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 Dire Straits - Walk Of Life (Live at the On Every Street Tour) 
リンク曲について
最近はブログを書く際、音楽と酒から入ることが結構多い。本日もそのパターンである。何を書くかはPCに向かってから決めればいい。これが最近の私の流儀である。この音楽のリンクを決めた理由は飽くまでも第一印象が良かったからである。人が他人を好きになるのに理由がないのと同じで、この曲に自分は一目惚れしたのである。
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横町エッセイ「ファイター同士の誼」
セカンドライフに入って最近は背理法を駆使することが多くなった。背理法はけして難しいことではない。単純に言えば自分が駄目だと思ったことの逆をやればいいのである。これをサイコロの目に例えよう。賽の目は「一」の反対側は「六」である。すごろくをやって「六」を出したい気持ちはわかるが、これは非常に虫のいい話である。

こういう時は「六」を出したいと思うのではなく「一」を出さなければいいと考える。こうすることで気が楽になる。人は完璧や理想を追い求めるあまり、知らず知らずのうちに自分にプレッシャーを掛けている。自分にプレッシャーを掛けないようにするには、その逆の考え(必ずしも完璧でなくてもいい)を持てばいいのである。今はそんな取り止めもないことを抱きながら、週初めの晩酌(ウイスキー)を愉しんでいる。



先日会社の四十代半ばの社員に或ることをこぼされた。彼は自己主張の強い熱血漢で自分の若い頃を思わせる頑なな指向を持った人物である。彼曰く「自分は他の社員のミスが許せない」と言う。私は「人間は元々完璧でないから、相手に完璧は求めないほうがいい」と返した。すると彼は「自分はミスをした個人を攻めているのではなく、それを叱らない上司もどうかしている」と言う。

ガチンコでやっていると、どうしてもそうした気持ちになる。これは若い頃の自分がよく思っていたことである。私は自分の苦い思い出を踏まえてこう返した。「先日高校野球でバッターを打ち取るごとに、いちいちガッツポーズをやっていた投手が主審から注意を受けたが、君はどうしてだかわかるか?」と。

彼は一瞬怪訝そうな顔をしたので、私はこう続けた。「ガッツポーズは自分自身の勝利宣言であり、打ちとったバッターへの労わりがない。主審が彼に注意したことについて、時間のロスを理由にしていたが、その他にこのような意味がある」と。彼は数秒の間沈黙してから「そういう考えもあるのですね」と言った。彼の心の中に自分の言葉がどれほど響いたのかはわからない。

その後自分はこう彼に聞いた。「大相撲の高見盛や琴将菊らの立会いの前の気合を入れるパフォーマンスが何故許されるのか、君は考えたことがあるか?」と。自分は再び沈黙する彼にこう語った。「勝負師は自分に対して渇を入れる。そのパフォーマンスは戦う前だから許されることであって、戦って相手を倒してから雄叫びを上げることは慎まねばならない。増して自分が優勝した際の万歳などは自画自賛と取られかねない。相撲道では、土俵を割った相手を労って手を貸す。それと同じで君は負ける相手が居るから自分が勝ったという思いを忘れてはならない」と。

その後、車を運転していた彼はずっと沈黙したままだった。いつもの彼らしくない物怖じした対応に自分は少し戸惑った。それでも彼は会社の駐車場に着いてから自分にこう語った。「今日はありがとうございます。お疲れ様でした」と。あれから数日経ったが、彼との信頼関係が更に増したような気がする。自分はファイター(打ち合いを避けることなく、常に前に出て攻撃を重視するスタンス)を自認するが、彼もファイターである。ファイター同士の心情に往来するテレパシー、これは年齢を度外視して切に感じることである。そんな彼とはこれからも腹を割った話が出来そうである。

横町挨拶
自分は現役時代に、普通のサラリーマンではなかなか経験出来ないほどの修羅場を数多く乗り越えて参りました。定年退職間際の数年間においては、非常事態に追い込まれた際にどう立ち回ればよいか?を常に意識して、己の言動の正当性を問い、常に自問自答を続ける毎日でした。その経験がセカンドライフで活かされるのは願ってもないことと受け止めております。

けして自慢ではございませんが、自分は実生活でもブログでも多くの人物と決別して参りました。そう考えますと失ったものも大きいのですが、一方で得たものも大きいのです。ここで自分が人様から「多くの決別からあなたは何を得たのか?」と訪ねられればこうお答えします。「人間にとって完璧が在り得ないのと同様に、相性においてオールマイティは在り得ない。自分はオールマイティでない交流の中に、掛け替えのない人間関係を構築して参りました」と。自分はこのことについて少しも悔い入ることはございません。本日も最後までご覧頂きありがとうございました。


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