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宮城県塩竃市亀井邸
日本文化と西洋文化が融合(和洋折衷)した古き良き時代を偲ばせる気品と遊び心を兼ね備えた大正時代の建物、宮城県塩竃市亀井邸。
江戸時代に俳人、松尾芭蕉が泊ったとされる場所のそばに建つ邸宅
5月15日(土)に私はこの建物を訪れました。

この時代の建物は例外なく立派な門がありますが、この建物もそうでした。
純和風の落ち着いた門構えです。

石灯篭、庭木こういったものも大事な屋敷を造形する一員なんです。

二階の窓のガラス越しに見える四角い照明器具、そしてガラスに反射する庭木…古い日本家屋の素晴らしいところです。

庭木越しになりますが、左側が和風の本屋、右が離れの洋館です。

多種多様の庭木の中にはご覧のように熱帯植物、シュロの木もありました。お気づきと思いますがこの家は高台に建っているのです。
塩竃の市街地を見下ろすような立地条件です。この家が建った大正13年ころは高いビルもなかったので、眼下には塩竃港が見えたはずです。

それでは中に入ってみましょう。まず玄関に入って気づくのが床に張られたモザイクタイルです。今はこのような細かいタイルは流行りませんが、この時代のモダンな建物にはモザイクタイルが使われていたんですね。しかも幾何学模様が入っているのが面白い!

玄関の天井もご覧の通り、Rの付いた化粧天井は洋風建物を思わせます。この時代の洒落た建物の特徴ですが、上の床のモザイクタイルと併せて和洋折衷のスタンスが伺えます。

一階の廊下の突き当たりの円形の窓、この種の建物には遊び心が大切なんですね。日本的な風流なデザインと言えます。

離れの洋館から見た塩竃の街並み。この部屋を利用した人は眺めと日当たりのいいこの空間で至福の時を味わったのでしょう。ゆっくりと時間が過ぎゆく快適な空間で美味しいコーヒーが飲めそうです。そして大正ロマンとは何なのか?を教えてくれるような気がします。

これは二階の廊下から見た風景ですが、この時代のガラスはご存知の通り、ものを透して見ると歪んで見えるんですよね。私の生まれた実家もそうでした。(笑)

二階廊下から庭を見下ろすとこんな感じに見えます。この景観の作りだす雰囲気(日本情緒を楽しむ心の余裕)がたまりません。この庭を見ていると心も落ち着きます。今度は日本茶でも飲みましょうか?(笑)

大正ロマンに触れて心が落ち着いた週末でした。
亀井邸の場所です。(+印)JR仙石線、本塩竃駅下車、徒歩8分、塩竃神社のすぐ近くです。
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