードでお知らせください。
その写真記事を転載不可から転載可に解除します。(例:○年○月○日投稿の石巻の写真という具合にご指示ください。)

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

伝統と歴史の町、会津若松は見所が多いですね。
何度行っても行ききれない町です。
会津人の質実剛健が街並みにも残って居るんですね。

URL | ☆アツ☆ ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

アツさん、町門でこの看板を発見したときは驚きました。
会津人の固い信念を感じるとともに儒教思想の影響も感じます。
この掟を見て会津の伝統文化に一層興味を持ちました。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

会津気質と私の大好きな映画「壬生義士伝」と何故か重なります。

URL | クッキングおとん ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

クッキングおとんさん、コメントありがとうございます。ネットで調べましたが、浅川次郎の歴史小説ですね。
読んだことはありませんが、新選組の吉村貫一郎の生き方には興味をひかれますね。
私もいつか歴史小説を書きたいと思っています。
それは私のルーツが所属していた伊達藩の伊達政宗の家臣「支倉常長」です。
既に「支倉常長と私」は小説化していますが、今度取り組みたいのは支倉常長から見た慶長遣欧使節団です。
いつになるかはわかりませんが、今は執筆に向けて下準備を進めております。

会津気質を尊く思います。
先祖は伊達藩でも会津気質を心に命じてこれからも歩みたいと思います。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

「ならぬことはならぬものです」
会津のこの言葉の響き、私も好きです。
大切なものを守ろうとする、
決意のようなものが感じられて。
古き酒蔵の風格、会津魂とあいまって
一層素敵にみえますね。ナイス!

URL | 5 3 8 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

>ルンさん
某は昨今、幕末の歴史(戊辰の役)に興味を持ち、会津のかたの生きかた、独自性を強く感じています。
即ち、奥羽越列藩同盟に於いて仙台藩とも手を組んだ会津藩にごさいますが、仙台藩の戦線離脱(降伏)であのような悲劇となったものになったいきさつがごさいます。
然るに、こうした史実があれば会津に独自の思想があるのは当然とも受け止めております。
また一方で、会津にこうした思想があるゆえ、同じ東北の仙台藩の者なれど、会津との仲は一筋縄でいかないものがごさいます。
ご自身に於かれましてはそのへんもお含み頂ければ幸いに存じます。
コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

末廣酒造、渋川問屋、いずれも風格が漂いますね。
良いものは時代の風雪を耐え抜き生き続けるものだと、
感じ入ります。
また、什の掟、いつ読んでも・考えても、肺腑を刺しますね。
不易流行ではございませんが、当時の時代背景に思いを致すに
つけても、腹の中にこの什の掟を植え付けておけば、自ずと
人としての頑とした支柱ができます。
現代人こそが、襟を正して学ぶべきものが記されていると
考えます。

URL | paxchina ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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> paxchinaさん
末廣酒造は奇しくも某が今飲んでいる相馬野馬追の酒蔵にごさいます。幕府への忠義が逆に仇となった悲運の会津にごさいますが、会津魂は今でも生きています。

またこういう言葉を某自信への戒めとして用いることもごさいます。本日も御厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

会津気質の文字に惹かれて 立ち寄らせていただきました。
久しぶりにわが故郷の風景に触れさせて頂きました。ありがとうございました。
今度のお盆には両親のお墓参りに行ってきます。感謝!

URL | 更科次郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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> 更科次郎さん
初めまして。ご自身は会津出身なのですね。古い記事へのコメントに感謝申し上げます。ありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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