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早春の太平洋が眩しく輝くとき私は大いなる至福を感じた。



東北の湘南と言われるいわき市を仕事で訪れた。血管のように張り巡らせた細い道、落葉樹の多い林、あ

ちこちに点在する竹やぶ、今まで仕事で東北各地を歩いたが、常磐の田舎はその他の地域とは全く違って

いた。

いわきという言葉の響きがいい。

朝の日差しに太平洋が光り輝く。そこには解放感と歴史を感じさせるDEEPな文化があった。

建設業という仕事柄、冬場はあまり好きでなかったが、今年の冬はあまりプレッシャーを感じなかった。


東北は南北に細長い。本州最北端の下北半島には開発の手が入っていない自然の厳しさ、寂寥感があった

が、この常磐地方は全く違っていた。古い民家のたたずまい、車がすれ違えないような細い道、点在する

祠(ほこら)狭い関東地方が近いせいか、かなり古くから拓けているような雰囲気がある。

農村部を毛細血管のように張り巡らされた道を見るにつけ、私は昔ながらのDEEPな文化を肌で感じていた。



仙台と比べて季節が2週間は違っていた。2月と言えど日差しはすっかり春だった。



シュロの木の街路樹が茂る町並みは港町の解放感があふれる。太平洋の恵みを受けた温暖な気候のため、

冬でも雪はめったに積もらない。これなら冬でもバイクに乗れるしゴルフもできる。

「こんな場所に住みたいものだ。」出張の日時が経つにつれ、私はそんなことを考えた。

植生もまったく違っていた。



今が2月であることをすっかり忘れていた。



青い空に庭木が映える。仕事で少し疲れた私だが、この風景を見たとき心は癒されてはずんでいた。



この日のいわきの空は青かった。この空の色のように私の心もまだまだ青春でありたい。



春の足音がはっきりと聞き取れた。



そしていつの間にか時間はゆったりと流れていた。



常磐スタイル



老後、沖縄や奄美に住みたいと思った。でもはっきり言って現実性に乏しいことだった。しかし常磐は違

う。ここは私の手の届くところにあるのだ。ここは老後に住みたい場所である。湘南スタイルという雑誌

があるが、常磐スタイルという言葉を私はあえて用いたい。
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